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深港通開始で恩恵を受けそうな銘柄に注目

マネックスの今が旬の注目5銘柄 中国株

深港通開始で恩恵を受けそうな銘柄に注目

李克強首相は8月16日、国務院常務会議を招集、「深港通に関する準備作業は基本的に完了しており、国務院はすでに"深港通実施案"を批准した」と述べた。中国証券監督管理委員会は同日、ホームページ上で、香港証監会と共同で"深港通"に関する公告を発表した。もっとも、実際のサービス開始は、システム関連の準備などに4か月程度時間がかかるために、12月中旬以降となりそうだ。

2014年11月、滬港通によって、外国人投資家は主要な上海A株を買えるようになり、また、一定の資金量のある本土投資家は主要な香港株を買えるようになった。

さらに、今回の深港通実施によって、外国人投資家は主要な深センA株を買えるようになり、また、一定の資金量のある本土投資家はこれまで滬港通では買えなかった深センA株、H株同時上場のH株を買えるようになる。

相互に移動する資金はそれぞれの市場全体の売買代金からすれば、小さい金額ではあるが、本土の資本市場が国際化することで、これまで以上にQFIIによる資金が流入したり、MSCI採用銘柄入りの可能性が高まったりするとみられ、本土市場は活性化すると予想される。

今回は、深港通によって、本土からの資金流入が見込めそうな銘柄、海外から本土へと資金が流入することで業績が良くなりそうな銘柄などをピックアップした。

(2016年8月22日執筆)

[01057]セッコウセボウ(浙江世宝)

株価
10.70香港ドル(8/31終値)
特徴
H株/浙江省杭州市を拠点とする自動車部品メーカー
企業動向
商用車、乗用車向けのステアリングや関連部品などの研究開発、設計、製造を行う。2016年1-3月期は21.0%増収、3.1%増益。また、中間期について同社は、経営規模の拡大、売上高の増加により、最大20%増益が見込めると公表。同社はA株、H株を同時に発行。8月19日の終値を見ると、前者は42.43元、後者は10.40香港ドルで、後者の株価は前者の20.8%に過ぎない(1香港ドル=0.85元)。深港通開始決定で株価差が意識されると予想。

[01788]グオタイチュンアン(国泰君安)

株価
2.83香港ドル(8/31終値)
特徴
その他香港/香港の本土系証券会社
企業動向
本土大手の国泰君安証券の子会社。香港が事業基盤。証券ブローカレッジ、信用取引などの業務を中心にコーポレートファイナンス、資産管理、貸出・融資、自己投資など、収益源は多彩。2016年6月中間期は0.4%減収、10.6%減益。コーポレートファイナンス、貸出・融資業務は好調だが、前年同期の大相場の反動で証券ブローカレッジ業務が低迷。親会社が本土大手証券会社であり、情報サービス面が充実、深港通は同社にとって有利。

[02318]ピンアンインシュラ(平安保険)

株価
40.15香港ドル(8/31終値)
特徴
H株/本土の総合金融会社
企業動向
生保、損保ともに業界2位(2015年国内シェア)の保険業務を中核として、銀行、証券、資産運用などの業務を行う。2016年6月中間期は8.4%増収、17.7%増益。株式市場が軟調であったことから投資収益が大幅に減少したものの、生命保険、損害保険業務が好調、二ケタ増益を達成。証券市場は下期回復し、金利は横這いが続くと予想。長期的には本土証券市場の国際化により収益機会が拡大へ。増収増益基調が続く見込み。

[00165]チャイナエバブライト(中国光大)

株価
16.10香港ドル(8/31終値)
特徴
その他香港/中国光大集団傘下の総合金融会社
企業動向
中国本土、香港において上場株・債券、未上場株・債券などの投資ファンド運営、自己売買業務や、関連会社において、証券業務、銀行業務を行っている。2015年12月期は57.2%増収、101.0%増益。上期の相場環境が好調であったこと、関連企業の持ち株売却益の発生などから大幅増益達成。本土、香港市場の持ち直しにより相場環境が改善に向かうと予想。深港通開始でビジネスチャンスは拡大へ。

[00388]ホンコンエクスチェ(香港証券取引所)

株価
189.70香港ドル(8/31終値)
特徴
その他香港/香港証券取引所の運営会社
企業動向
香港証券取引所の運営に加え、ロンドン金属取引所の運営を行う。売上比率は香港79.8%、ロンドン20.2%(2015年12月期)。現物、先物・オプション、商品などの各業務、決済業務が収益源。2016年6月中間期は17.8%減収、27.1%減益。前年同期が大相場による好業績であったため、反動で減益となった。深港通が年内サービス開始見通し。本土、香港とも相場は底打ちしたと予想。下期業績回復へ。

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TS・チャイナ・リサーチ代表

田代 尚機氏

1958年愛知県生まれ。1984年東京工業大学大学院理工学専攻修了後、大和総研に勤務。1994年から大和総研の代表として北京に駐在し、中国経済担当エコノミスト、中国株担当アナリストとして活動。
2003年10月から2007年2月まで内藤証券に勤務。中国部長としてプロモーションを中心に中国ビジネス全般を担当。2008年TS・チャイナ・リサーチ株式会社を設立し、現在は中国株・中国経済に関する雑誌やセミナー等への出演を中心に活躍の場を広げている。

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※2016年8月1日~ 8月31日のマネックス証券における売買代金上位10銘柄を集計

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順位 銘柄コード 銘柄名 特色
1 00700 騰訊控股
(テンセント)
中国最大手のインターネットサービス企業。主に、インターネット向け、携帯電話向けの付加価値サービスとオンライン広告サービスの提供。また、「微信」・「騰訊遊戯」など、SNSやオンラインゲームを含むその他多くのサービスを展開。
2 00750 興業太陽能
(チャイナシンギーズ)
主な事業は、従来型カーテンウォール、建物一体型太陽光発電(BIPV)システムの設計・製造・販売・設置。その他、太陽光発電製品の製造・販売を手がける。
3 03333 エバーグランド
(中国恒大)
不動産開発、投資、管理サービス、不動産建設、不動産開発関連サービスを行う。
4 01336 新華人寿保険
(ニューチャイナライフ)
宝鋼集団や神華集団などが発起人となり1996年に設立。生命保険や医療保険、傷害保険、投資型保険商品などを取り扱い、14年の生保市場シェアは8.7%で国内3位(13年は9.6%で3位)。
5 02018 瑞声科技
(AACテクノロジー)
動的コンポーネント(レシーバー、スピーカー含む)、マイク、ヘッドホン、その他製品(変換器、振動器含む)の製造を行う。
6 02382 舜宇光学
(サニーオプティカル)
光学機器の設計・研究開発・製造・販売。
7 00257 中国光大国際
(チャイナエバブライト)
主な事業は、環境対応型汚水処理場の建設・運営。その他、環境エネルギー事業、新エネルギー事業、環境保全技術・工事管理、不動産投資など。
8 00371 北控水務
(ベイジンエンターウォ)
水処理会社。主な事業は、下水処理施設の建設、下水処理、上水道供給、下水処理技術サービス。
9 01211 BYD
(ビーワイディー)
自動車メーカー。自動車・関連製品、充電式電池、携帯電話部品の研究開発、製造、販売。その他、組立サービスも手掛ける。
10 01928 サンズチャイナ
(サンズチャイナ)
アメリカの「ラスベガス・サンズ」の子会社で、マカオでカジノや多目的リゾートエリアの開発・経営を行う。

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