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富裕層の注目する「サステナブル投資」とは

富裕層の注目する「サステナブル投資」とは

「これからの投資の重要テーマ『SDGs』を学ぶ」と題して、シリーズでSDGsをご紹介するコンテンツの第5弾です。今回は「サステナブル投資」を解説いたします。サステナブルとは「持続可能」という意味です。

以下の文章、図表はUBSアセット・マネジメントの提供を受けています。

SDGsとサステナブル投資

サステナブル投資とは

サステナブル投資とは、持続可能な社会への貢献に寄与する、以下のような企業に投資することです。詳しくは以下のページをご確認ください。

第1回 これからの投資の重要テーマ「SDGs」を学ぶ

第1回 これからの投資の重要テーマ「SDGs」を学ぶ

環境
(Environment)
CO2の排出量削減など環境にやさしい取り組みを行っている企業
社会
(Social)
貧富の差の縮小や女性の社会進出支援などに配慮した経営を行っている企業
ガバナンス
(Governance)
独立社外取締役の採用などで不祥事を起こさない仕組みや資本効率に配慮した経営を行う企業

富裕層がサステナブル投資に注目しています

UBSグループ調査によると、富裕層(純投資可能資産100万米ドル〈=約1.1億円〉以上)は全体で見ると投資可能な資産の36%をサステナブル投資に充てています(図1)。中でも注目されるのは、投資可能資産が多い富裕層ほどサステナブル投資への配分を高めているという点です。投資可能資産5,000万米ドル(約55億円)以上の超富裕層を見ると、実に投資可能資産の半分以上をサステナブル資産へ投資していることが伺えます。
また、富裕層の半数がサステナブル投資は伝統的資産に投資するよりも高いリターンが期待できると考えており、保有資産が多いほど概ねその割合が高くなる傾向が見られます(図2)。

富裕層ほど、サステナブル投資の割合が高い

(図1)富裕層のサステナブル資産への投資配分(投資可能資産規模別)

富裕層はサステナブル投資のパフォーマンスに期待

(図2)サステナブル投資のパフォーマンスが伝統的資産を上回ると考える富裕層の割合(投資可能資産規模別)

(注) UBSグループより。100万米ドル以上の投資可能資産を持つ世界10ヵ国(ブラジル、中国、ドイツ、香港、イタリア、シンガポール、スイス、UAE、英国、米国)の富裕層5,300人に対するアンケート調査。調査時期:2018年6月~8月。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません。

UBSアセット・マネジメント資料よりマネックス証券作成

欧州での良好な運用結果

サステナブル投資はもともと欧州を中心に拡大してきた歴史があります。では実際にサステナブル投資のパフォーマンスはどうなのか、先行する欧州の例を見てみましょう。

サステナブル投資指数と代表的な株価指数のパフォーマンス比較

スイス(2015年5月時点を100(基準)とした、その後のパフォーマンス)

英国(2011年5月時点を100(基準)とした、その後のパフォーマンス)

ユーロ圏(2010年5月時点を100(基準)とした、その後のパフォーマンス)

リフィニティブよりUBSアセット・マネジメント作成。スイスのサステナブル指数はMSCI Switzerland IMI Extended SRI 5% Issuer Capped Index、代表的指数はMSCIスイスIMI Index、期間2015年5月末~2019年1月末、英国のサステナブル指数はMSCI UK IMI Extended SRI 5% Issuer Capped Index、代表的指数はMSCI UK IMI Index、期間2011年5月末~2019年1月末、ユーロ圏のサステナブル指数はMSCI EMU SRI 5% Capped Index、代表的指数はMSCI EMU Index。期間2010年5月末~2019年1月末。基点を100として指数化、ネット、現地通貨ベース。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません。

UBSアセット・マネジメント資料よりマネックス証券作成

上の図は、スイス、英国、ユーロ圏のサステナブル指数(MSCIワールドSRI 5%イシュアー・キャップド・インデックス)と親指数(MSCIワールド指数)の比較です。いずれの市場でも長期で見るとサステナブル指数が親指数を上回る傾向が見られます。この背景には、欧州でサステナブル投資への関心が非常に高いことが挙げられます。投資に際してサステナブルの観点を考慮して投資対象を選別していることが、欧州におけるサステナブル指数の良好な運用成果につながっていると考えられます。

サステナブルへの関心が世界的に高まっています

下の図は、国連責任投資原則(PRI)へ署名する運用機関数(右軸)とその運用資産総額推移(左軸)のグラフです。PRIへの署名は、運用機関がESGへの取り組みを投資を通じて全うすることを宣言するものであり、その登録運用機関数は年々増えています。グラフを過去5年(2013~2018年)で見ると、運用資産残高は2.4倍に拡大しています。

