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達人投資家が今注目している銘柄とは?

達人投資家が今注目している銘柄とは?

投資の達人から学びたい、そのように考えている方も多いのではないでしょうか。インデックスファンドの積立投資からスタートし、徐々に個別株投資をするようになったというmaster_kさん。銘柄スカウターに出会って本格的なファンダメンタルズ分析を始めると、投資成績も大きく上がりついに著書も出版するまでに至ったそうです。インタビュー第2弾では、個人投資家の皆様へのアドバイスのほか、今注目している銘柄についてもお聞きしています!聞き手はマーケット・アナリストの益嶋裕です。

インタビュー第1弾「銘柄スカウターを使った理論株価投資法とは?」を見る

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本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。

master_k氏

個人投資家

master_k 氏

個人投資家。2007年からインデックス積立投資をはじめる。2018年からファンダメンタル分析を学び、その後は小型グロース日本株をメインに投資を行っている。ファンダメンタル分析で培った、銘柄選定の方法、企業分析、株価分析などの情報をTwitterを中心に発信中。
ツイッターアカウント:https://twitter.com/master_k1805
著書に『株投資やるなら知らなきゃ損 自分に合った伸びる銘柄の見極め方』

銘柄の選び方の詳細を教えてください

-先ほど(インタビュー第1弾参照)もお伺いしましたが、より詳しくmaster_kさんが銘柄選びを行うステップを教えていただけますか?

まず、どういう銘柄を投資対象にするかですが、「どんな事業を行っているか自分で把握できる銘柄」ということを大切にしています。すごく業績は良くても、どんなビジネスをやっているのか自分にはわからない、という銘柄には投資しないことにしています。

-投資の神様ウォーレン・バフェットも「わからないものには投資しない」と言っていますね。

自分がバフェットさんの教えをどこまで理解できているか自信はありませんが(笑)。次に気にするのはどんな種類のビジネスをやっているかということです。例えばコロナ・ショックで株価が大きく下落した際には、テレワーク関連・電子書籍・電子マンガは今後伸びるだろうな、そういった事業をやっている会社はどこがあるかなというような思考で銘柄を探しました。
今はすごく業績が良くても2-3年後は厳しいだろうなと思う会社には投資せず、逆に今は冴えなくても今後伸びそうだなという銘柄に投資することにしています。

-PERなどのバリュエーションは気にされますか?

何倍かという絶対水準よりも、その銘柄の過去の推移と比較して判断します。銘柄スカウターについている過去のPER推移を見られる機能を使って、過去のレンジからすると今は高すぎるかもしれない、といった判断に使います。

個人投資家へのアドバイスとは?

-リスク管理はどのように行っていますか?

○%下がったら損切りする、といったルールを設定したほうが良いという考え方もあると思いますが、自分はやっていませんね。逆指値注文も使ったことはないです。ただ、ポートフォリオ全体で常に10%から15%の現金比率を保つようにしています。狙っていた銘柄が特に理由もなく大きく下げたときなどのために現金を持っておきたいので。ただそういった際に新たに買う場合にも今持っている銘柄を一部売却して現金比率を下げないように気をつけています。

-個人投資家の方と交流されることも多いそうですが、あまり投資がうまくいっていない方へのアドバイスがあれば教えていただけますか?

まずは、「他人やメディアが紹介している銘柄を鵜呑みにしてそのまま買うこと」はやめた方がいいと思います。私も他の投資家が紹介している銘柄を買うことはありますが、必ず事業の内容とか会社の強みなどを調べて納得してから投資をします。

-それは本当に大切なことだと思います。ご自身の大切なお金ですし、しっかりと調べて買う理由を確認してから投資することが大事ですよね。

後は、個人投資家の方と話をしていると「配当利回りが高いから買う」「PERが低いから買う」というように1つの基準だけで判断をされている方がいますが、もう少し色々な視点で判断をしたほうが投資成績が上がるんじゃないかなと思っています。その会社の業績が今後どうなると予想して、業績が良くなると考えられる銘柄を買うことが大切なのではないでしょうか。noteで具体的な投資方法や失敗談など詳しくご紹介しているのでご興味がある方は読んでみていただければと思います。

master_kさんからおすすめnoteのご紹介

スクリーニングを応用して「業績をベースに銘柄を抽出」し、「投資すべき企業を選ぶノウハウ」をまとめたnoteです。「理論株価」を算出して、割安/割高の判断や売買の判断をする方法も詳しく書いているので「買いたい銘柄があるけれど、いつ買っていいのか分からない!今は割安なの??」という方におススメする内容です。

master_kさんおすすめのnoteはこちら

すべてを読むにはご購入が必要となりますのでご注意ください。

今注目している銘柄とは?

