投資の達人から秘訣を教わりたい、そのように考えている方も多いのではないでしょうか。現役の医師として激務を続けながら投資で好成績をあげ、ツイッターで4万人以上のフォロワーを持つ個人投資家「インヴェスドクター」氏に投資の秘訣をインタビューしました。インタビュー第2弾のテーマは「現役ドクター投資家の銘柄選びの方法とは?」です。
インタビュー第1弾「現役ドクターが投資で好成績をあげる秘訣とは?」
インタビュー第1弾「現役ドクターが投資で好成績をあげる秘訣とは?」
本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。
個人投資家
インヴェスドクター 氏
日本株の運用で10億円達成を目指す現役の勤務医。2008年に600万円で株式投資を始め、途中1150万円入金し、現在は約4.5億円を運用。高配当利回り・低PBR銘柄を好みつつ、バリュー・グロース株が共存したポートフォリオ形成を心がけている。
ツイッターアカウント:https://twitter.com/Invesdoctor
どのように情報収集をされていますか?
普段マーケットや銘柄の情報収集はどのように行われていますか?
ツイッターや株探でだいたいの相場を把握して、個別銘柄は毎日TDNet(適時開示情報)をチェックしています。一応、保有銘柄についてはツイッター検索を毎日かけています。
インヴェスドクター様は「マネックス銘柄スカウター」も活用いただいているということですが、気に入っている点はどんなところですか?
業績の推移がかなり見やすいので気に入っています。また、特にこれまで手計算でやっていた四半期業績の推移についても重宝しています。セグメント情報も掲載されているので、自分の保有銘柄のどこか不安がないか、週に1回くらいはチェックしています。今後はスマートフォン用に見やすくしてもらえると良いですね。
マネックス銘柄スカウターに掲載されているニトリホールディングス(9843)の長期業績推移
これから投資しようかな、という銘柄はどのように探されていますか?
会社四季報を通読する時間がないので、まずはスクリーニングしています。以前は四季報オンラインというサービスでやっていましたが、システムが変わってしまって使いにくくなったので、現在は銘柄スカウターの「10年スクリーニング」やバフェットコードというサービスで銘柄を探します。銘柄スカウターの10年スクリーニングはかなりいいですね。連続増益回数とか、細かい設定もできるのがありがたいです。
会社四季報を通読する時間がないので、まずはスクリーニングしています。以前は四季報オンラインというサービスでやっていましたが、システムが変わってしまって使いにくくなったので、現在は銘柄スカウターの「10年スクリーニング」やバフェットコードというサービスで銘柄を探します。銘柄スカウターの10年スクリーニングはかなりいいですね。連続増益回数とか、細かい設定もできるのがありがたいです。
マネックス銘柄スカウターの10年スクリーニングのスクリーニング項目例
投資する銘柄を見つけた際に買うタイミングはどのように決めますか?
相場の恐怖感が蔓延しているときです。東証1部騰落レシオ、RSI、東証1部新安値銘柄数、信用評価損益率などを参考にしています。悪材料が出たり、あるいは決算の直前だったりするときは買いを控えることが多いです。
逆に売るタイミングはどのように決めていますか?
売るタイミングは決めていて、
① カタリスト(買った理由)がすべて解消されたときは全株
② 2倍以上になったら半分は売る
というルールを作っています。ソフトバンクグループ(9984)がそろそろ買ってから2倍になるので半分売らないといけないのですが、あの会社はIRページに理論株価を掲載してくれていて、あれを見るとちょっと売りたくないなぁと思っています(笑)
損切りラインは決めていますか?
損切りラインは決めていません。マイナス10%だとボラタイルな相場ならよくあることですし、マイナス20%になったらむしろ買い増したくなります。ほかに魅力的な銘柄があるなら、損失を出して乗り換えます。
個人投資家が利益を増やすためにやるべきことは?
個人投資家が利益を増やすためにするべきと思う行動はどんなことでしょうか?
投資情報を効率的に得ることですね。最近驚いたのは、投資家の「かぶ1000さん」がツイキャスで初心者向けにレクチャーをしてくれていることです。あの高いクオリティで無料ってありえないですよ。
あと、指標や財務について何度も勉強することが大事ですね。初心者の頃ってPERの意味すらわからなくて、何度も定義や計算式見直したりするじゃないですか。私もいつも初心に立ち返って基本的な指標の使い方を何度も読み返したりしています。
逆にやめるべきだと思う行動はありますか?
イナゴ投資ですね。(注、短期的な株価の上昇に飛びついて材料株の短期投資を行う個人投資家の投資行動のこと)
他人の情報を自分で調べもせずに鵜呑みにしてしまわないほうが良いのではないでしょうか。しっかりと自分で調べて学び続ける人が相場で生き残っている気がします。
おすすめの投資書籍はありますか?
「謎のトレーダー「しん」の株バリュー投資法」(しん著 かんき出版)※現在は絶版
「株式投資これだけはやってはいけない (東保 裕之著 日本経済新聞社)」ですかね。
ベンジャミングレアムとかピーターリンチとかも読んだんですけど、やはり日本人が日本人向けにわかりやすく書いた本がいいと思います。この2冊は何度か読み返している本です。
本日は貴重なお話ありがとうございました!
ありがとうございました。
インヴェスドクター氏も活用中のマネックス銘柄スカウターとは?
2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」など投資判断に役立つ様々な情報をご用意しています。
10年スクリーニング
2019年4月に提供を開始した新機能です。一般的なスクリーニング機能との違いは、直近や通期のデータではなく、過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能な点です。また、マネックス証券のアナリストによる「おすすめスクリーニング」では、話題のキーワードやユニークな条件で手軽に絞り込みいただけます。ぜひ、こだわりの銘柄選びにお役立てください。
出所:マネックス銘柄スカウター
アナリスト予想
各証券会社のアナリストたちの業績予想や目標株価の変更を、ひと目でご覧いただけます。お好みでチャートの表示期間を変更していただくことも可能です。直近1週間でアナリストの上方修正が多かった銘柄は銘柄スカウタートップページにも掲載しています。銘柄分析のスペシャリストであるアナリストたちの予想をヒントに、有望な業種や銘柄を見つけてみましょう。
出所:マネックス銘柄スカウター
3ヶ月に区切った業績表示
3ヶ月ごとの業績を知りたい場合、多くの企業は業績をその期までの累計で発表しているため、自力で手間をかけて算出しなければなりません。この機能をお使いいただくことで手間なくひと目でチェックでき、銘柄分析にかかる手間を大幅に軽減することが可能です。
出所:マネックス銘柄スカウター
セグメント業績
企業が複数のビジネスを手掛けている場合、1つの企業内に成長ビジネスや衰退ビジネスが混在することも少なくありません。銘柄スカウターでは通期で最大5期分、四半期で最大20四半期分のセグメント業績データを掲載しています。セグメントごとに業績をチェックし、企業の本質的価値を計測するためにお役立てください。
出所:マネックス銘柄スカウター
業績予想修正履歴
企業が過去に行った「業績予想修正」を確認できます。企業が主に期初に発表する「その期の業績予想」ですが、保守的な予想を後で上方修正する企業もあれば、強気な予想を下方修正する企業もあります。企業の業績予想のクセを見抜き、投資の参考にしてください。
出所:マネックス銘柄スカウター
「どうやって使うの?」
活用法
YouTubeマネックスチャンネルでは専門家による解説を含む「ツキイチ!銘柄スカウター活用術セミナー」をご視聴いただけます。
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