米国株の代表的な指数である「NYダウ工業株30種平均」は、1993年から2018年の25年間で約6.2倍と、日経平均株価より高いパフォーマンスを出しています。
様々な金融商品や取引の中で、特に信用取引や米国株、FXのような難しいイメージがある金融商品や取引は自分には向いていないと思う方が多いのではないでしょうか?
当コンテンツでは、米国株のコツや、向いている方の特性をご紹介します。
米国の代表的な株価指数「NYダウ工業株30種平均」は25年で約6.2倍
NYダウ平均、日経平均(ドルベース/円ベース)の変化率を1993年から2018年までの過去25年で比較すると、日経平均はアベノミクス以降の上昇が記憶に鮮明ですがITバブル崩壊、リーマンショックなどを経験しながらも復活する米国株の力強さが目立ちます。
【商品別(信用取引・米国株・FX)投資スタイル】
信用取引 | 米国株 | FX | |
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好きな商品 | 日本株 | 米国株 | 為替 |
リスク | とりたい | あまりとりたくない | とりたい |
銘柄選び | 得意 | 得意 | 不得意 |
取引時間 | 日中 | 夜間 | 24時間 |
※米国では、3月第2日曜日から11月第1日曜日までサマータイム(夏時間)が実施されます。
中・長期投資でコツコツ資産を増やしたい方
米国株と日本株の違いの1つに、ボラティリティ(価格の変動率)があります。以下の値動きのイメージ図のように、日本株はボラティリティが高い一方で、米国株はボラティリティが日本株に比べて低く、ゆっくり上昇する傾向があります。
短期の取引ではなく、中・長期の取引でゆっくりコツコツと資産を増やしていきたい方に米国株取引が向いているかもしれません。
掲載されている見解は当資料作成(2017年8月)時点のものであり、将来の. 市場環境の変動等を保証するものではありません。
少しの資金で取引がしたい方
日本株取引では100株単位での売買が基本ですが、米国株取引は1株単位から売買が可能です。
例えば、家庭用品大手の花王(4452)の場合、株価は8,000円(2019年1月7日終値)なので100株買付する時に80万円の資金が必要です。
米国株で同じ家庭用品大手のP&G(PG)の場合はどうでしょうか?
P&G(PG)の株価は92.49ドル(2019年1月4日終値)で、為替が1ドル108円とします。
米国株は1株から買付が可能なので、92.42ドル×108円=9,982円と、必要資金は約1万円です。
このように米国株は日本株と比べて資金ハードルが低いことが特徴です。
多額を投資するのに抵抗がある方や少額から始めたい方に向いているかもしれません。
高配当で安定的に手持ち資金を増やしたい方
日本企業 | ||
---|---|---|
銘柄名(銘柄コード) | 配当利回り(%) | 株価(円) |
日産自動車(7201) | 6.06 | 906 |
SUBARU(7270) | 5.76 | 2,497 |
日本たばこ産業(2914) | 5.57 | 2,691 |
米国企業 | ||
---|---|---|
銘柄名(ティッカー) | 配当利回り(%) | 株価(ドル) |
センチュリーリンク(CTL) | 13.34 | 16.19 |
フランクリン・リソーシズ(BEN) | 12.88 | 30.66 |
エル・ブランズ(LB) | 9.02 | 26.6 |
2019年1月16日時点
(出典)bloombergを基にマネックス証券作成
上記図では、日本企業と米国企業の配当利回りを比較しています。
ご覧のとおり、日本企業と米国企業では米国企業のほうが配当利回りが高い傾向があります。更に日本では配当金を年2回出す企業が多いですが、米国では四半期配当が主流のため、年4回の配当金を得られます。
この米国企業の特長を生かし、米国株の銘柄を上手に分散することで、毎月配当金を得るポートフォリオの作成も可能です。
高配当で安定的に配当金を得て、手持ち資金を増やしたい方は、米国株取引に向いているかもしれません。
米国株をはじめるには
米国株取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。