投資信託などの金融商品の裏側では、お客様の資産をお預りし、運用者がさまざまな手法を使って運用しています。今回は、おまかせ運用「ON COMPASS」が採用している「クオンツ運用」をご紹介します。もうひとつの代表的な手法「ジャッジメンタル運用」との違いもご説明しています。
日々進化を続ける資産運用の手法
あらゆる分野で技術や理論の発展が著しい昨今ですが、資産運用業界においても同様に日進月歩で進化しています。その一例として、確率や統計などの数学的な手法を使ってリターンやリスクを分析する、金融工学と呼ばれる学問が発展してきました。そこから生まれた理論の中には資産運用の教科書で必ず取り上げられるほど有名なものもありますし、その実績によってノーベル経済学賞を受賞した研究者もいるほどです。
理論的な発展だけでなく、テクノロジーが運用を手助けしているものもあります。最近ではAI技術を使った運用なども聞かれるようになりました。このような理論やテクノロジーの発展が資産運用の手法を常に進化させているのです。
代表的な運用手法について
数理モデルを駆使したクオンツ運用とは
まず、金融工学を活用したクオンツ運用と呼ばれる手法があります。GDP成長率・金利水準・為替レートや過去の資産ごとの値動きなどの膨大なデータを収集し、それぞれの運用会社独自の運用モデルに従い、機械的に分析した結果に基づいて投資判断を行います。
このように機械的な投資が主体となるため、人間の感情による判断を排して、モデルに沿ったロジカルな運用を行うことができます。実際に、クオンツ運用の商品は年金など巨額の資金を動かす機関投資家も多く採用しています。
一見、クオンツ運用は機械的で万能なものにも思えますが、モデル構築の参考にするデータはあくまで「過去」のものであるため、不測の事態が発生すると対応が難しいという側面もあります。
伝統的なジャッジメンタル運用とは
クオンツと対比される運用手法に、ジャッジメンタルという伝統的な手法があります。優れた運用者が長年の経験や分析などを基に定性的に判断を下し、銘柄を絞って投資することで高い運用成果を生み出すことを目指す手法です。
ジャッジメンタル運用の中には、運用者が株主として企業の経営陣と直接面談を行い、経営や資本政策について意見交換することもあります。そこから感じ取ることのできた経営陣の人柄や考え方といったものまでも、判断の材料にする場合もあります。ジャッジメンタル運用においても市場のデータを確認することはありますが、感覚や人物評価なども参考にする点は大きな特徴と言えるでしょう。
一方で、ジャッジメンタル運用では特定の人物がいなくなると実績の確保が難しいというキーマンリスクがつきまといます。このキーマンリスクを低減させるため、チームでの運用体制を敷くなど工夫を行っているファンドもあります。
ON COMPASSはクオンツ運用を採用
ON COMPASSでは、MSVキャピタルマーケットモデルという高度な金融工学に基づいたモデルを使ったクオンツ運用を行っています。運用担当者が変わっても、基本的にはこのモデルに基づいて運用を行うため、方針が180度変わってしまうということはありません。一貫性のある運用方針で、ON COMPASSは長期運用を行っています。
一貫性を持ちつつ、日々データを研究しテクノロジーを活用することで、より良いリターンの獲得とリスク管理ができるようモデルを進化させ続けています。
運用手法は大きく分けてジャッジメンタル運用とクオンツ運用に分けられ、それぞれに特徴があります。ON COMPASSではクオンツ運用を採用しており、人間の感情に左右されることなく投資が実行されます。また、運用方針の一貫性を維持し、長期間にわたって安心してお金を預けてもらえるような運用を目指しています。
出典:ON COMPASS(マネックス・アセットマネジメント株式会社)のウェブサイト
MAGAZINE 「ON COMPASSが採用するクオンツ運用って?」
ON COMPASSのご紹介
ON COMPASSは、リスク管理に徹底的にこだわり、資産運用プランの作成からゴール達成まで全てサポートしてくれるおまかせ運用サービスです。お客様の代わりに専門家が運用します。感情に左右されることなく、投資を行うことができます。
難しい投資知識や手間のかかる商品の売り買いは一切不要です。リスクが気になる方や初めて投資をする方にもピッタリのサービスです。
無料体験は簡単な質問に答えるだけで、お客様の目標に向かって毎月の積立額を算出することができます。ぜひ無料体験をお試しください。
ON COMPASSについて詳しく知りたい方は、「ON COMPASSのページ」をご確認ください。