はじめてのテクニカル分析

ヒストリカル・ボラティリティ

その他の分析

ヒストリカル・ボラティリティ(HV)は、過去の価格の変動率をもとにして計算されるテクニカル指標で、統計学にあります標準偏差(σ)を用います。設定した期間において、価格の上下に関係なく、一定の割合で変動していけばHVは小さくなります。逆に変動が激しいとHVは大きくなります。よって、HVが上がったときは、価格が大きく上昇したときか大きく下落したときのどちらかになります。
特に売買シグナルを示すものではなく、現在の相場はどのような状況なのかの判断に生かすことができます。

※HVは、過去n日間の変動割合を年率で表した数値となります。
例えば、60日のHVとは、過去60日の値動きのばらつきを年率にしたものとなります。

活用法

① 相場の大きな変動を予測する

HVが長い期間にかけて低ければ、相場が煮詰まり、エネルギーが溜まっていると考えられます。
その場合、三角保ち合いやなどのチャートパターンを形成しやすくなります。

保ち合いが長く続けば続くほど、比例してエネルギーをためた相場はブレイクアウトした方向に大きく動くのが基本的な考えであるため、HVが下がってきたら、相場のビッグウェーブに乗ることを意識してチャンスを待ちます。

② スキャルピングやデイトレードでボラティリティの高い銘柄などを選ぶときに有効的

短期間で利益を上げるスキャルピングやデイトレードでは、流動性があり、値動きが大きいことが重要なポイントとなります。
そこで、値動きの大きさ(荒さ)を示す指標であるHVが参考になるため、HVが高い水準で動いている銘柄などは、スキャルピングやデイトレード銘柄として選択することができます。

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