わかりやすい取引判断は、株式投資を楽しく感じる要因の1つです。
例えば、「日経平均株価やTOPIXなどの指数が上がっている時に買うと利益がでる。」もしくは「指数が下がっている時に買うと利益がでる。」など、取引判断が相場の方向性だとどうでしょうか。わかりやすいと思いませんか?そんなわかりやすい商品が、指数連動型ETFです。
本コンテンツでは、指数連動型ETFのレバレッジ(ブル)型と、インバース(ベア)型の特徴をわかりやすく説明いたします。ぜひ、お取引にご活用ください。
本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。
また、ブル型・ベア型ETFの値動きはそれらのETFの運用で目指している値動きをする前提で記載しています。
ETFの運用状況によっては、上記記載のような値動きにならないことがありますのでご注意ください。
レバレッジ(ブル)型とインバース(ベア)型の違いを知ろう!
レバレッジ(ブル)型ETFとは
手持ちの資金の何倍もの取引が可能になることを「レバレッジ」と言います。
レバレッジ型ETFとは、日経平均株価やTOPIXなどのベンチマーク(基準となる指数)の変動率に対して、2倍や3倍の変動率で上下するレバレッジ・インデックスに連動するETFです。
例えば、下の図のようにNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)(略称:日経平均レバレッジ)は日経平均株価の騰落率(変動率)の2倍の値動きをします。
そのため、日経平均株価が前日比2%上昇した場合、日経平均レバレッジ(1570)の株価はその2倍の4%上昇します。しかし、日経平均株価が前日比2%下落した場合も同様に騰落率の2倍、つまり前日比4%下落するので注意が必要です。
「ベンチマークの騰落率(変動率)の●倍の値動きをする」、これがレバレッジ(ブル)型ETFの特徴です。
※日経平均レバレッジ(1570)の連動指数である日経平均レバレッジ・インデックスは、「日々の日経平均株価変動率の2倍」になるように設計されています。
以下記載の<対象指標の特長と留意事項>と<ファンドが対象とする指数の値動きについて>を併せてご確認いただきますようお願いいたします。
赤:日経平均株価
青:Next Funds 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)の市場価格
(出所)2018年10月12日時点でマネックス証券作成
日経平均レバレッジ(1570)について
銘柄コード | 銘柄名 | 対象指標 | 商品概要 |
---|---|---|---|
1570 | Next Funds 日経平均レバレッジ・ インデックス連動型上場投信 |
日経平均レバレッジ・ インデックス |
野村アセットマネジメント ウェブサイト |
対象指標の特徴と留意事項
- 日経平均レバレッジ・インデックスは、日々の騰落率が日経平均株価の騰落率の2倍として計算された指数です。したがって、日経平均レバレッジ・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2営業日以上離れた日との比較においては、一般 に「2倍」とはならず、差(ずれ)が生じますのでご注意ください。
2営業日以上離れた期間における日経平均レバレッジ・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率の2倍との差(ずれ)は、当該期間中の日経平均株価の値動きによって変化し、プラスの方向にもマイナスの方向にもどちらにも生じる可能性がありますが、一般に、日経平均株価の値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。また、一般に、期間が長くなれば長くなるほど、その差(ずれ)が大きくなる傾向があります。
したがって、NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(日経レバレッジ指数ETF)は、一般的に長期間の投資には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品です。 - 実際のファンドの基準価額は、信託報酬等のコスト負担や追加設定・一部解約の影響、日経平均の値動きと日経平均先物の値動きの差異の 影響などにより、運用目標が完全に達成できるとは限りません。 また、ファンドの市場価格は、取引所における競争売買を通じ、需給を反映して決まります。したがって、市場価格は基準価額とは必ずしも一致するものではありません。
野村アセットマネジメント NEXT FUND 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信マンスリーレポート(9月28日)より引用
インバース(ベア)型ETFとは
インバース(ベア)型ETFは、レバレッジ(ブル)型ETFと逆方向の値動きをします。
つまり、日経平均株価やTOPIXなどのベンチマーク(基準となる指数)が上昇した場合、インバース(ベア)型ETFの価格は下落します。
インバース(ベア)型ETFの1つに、NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)(略称:日経平均インバース)があります。
日経平均インバースは、「日経平均株価の騰落率×マイナス1倍」を日々の騰落率(変化率)として計算されます。つまり、日経平均株価が上昇すると日経平均インバースは同じ騰落率分下落します。
※日経平均インバース(1571)の連動指数である日経平均インバース・インデックスは、「日々の日経平均株価変動率の1倍」になるように設計されています。
下記記載の<対象指標の特長と留意事項>と<ファンドが対象とする指数の値動きについて>を併せてご確認いただきますようお願いいたします。
赤:日経平均株価
