あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
2018年は、米国の金利上昇や米中の貿易戦争に伴うボラティリティの高まりなど、マーケットには波乱とトレーディングチャンスが溢れた1年となりました。一方で、豪雨や地震など数多くの災害が大きな被害をもたらしており、被災された皆さまの、一日も早い生活の復興を願ってやみません。マネックスポイントを通じた、平成30年7月豪雨災害義援金、平成30年北海道地震災害義援金へのご寄附にご協力いただきましたお客様に、改めて感謝申し上げます。
私たちは、長期投資をしていくためにも、トレーディングをするためにも、市場の長期的な方向性がどこに向かっていくのか、その中で私たち個人投資家がいかに考えて行動すべきか、などを考える「投資の知恵」が極めて重要であると考えています。
私たちは昨年も、以下に挙げるような様々なサービスの開発や導入に取り組みましたが、先に申した「投資の知恵」を考え、お客様皆様と共有していくことにも、引き続き力を入れていきたいと存じます。
2018年の主な当社の取り組み:
- 日本株投資における銘柄選びの相棒、マネックス「銘柄スカウター」が3度にわたるアップデート
- FX PLUSの大幅なスプレッド縮小
- AIがFXのトレード技術向上を支援する「トレードカルテFX(トレカル)」の提供を開始
- 主要オンライン証券唯一の米国株スマートフォンアプリと米国株ウェブに、板情報、ランキング機能、英語ニュース情報を追加
- 日本株取引ツール「トレードステーション」に大手オンライン証券初、ツールへのアルゴ・音声注文機能を搭載
- スマートフォン向け「マネックス証券アプリ」リリース
- 今日の投資に効く投資情報メディア「マネークリップ」のスタート
2017年10月に当社グループは第二の創業を宣言し、昨年10月には中長期的な経営戦略として、「グローバル・ヴィジョンⅢ」を掲げました。ブロックチェーン、機械学習(AI)など、テクノロジーの進化は凄まじい速さで起きており、「グローバル」「個人」「新技術」というキーワードで新しい時代の金融を再定義し、新しい金融、いや新しい個人経済活動サポート産業を、マネックス証券を含めグループ一丸となって創造してまいります。
グループ会社のマネックスクリプトバンク株式会社が運営する情報メディア「マネックス仮想通貨研究所」では、仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンに関する最新情報を扱う他、所長を務める当社チーフ・アナリストの大槻奈那がテーマ解説レポートを提供するなど、マネックスグループ全体で仮想通貨(暗号資産)への取り組みも強化しています。
マネックス証券が創業20周年を迎える2019年。変化する時代や台頭する新技術を背景に、お客様が望まれていることに真摯に向き合い、より一層社員ひとりひとりが想像力と好奇心を働かせ、お客様と双方向でコミュニケーションするという原点に立ち返ってまいります。
新たにグループ会社となったコインチェック株式会社ともども、お客様の声を最大の指針とし、お客様と共に歩み、新規性、創造性に富んだ金融サービスを追求してまいります。
本年もマネックス証券を何卒よろしくお願い申し上げます。
平成31年元旦
マネックス証券株式会社 代表取締役社長