(注) 国際連合、経済産業省よりUBSアセット・マネジメント作成。2018年11月21日時点。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません

UBSアセット・マネジメント資料よりマネックス証券作成

サステナブル企業の例

丸井グループとマイクロソフト社は世界的な株価指数算出会社であるMSCIのサステナブル関連指数に含まれています(2019年2月末時点)。過去5年間の株価の動きを見ると、両社ともに自国の代表的な業種別株価指数を大きく上回る推移となっています。

サステナブル企業例 1 :丸井グループ

過去5年の丸井グループと東証小売業株価指数の推移

(2014年2月時点を100(基準)とした、その後のパフォーマンス)

丸井グループのサステナブルに関する主な取り組み

丸井グループよりUBSアセット・マネジメント作成。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません。

丸井グループ、厚生労働省よりUBSアセット・マネジメント作成。配偶者の出産と育児休暇の取得年度がずれる場合があるため2018年3月期は100%を超過。記載されている個別の銘柄・企業名について、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません。

  • バリューチェーン全体のCO2排出を削減
  • 不要になった衣料品などを下取りして再利用
  • 使用頻度が低いドレスなどをシェアリングできるサービスを開始
  • 男性の育児休暇取得率が90%超(2017年)

サステナブル企業例 2 :マイクロソフト

過去5年のマイクロソフトとS&P500情報技術指数の推移

(2014年2月時点を100(基準)とした、その後のパフォーマンス)

マイクロソフト社のサステナブルに関する主な取り組み(2018年)
  • 世界のNPOに対して14億米ドル相当のソフトウェアとサービスを寄付
  • 494校、16,000人の高校生に対してコンピューター・サイエンスの講座を提供
  • マイノリティ、障害者、退役軍人、女性の事業者に対して30億米ドルを投資
  • カーボンニュートラルを達成(2012年以降、連続)
  • 2018年にリリースした新製品のパッケージ重量を20%削減
  • 2022年までに、米国の地方に住む200万人以上にブロードバンドインターネット環境を整備

マイクロソフトよりUBSアセット・マネジメント作成。上記は過去のものであり、将来の動向を示唆、保証するものではありません

上記は情報提供を目的としてUBSアセット・マネジメントが作成したものであり、特定の投資信託・生命保険・株式・債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■上記は各種の信頼できると考えられる情報源から作成されておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■上記に記載されている今後の見通し・コメントは、作成日現在のものであり、事前の予告なしに将来変更される場合があります。■上記のグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■上記のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。(2019年7月作成)

UBSアセット・マネジメント資料よりマネックス証券作成

ファンドのご紹介

UBS MSCI先進国ESG株式インデックス・ファンド

本コンテンツを提供するUBSアセットマネジメントは、サステナブル投資への取り組みのひとつとして、以下のファンドを設定しています。

UBS MSCI先進国ESG株式インデックス・ファンド(愛称:みらいゲート・先進国ESG)

ノーロード つみたてOK 100円積立 NISA
  • 主としてETFへの投資を通じて、MSCI ワールド SRIロー・カーボン・セレクト 5% イシュアー・キャップド・インデックスに概ね連動する投資成果を目指して運用を行います。
  • 同インデックスは、先進国の環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の観点で評価が高い世界の企業の株式の中から、持続可能な社会構築のため特定のビジネスに関与する企業を除外し構成されます。

「みらいゲート・先進国ESG」について詳しく知る

(UBSアセット・マネジメントのウェブサイトに遷移します)

「SDGsを学ぶ」バックナンバー

マネックス証券では、重要なテーマとしてSDGsを解説してきました。
以下のページで過去ご紹介したコンテンツをご覧になれます。

重要テーマ「SDGs」

UBS MSCI先進国ESG株式インデックス・ファンドの取引に関する重要事項

<リスク>

当ファンドは、主に値動きのある国内外の株式を実質的な投資対象としています。当ファンドの基準価額は、有価証券の値動き等や為替相場の変動等の影響により上下するため、元本損失が生じることがあります。当ファンドは、投資元本及び分配金の保証された商品ではありません。

<手数料・費用等>

当ファンドご購入の申込手数料および換金時に直接ご負担いただく信託財産留保額はかかりませんが、当ファンドの保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して年率0.4345%程度(税込)を乗じた額の信託報酬のほか、純資産総額に対して年率0.1%相当額を上限とする監査法人等に支払うファンド監査に係る費用等がかかります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。

<その他>

投資信託の購入価額によっては、収益分配金の一部ないしすべてが、実質的に元本の一部払い戻しに相当する場合があります。投資信託の収益分配金に関しては、以下をご確認ください。
投資信託の収益分配金に関するご説明
当ファンドご購入の際には、当社ウェブサイトに掲載の「目論見書補完書面」「投資信託説明書(交付目論見書)」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。