はじめてのテクニカル分析

サイコロジカルライン

オシレーター分析

サイコロジカルラインは「投資家の心理」を数値化した指標で、計算式も簡単でわかりやすい指標です。
主に、相場の強弱の見極めや、買い場、売り場を判断するのに有効的です。

例えば、赤と青のボールが1つずつ入っているBOXからボールのどちらを引くか予想するゲームで、10回連続して赤が出た場合でも確率は常に50%ですから、次のゲームではどちらにかけても確率は変わりません。
しかし、ゲームに参加している人の心理を考えると、次のゲームで「もうそろそろ裏が出てもいい頃」という心理に傾く可能性が高くなります。
同じようなことが株式市場で起こったらどうでしょうか?10日連続して上昇し、「もうそろそろ下がるだろう」と思う投資家が多くなれば、株式市場では売りが先行したり、買いが続かなくなり株価が下落する可能性が高まります。
つまり、この投資家の心理を数値化した指標がサイコロジカルラインです。

活用法

サイコロジカルラインは、0%~100%の間で推移しますが、50%は通常で、25%以下は売られ過ぎであり、75%以上では買われ過ぎと判断します。
実際の売買タイミングとしては、75%以上になったらすぐに売り、25%以下になったらすぐに買いではなく、75%以上になって、75%を上から下に抜けたら売りシグナルとし、25%以下になって、25%を下から上に抜けたら買いシグナルとします。

※サイコロジカルラインは大雑把な計算で求められる指標なので、一般的な12日営業日を使って個別銘柄の分析するには精度はあまり高くありません。どちらかというと、日経平均などの株価指数の動きをつかむのに有効です。

計算式

サイコロジカル・ライン= n日間の内上昇した日 ÷n × 100(%)

パラメータ値

n(パラメータ値)通常12日で設定する場合が多いです。

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