青:Next Funds 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)の市場価格
(出所)2018年10月12日時点でマネックス証券作成
日経平均インバース(1571)について
銘柄コード | 銘柄名 | 対象指標 | 商品概要 |
---|---|---|---|
1571 | NEXT FUNDS 日経平均インバース・ インデックス連動型上場投信 |
日経平均インバース・ インデックス |
野村アセットマネジメント ウェブサイト |
対象指標の特徴と留意事項
- 日経平均インバース・インデックスは、日々の騰落率が日経平均株価の騰落率の-1(マイナス1)倍として計算された指数です。したがって、日経平均インバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率とは、2営業日以上離れた日との比較においては、一般に「-1倍」とはならず、差(ずれ)が生じますのでご注意ください。
2営業日以上離れた期間における日経平均インバース・インデックスの騰落率と日経平均株価の騰落率の「-1倍」との差(ずれ)は、当該期間中の日経平均株価の値動きによって変化し、プラスの方向にもマイナスの方向にもどちらにも生じる可能性がありますが、一般に、日経平均株価の値動きが上昇・下降を繰り返した場合に、マイナスの方向に差(ずれ)が生じる可能性が高くなります。また、一般に、期間が長くなれば長くなるほど、その差(ずれ)が大きくなる傾向があります。
したがって、NEXT FUNDS日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(日経インバース指数ETF)は、一般的に長期間の投資には向かず、比較的短期間の市況の値動きを捉えるための投資に向いている金融商品です。 - 実際のファンドの基準価額は、信託報酬等のコスト負担や追加設定・一部解約の影響、日経平均の値動きと日経平均先物の値動きの差異の影響などにより、運用目標が完全に達成できるとは限りません。 また、ファンドの市場価格は、取引所における競争売買を通じ、需給を反映して決まります。したがって、市場価格は基準価額とは必ずしも一致するものではありません。
野村アセットマネジメント NEXT FUND 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信マンスリーレポート(9月28日)より引用
レバレッジ(ブル)型とインバース(ベア)型のメリット
現物取引でも、価格の変動率を高めて取引することができる!
株式取引の場合、レバレッジをかける(手元資金の最大3.3倍の資金で取引する)には信用取引を行う必要があります。しかし原資産(ベンチマーク)の変動率2倍もしくは3倍のETFに投資をすることで、現物取引にも関わらず、信用取引と同じようにレバレッジをかけることが可能です。
現物取引でも、相場が下落時に利益が狙える!
「相場が下落時に利益を得られる」取引手法として、信用取引と先物取引の「空売り」があります。 現物取引では、株価が購入価格より上昇しない限り利益を出すことは出来ません。 しかし、インバース(ベア)型のETFを購入することで、ベンチマークとなる指数が下落している時に、利益を出すことが可能です。 さらに、信用取引では投資金額以上の損失を出してしまう可能性がありますが、現物取引のインバース(ベア)型ETFは空売りと同じ効果があっても損失は投資金額の範囲内です。
マネックス証券のETF銘柄ランキング
順位 | 銘柄コード | 銘柄名 | 対象指数 | 連動指標 |
---|---|---|---|---|
1 | 1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 株式 (その他) |
2 | 1357 | NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 株式 (その他) |
3 | 1475 | iシェアーズ TOPIX ETF | TOPIX(東証株価指数) | 株式 (その他) |
4 | 1482 | iシェアーズ 米国債7-10年 ETF(為替ヘッジあり) | FTSE米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース) | 債券 |
5 | 1657 | iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本) ETF | MSCIコクサイ指数 (国内投信用円建て) |
株式 (その他) |
6 | 1496 | iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF(為替ヘッジあり) | Markit iBoxx米ドル建てリキッド投資適格指数(TTM円ヘッジ付き) | 債券 |
7 | 1658 | iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF | MSCIエマージング・マーケッツIMI指数 (国内投信用 円建て) |
株式 (その他) |
8 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 株式 (その他) |
9 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経225 | 株式(その他) |
10 | 1476 | iシェアーズ Jリート ETF | 東証リート指数 | 不動産 |
※マネックス証券が取扱うETF銘柄のうち、2018年9月3日から10月3日の間で取引者数が多い上位10銘柄を表示しています。
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