2021年3月22日(月)より、貸株サービスの配当金自動取得サービス・株主優待設定が長期保有条件付きの優待に対応いたしました。
ご利用しやすくなった当社の貸株サービスをぜひご利用ください。
対応内容
配当金自動取得サービス・株主優待設定で優先設定を「優待優先」としている銘柄で、長期保有条件付きの優待の銘柄の場合、長期保有の条件を満たすために優待の権利確定日だけでなく、企業が株主を確定するすべての株主権利確定日にも自動的に「一旦貸株から外す処理」を行います。
この対応により、長期保有の条件がある株主優待もご自身で権利確定日の都度、貸株から外す指示をしていただくことなく、優待権利を取得することができるようになります。
※「株主優待設定」のご利用にあたっては、ご留意事項を必ずご確認ください。
配当金自動取得サービス・株主優待設定とは
株式を貸出していても、株主優待・配当金の権利を自動で取得していただけるサービスです。
こんなお客様におすすめ
株式を貸し出すことで貸株金利を取得したいが、以下の点が不安なお客様におすすめのサービスです。
- 貸株をしていると配当金などの権利がとれない・・・?
- 貸株をしていると株主優待がもらえない・・・?
- 長期保有の優待がもらえなくなる・・・? (今回対応)
ご利用方法
当社に貸出している株式について、貸し出したまま、権利を取得するためには、
取得したい権利に応じて、これらのサービスをご利用ください。
- 配当金自動取得サービス
配当金の権利を取得したい場合にご利用ください。 - 株主優待設定
株主優待の権利を取得したい場合にご利用ください。
配当金自動取得サービス
ログイン後、「貸株サービス」>「貸株残高・指示」の「配当金自動取得サービス・株主優待設定」から、「配当金自動取得サービス」にて「契約する」を選択してください。
- 配当金自動取得サービスを契約されますと、銘柄ごとに指示することはできません。
- 配当金自動取得サービス利用率として貸株金利より0.05%が差し引かれます。
株主優待設定
一括自動取得設定と銘柄別の設定が可能です。
一括自動取得設定の場合
ログイン後「貸株サービス」→「配当金自動取得サービス・株主優待設定」から設定可能です。こちらの設定で、新規に買い付けた銘柄のデフォルトを設定できます。株主優待権利を取得したい場合、「非貸株数量を0とし、優先設定を優待優先」としてください。
銘柄別の設定の場合
ログイン後「貸株サービス」→「残高・指示・通帳・明細」で「貸株残高・指示」から個別銘柄ごとに以下の貸株数量指示の選択肢から設定できます。
こちらも同様に株主優待権利を取得したい場合、「非貸株数量を0とし、優先設定を優待優先」としてください。
本設定で、指示の内容と取得できる権利の対応表は以下です。
「〇」が今回対応部分です。
指示した内容と取得できる権利の簡易表
〇: 取得できるもの
×: 取得できないもの
△: 一部、もしくは一定期間のみ取得できるもの
貸株数量指示 | 配当金 | 配当金相当額 | 貸株料(貸株金利) | 株式分割などの権利 | 株主優待 | 株主総会の議決権 | 一定期間株式を所有することで得られる権利 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
非貸出数量を0とし、貸株金利優先 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × |
非貸出数量を0とし、優待優先 | △ | △ | △ | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
貸出対象をOFF | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
非貸出数量を入力 | △ | △ | △ | 〇 | △ | △ | △ |
長期保有条件のある株主優待とは?
メリットとは?
「〇年以上」等の継続保有により、優待内容がよりお得やより条件が良いものとなる株主優待です。権利取得のためには、企業が設定した期間において、連続して株主として権利を獲得する必要があります。
株主優待がある銘柄約1,500銘柄の内、約550銘柄が長期保有条件の株主優待です。
(マネックス証券調べ:2021年3月8日時点)
例)エイベックス(7860)
「3年以上5年未満継続保有」「5年以上10年未満継続保有」「10年以上継続保有」の継続保有期間に応じて、割引販売の割引比率が大きくなります。
出所:マネックス証券ウェブサイト 2021年3月8日時点
権利取得の違いによる例)300株を3年間保有
A. 各優待月のみ、保有して権利確定した場合
優待月に保有しているため、(1)優先予約と(2)割引販売10%が取得できます。
ただし、優待月以外の権利日で保有を行っておらず、継続的に保有しているとみなされないため、継続保有条件を満たすことができません。
B. 継続保有により、各優待月以外も継続して権利確定した場合
(1)優先予約と(2)割引販売10%が取得できることに加え、継続的に保有しているとみなされるため、継続保有の条件を満たす3年目以降から(2)割引販売が20%になり、同じ株数の保有でより魅力的な優待を得ることができます。
3月22日以降は、株主優待設定で優待権利をとる設定をしていただくことで、継続保有条件も満たすことが可能になり、長期保有の場合のメリットも逃さず得ることができるようになります。
ご留意事項
本対応時および株主優待設定のご留意事項についてご説明いたします。
移行時のご留意事項
株主優待設定で「非貸株数量を0とし、優先設定を優待優先」としている銘柄がある場合、3月22日(月)から長期保有によるメリットがある優待の銘柄が管理確定日より貸株残高から外れるようになります。
なお、それ以前に長期保有条件の判定が行われた各権利確定日は対象外となります。
常に権利取得は不要で、貸株金利を優先したい場合は、3月22日(月)16:30頃までに貸株残高指示画面より、「優先設定を貸株金利優先」等をご選択ください。
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