2018年は高値でスタートした日経平均でしたが、アメリカでの経済状況に影響を受け、今年も大きな変動がありました。それを踏まえて2019年はどのような相場展開となりそうでしょうか。相場のプロ3名に、展望をお伺いしました。
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株式会社 武者リサーチ 代表
武者 陵司 氏
1949年長野県生まれ。1973年横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券に入社。
1988年大和総研アメリカでチーフアナリストとして米国のマクロ・ミクロ市場を調査。1997年ドイツ証券調査部長兼チーフストラテジスト、2005年ドイツ証券副会長を経て、2009年株式会社武者リサーチを設立。
ひたすら調査をしレポートを書き、現役最長記録を更新すること
株式会社インベストラスト 代表取締役
福永 博之 氏
勧角証券(現みずほ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。同社経済研究所チーフストラテジストを経て、現在、投資教育サイト「itrust(アイトラスト)」を運営し、セミナー講師を務めるほか、毎日マーケットコメントを発信。また、大前研一氏のビジネス・ブレイクスルー大学資産形成力養成講座の講師を務める。
乗馬(過去に2回しか乗ったことがありません)
ラジオNIKKEI 記者
和島 英樹 氏
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)、株式新聞社(現モーニングスター)を経て、2000年より現職。トップインタービューは延べ1000社以上。株式情報番組「マーケットプレス」キャスター。東証記者クラブ・デスク。日経マネーや週刊エコノミストなどへの寄稿も多数。
株式市場にはまったく関係がないが、バードウォッチングに本格的に挑戦したい。冬場は木の葉が落ちて、小鳥が見えやすい季節。ミソサザイという鳥を偶然見てから、少しずつ興味が湧いている。最近はエナガがお気に入り。ただ、双眼鏡でピントを合わせるのはなかなかに難しい。寒い中で鳥の姿を追うのは、ストレス解消にもなる。趣味は「バードウォッチング」といえるようになりたい。
2019年 日経平均とTOPIXの予想レンジ
日経平均 | TOPIX | |||
---|---|---|---|---|
予想レンジ | 2019年末 | 予想レンジ | 2019年末 | |
武者陵司氏 | 21,000~ 30,000円 |
30,000円 | - | - |
福永博之氏 | 19,200~ 26,500円 |
26,000円 | 1,450~ 1,950ポイント |
1,950ポイント |
和島英樹氏 | 19,000~ 23,500円 |
23,000円 | 1,450~ 1,750ポイント |
1,700ポイント |
※武者氏はTOPIXの予想をしておりません。
武者 陵司 氏:株高の条件が整う日本経済、新元号が号令に
依然株式市場を覆う霧が晴れないが、長期上昇相場は続いている、との見方を変える必要はないのではないか。この間の株価の意表をついた下落、著しく高いボラティリティーによりリスクテイカーは大きなダメージを受けている。だから株価回復は・・・
福永 博之 氏:日本株は2018年3月の安値を割り込めば下降トレンドも視野に
2018年は上下動の激しい年でした。日経平均株価は1月23日に24,124円をつけるなど順調に値上がりしましたが、そのあと急落に見舞われ、3月26日には20,347円をつけるなどおよそ2ヶ月で3,800円弱も値下がりする展開となりました。その後反発に向かいましたが・・・・
和島 英樹 氏:2019年日経平均は前半に安値1万9000円、後半に2万3500円予想
2019年の株式市場は、前半は上値の重い展開が想定される。後半については外部環境の動向次第だが、戻りを試す展開を想定している。ポイントは企業業績と需給動向にあるが、業績の前提である外部環境は・・・