-大変参考になるアドバイスをありがとうございます。それでは最後に今master_kさんが注目されている銘柄があれば教えてください。

まずは、ウェルビー(6556)ですね。障害者の方の就業支援などを行っている会社で、業績が非常に好調です。社会的にも意義があるビジネスだと思いますし、今後も成長を期待できるのかなと考えています。自己資本比率も80%近くあって財務も健全ですね。

ウェルビー(6556)の通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

それからシステム情報(3677)ですね。こちらも業績の伸びや財務の健全さが魅力的です。足元の売上・利益ともしっかりと伸びていることに加えて、クラウドサービスやAIサービスも手掛けていて今後の成長可能性も高いのではと考えています。

システム情報(3677)の通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

主力銘柄の1つが手間いらず(2477)です。宿泊施設向けの予約管理ソフトを提供していて、ファンダメンタルズが良好です。直近はGo Toキャンペーン実施後のコロナ感染者増が話題になったときコロナショック時並みに値下がりしています。しかし収益は基本的にサブスクリプションのため、解約されない限りは業績は大きく下落するリスクは低いのではと考えています。コロナで宿泊施設が倒産すると、来期は一時的に業績が悪化するかもしれませんが、長期では伸びると考えています。

手間いらず(2477)の通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

パピレス(3641)も保有しています。電子漫画の販売、貸本の会社です。電子書籍、マンガはコロナで注目していますが、電子漫画事業を中心とする会社は意外と多くありません。他の企業はYahoo、楽天、アマゾン、小学館などの大企業の一部門で、電子コミックという切り口では投資妙味がなかったり、非上場企業で投資できなかったり、投資先の選択肢が狭いです。
電子書籍関連はビーグリー(3981)、イーブックイニシアティブジャパン(3658)とパピレスの3社が投資候補になると考えています。マンガのタイトルを旬なものを揃えているのはビーグリーなのですが、業績はパピレスが上なので、3社を比較してパピレスに注目しています。

パピレス(3641)の通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

5つ目はオープンドア(3926)です。旅行比較サイトトラベルコを運営しています。昨年までとんでもないPERの高さでしたがコロナ前から下げはじめて、コロナを機に大きく下げています。今期の業績は期待できませんが、コロナ前のファンダメンタルズは良好だったので来期以降に期待しており安値で買いたくて値動きを注目しています。

オープンドア(3926)の通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

-いずれの銘柄もしっかりと分析されているんですね。本日は貴重なインタビューありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

master_kさんもフル活用中!銘柄スカウターとは?

2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」など投資判断に役立つ様々な情報をご用意しています。

10年スクリーニング

2019年4月に提供を開始した新機能です。一般的なスクリーニング機能との違いは、直近や通期のデータではなく、過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能な点です。また、マネックス証券のアナリストによる「おすすめスクリーニング」では、話題のキーワードやユニークな条件で手軽に絞り込みいただけます。ぜひ、こだわりの銘柄選びにお役立てください。

銘柄スカウターに「10年スクリーニング」機能を追加

出所:マネックス銘柄スカウター

アナリスト予想

各証券会社のアナリストたちの業績予想や目標株価の変更を、ひと目でご覧いただけます。お好みでチャートの表示期間を変更していただくことも可能です。直近1週間でアナリストの上方修正が多かった銘柄は銘柄スカウタートップページにも掲載しています。銘柄分析のスペシャリストであるアナリストたちの予想をヒントに、有望な業種や銘柄を見つけてみましょう。

出所:マネックス銘柄スカウター

3ヶ月に区切った業績表示

3ヶ月ごとの業績を知りたい場合、多くの企業は業績をその期までの累計で発表しているため、自力で手間をかけて算出しなければなりません。この機能をお使いいただくことで手間なくひと目でチェックでき、銘柄分析にかかる手間を大幅に軽減することが可能です。

出所:マネックス銘柄スカウター

セグメント業績

企業が複数のビジネスを手掛けている場合、1つの企業内に成長ビジネスや衰退ビジネスが混在することも少なくありません。銘柄スカウターでは通期で最大5期分、四半期で最大20四半期分のセグメント業績データを掲載しています。セグメントごとに業績をチェックし、企業の本質的価値を計測するためにお役立てください。

出所:マネックス銘柄スカウター

業績予想修正履歴

企業が過去に行った「業績予想修正」を確認できます。企業が主に期初に発表する「その期の業績予想」ですが、保守的な予想を後で上方修正する企業もあれば、強気な予想を下方修正する企業もあります。企業の業績予想のクセを見抜き、投資の参考にしてください。

出所:マネックス銘柄スカウター

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じることがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じることがあります。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じることがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買金額の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。

<手数料等>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「上場有価証券等書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。