MACD(通称マックディー)は、移動平均の発展版で、更に売買シグナルにおいて精度を高くした、トレンド分析の中でも人気のある指標の一つです。「移動平均収束拡散」又は「移動平均収束乖離」などとも呼ばれています。
トレンド形成時に威力を発揮するため、逆にボックス相場に弱いのが特徴です。
主にMACDとMACDシグナルという2本のラインの交差を売買のタイミングとして用いられることが多く、初心者の方でもシグナルの発見が容易です。
図表の買①及び、売①箇所。MACDとMACDシグナルのゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り。
図表の買②及び、売②箇所。ゴールデンクロス後、MACDが0ラインを超えた 時点で本格上昇とし追随買い。デッドクロス後、MACDが0ラインを下回れば本格下落し追随売り。
MACD=短期EMA-長期EMA
MACDシグナル=MACDのEMA
※MACDに用いられる移動平均は「単純移動平均(SMA)」ではなく、「指数平滑移動平均(EMA)」を使います。EMAは直近の値動きをより反映するため、SMAと比較して値動きに敏感に反応すると考えらます。
パラメータ値は、短期EMAが12、長期EMAが26、MACDシグナルが9に設定する場合が多いです。
※ただし、銘柄ごとやマーケット状況に応じてパラメータ値の変更が必要になります。
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