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原子力、鉄道、通信、環境関連などに注目

マネックスの今が旬の注目5銘柄 中国株

原子力、鉄道、通信、環境関連などに注目

第3四半期の実質経済成長率が19日、発表された。結果は6.9%で市場予想の6.8%と比べ、0.1ポイント改善した。

ただし、9月の月次経済統計を見ると、予想を下振れした指標がほとんどであった。

9月の鉱工業生産は5.7%増で、前月と比べ0.4ポイント悪化、市場コンセンサスと比べ0.3ポイント低かった。1~9月の固定資産投資は10.3%増で、前月累計と比べ0.6ポイント悪化、市場コンセンサスと比べ0.5ポイント低かった。1~9月の全国不動産開発投資は2.6%増で、前月累計と比べ0.9ポイント悪化した。

唯一市場平均を上回ったのは小売売上高で、結果は10.9%増で、前月と比べ0.1ポイント改善、市場コンセンサスと比べ0.1ポイント高かった。

そのほか、輸出は3.7%減で、8月と比べ1.8ポイント改善、市場コンセンサスを2.3ポイント上回ったものの、輸入は20.4%減で、8月と比べ6.6ポイント悪化、市場コンセンサスを4.4ポイント下回った。

当局は構造改革を進める方針を貫いており、現状認識に関しても、共産党指導層は「中国経済が安定的に発展するための基本的な面は変わらず、中国経済の見通しは明るい」といった発言を繰り返している。

とはいえ、景気の鈍化は止まらない状況で、10月23日には、利下げ、預金準備率引き下げが発表された。今後、個別の産業政策、消費拡大策など、景気下支えのための政策発動が、これまで以上に増えるだろう。

今回は、通信機器関連、原子力、鉄道建設、環境関連など、直近の政策発動などによって恩恵を受ける銘柄に注目した。

(2015年10月26日執筆)

[01072]東方電気(ドンファンエレクトリ)

株価
9.02香港ドル(11/6終値)
特徴
H株/四川省成都に拠点を持つ大手重電機メーカー
企業動向
収益の柱は、燃焼効率の高い高性能火力発電設備、原子力発電所などのクリーンエネルギー設備。2015年6月中間期は4.1%減収、79.9%減益。火力発電所向け設備は5.6%増収となったものの粗利益率は悪化。新エネルギーについては風力発電プロジェクトが減少、水力発電・環境保護設備などについても落ち込みが大きく、全体で減収大幅減益となった。海外案件の受注拡大で業績は底打ち回復へ。

[02018]瑞声科技(AACテクノロジー)

株価
52.90香港ドル(11/6終値)
特徴
その他香港/スマホ部品主体の音響機器メーカー
企業動向
スピーカー、マイクロフォン、イヤホン、携帯電話、ゲーム機などの部品を製造。2015年6月中間期は26.7%増収、27.1%増益。iPhone6s向けなどに触覚センサー・RFモジュールが急成長、業績をけん引。アップルウォッチにもタッチパネルの高級製品が使われており、触覚センサー・RFモジュールが好調見通し。国務院は10月、農村、へき地でのブロードバンド普及政策を発表。今後需要は拡大へ。

[00390]中国中鉄(チャイナレールウェイ)

株価
7.27香港ドル(11/6終値)
特徴
H株/アジア最大クラスの総合建設会社
企業動向
鉄道、道路、公共事業がメインだが、エンジニアリング設備製造、不動産開発なども手掛ける。2015年6月中間期業績は1.1%減収、12.7%増益。国家投資体制改革の影響を受けてインフラ投資の受注が減少、減収を余儀なくされたが、高収益の都市軌道交通が好調。経費削減もあり、二桁増益を達成。アメリカ、イギリスなど海外業務が好調見通し。景気対策によるインフラ投資拡大もあり、下期から来期にかけて受注回復見込み。

[02208]金風科技(シンキョウゴールド)

