個人投資家も機関投資家も特に注目する為替指標である米ドル/円。2017年以降、新型コロナウイルスの拡大時でさえ100円-120円のレンジに収まってきた米ドル/円レートは2022年に入り急激な動きを見せています。
マネックス証券では、チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティ FX学長である吉田 恒が継続的にお客様に情報提供を続けています。
本ページでは、8月9日に実施した緊急ライブ配信のオンデマンド動画と、過去のレポートをご覧いただけます。米ドル/円の怒涛の動きについて吉田がわかりやすく解説していますので、ぜひご自身の投資にお役立てください。
吉田恒プロフィール
マネックス証券株式会社
チーフ・FXコンサルタント 兼 マネックス・ユニバーシティFX学長
吉田 恒
大手の投資情報ベンダーの編集長、社長などを歴任するとともに、著名な国際金融アナリストとしても活躍。
2000年ITバブル崩壊、2002年の円急落、2007年円安バブル崩壊、2016年トランプ・ラリーなどマーケットの大相場予測をことごとく的中させ、話題となる。
機関投資家に対するアナリストレポートを通じた情報発信はもとより、近年は一般投資家および金融機関行員向けに、金融リテラシーの向上を図るべく、「解りやすく役に立つ」事をコンセプトに精力的に講演、教育活動を行なう。
2011年からマネースクエアが主催する投資教育プロジェクト「マネースクエア アカデミア」の学長を務める。2019年11月より現職。
書籍執筆、テレビ出演、講演等の実績も多数。
【オンデマンド】吉田恒の為替Q&Aセミナー
※マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。(開催日:2022年8月9日)
「為替ウイークリー」から年始の吉田の記事を紹介!
年始のこの記事では、為替レートと米国金利(日米金利差)の動きを解説しており、米国の金利上昇による日米金利差がドル高円安の原因であることを解説しています。
また、基本的には金利差を理由に円安が進んでいくとの考えを示していました。
その後の記事では米国金利の上昇が続き、日米金利差が拡大する中でなぜかドル安円高となった理由を米国株安の観点で解説しています。
米国株に加えて注目したのはFOMCでした。
このように年始から米ドル円相場に注目し、金利・FOMCに注目するようにレポートでご案内しています。
今年3月以降の金利・FOMC注目記事
その後、ご存知の通り、ロシアによるウクライナ侵攻でマーケットやファンダメンタルズは大きく動きます。
この中で、もとのドル高円安シナリオは見直すべきかを書き、米国などの株安が広がっても、それに連れた米ドル安・円高リスクは当初想定されたより広がらない可能性を指摘しています。
この記事ではドル高円安が進み、トランプラリーの水準を超え、120円近くまで円安が進む中、130円の円安の可能性を指摘しています。
「行き過ぎ」が警戒されるのは130円からだという見通しはその後のドル高円安の進展通りと言えそうです。
その後もドル高円安は進み、20年ぶりの126円をつけるに至りました。
ここでも、今後の円安は米金利次第としています。この後、さらに米金利は上昇し、日米金利差は拡大。円安が進むことになります。
この記事では130円を超えてきたドル高円安を見て140円の可能性を解説しています。
この時点でも米金利はさらに上がって、130円でも「行き過ぎ」の可能性がある米高ドル安がさらに進む見通しを示していました。
FOMC後も米ドル高予想が基本、ただ注意点も(2022/06/13)
130円からさらに円安が進み、135円の水準になる中、米国のインフレ懸念が根強いため、インフレ対策の米金利上昇・米ドル高は続くとの見方が基本と説明しています。
短期的に行き過ぎた米ドル高・円安の調整か(2022/07/19)
135円からさらに円安が進み、米国の物価高をきっかけに140円が見える水準になってきました。
しかし、この記事ではインフレ抑制のため、利上げは行われるが「1%利上げ」は無理があり、ドル高円安の「行き過ぎ」懸念が強く、むしろドル高・円安の調整(円高)に関する可能性に注目しています。
その後、140円近くまで円安となった為替レートは反転し、大きく円高方向に動いています。
大きなマーケット変動ですが、ここまでは吉田の解説通り動いている場面が多かったと言ってもよさそうです。
もちろん、為替レートの上下や水準を正確に当てることは困難で、レポート通りでなかった場面もあります。
しかし、今為替相場でなにがテーマになっているのか、どういう見通しなのかを知るために吉田の「為替ウイークリー」は活用いただけます。
為替取引はもちろん、日本株・米国株の取引にも米ドル/円レートは極めて重要です。
ぜひ、吉田の「為替ウイークリー」を読み、歴史的動きとなっている為替市場を理解する参考としてみませんか。
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