株価
13.66香港ドル(11/6終値)
特徴
H株/国内最大規模の風力発電設備メーカー
企業動向
設備製造のほか、風力発電所の経営も行っている。2015年6月中間期の業績は111.0%増収、276.6%増益。国務院による積極的な新エネルギー政策によって風力発電メーカーの投資需要は旺盛で、売上は倍増。研究開発費が倍増となったが、コストコントロールを強化したことで大幅増益達成。数年前は設備過剰であったが、政府はスマートグリッド技術、新エネルギーの発展を加速させる政策を強化。政策面からの恩恵を受けて高成長持続へ。

[01363]中滔環保(CTエンバイロ)

株価
2.80香港ドル(11/6終値)
特徴
その他香港/広州市、四川省を営業拠点とする環境関連会社
企業動向
紡績メーカーを中心に汚水処理、汚泥処理、工業用水供給、供熱サービス、危険物処理などを手掛けている。2015年6月中間期業績は103.2%増収、61.3%増益。汚水処理の能力増加、企業買収による規模拡大、汚水処理、危険物処理の需要増加などから業績は大きく拡大した。2015年1月、「環境保護法」が施行。4月には「水汚染防治行動計画」が発布された。汚水処理、危険物処理に対する需要は今後、大きく増えると予想。

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TS・チャイナ・リサーチ代表

田代 尚機氏

1958年愛知県生まれ。1984年東京工業大学大学院理工学専攻修了後、大和総研に勤務。1994年から大和総研の代表として北京に駐在し、中国経済担当エコノミスト、中国株担当アナリストとして活動。
2003年10月から2007年2月まで内藤証券に勤務。中国部長としてプロモーションを中心に中国ビジネス全般を担当。2008年TS・チャイナ・リサーチ株式会社を設立し、現在は中国株・中国経済に関する雑誌やセミナー等への出演を中心に活躍の場を広げている。

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順位 銘柄コード 銘柄名 特色
1 2018 瑞声科技
(AACテクノロジー)
動的コンポーネント(レシーバー、スピーカー含む)、マイク、ヘッドホン、その他製品(変換器、振動器含む)の製造を行う。
2 0700 騰訊控股
(テンセント)
中国最大手のインターネットサービス企業。主に、インターネット向け、携帯電話向けの付加価値サービスとオンライン広告サービスの提供。また、「微信」・「騰訊遊戯」など、SNSやオンラインゲームを含むその他多くのサービスを展開。
3 0855 中国水務
(チャイナウオータアフ)
都市水道供給、下水処理、コンクリート製品の製造、不動産開発、投資、道路建設、公共事業などを行う。
4 0546 阜豊集団
(フーフォン)
グルタミン酸ナトリウム(MSG)の製造で世界最大手クラス。「Uo鮮」「Uo香」のブランドで、うま味調味料、コーン油、甘味料などを生産する。
5 0371 北控水務
(ベイジンエンターウォ)
水処理会社。主な事業は、下水処理施設の建設、下水処理、上水道供給、下水処理技術サービス。
6 2318 平安保険
(ピンアンインシュラ)
中国の生命保険大手。主な事業は、生命保険、損害保険、銀行業務、及びその他金融サービス。
7 0941 中国移動
(チャイナモバイル)
中国の携帯電話キャリア最大手。主な事業は、中国全土におけるモバイル通信、および関連サービスの提供。
8 0763 中興通訊
(ゼットティーイー)
中国の大手通信機器メーカー。中国主力通信キャリア向けに移動通信システムを供給。
9 0950 李氏大薬廠
(リーズファーマスティ)
医薬品の製造販売。
10 6889 ダイナムジャパン
(ダイナムジャパン)
顧客にパチンコとパチスロという2タイプのゲームをする会場を提供する日本のパチンコホール運営会社。異なるプレー料金のパチンコとパチスロゲームを提供する「既存店」、「ゆったり館」及び「信頼の森」という3タイプの店を運営する。

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