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"一帯一路"戦略銘柄に注目

マネックスの今が旬の注目5銘柄 中国株

"一帯一路"戦略銘柄に注目

1月20日の就任式を経てトランプ大統領が正式に誕生したのだが、その就任演説は衝撃的な内容であった。

重要なポイントを箇条書きにすると以下の通り。

・権限を首都ワシントンの政治からアメリカ国民に返す

・この瞬間から、"アメリカ第一"となる。貿易、税、移民、外交問題に関するすべての決断は、アメリカの労働者とアメリカの家族を利するために下される

・保護主義こそが偉大な繁栄と強さにつながる

・新しい道、高速道路、橋、空港、トンネル、そして鉄道を、このすばらしい国の至る所につくる。人々を生活保護から切り離し、再び仕事につかせる。アメリカ人の手によって、アメリカの労働者によって、われわれの国を再建する。2つの簡単なルールを守る。アメリカのものを買い、アメリカ人を雇用する

(NHKによる演説全文翻訳から抜粋、編集)

アメリカが保護主義に向かう中で、中国は経済圏の拡大を目指し、世界進出を加速させるだろう。

その中核となるのは一帯一路戦略である。

一帯一路戦略とは、シルクロード経済ベルト(一帯)と21世紀海上シルクロード(一路)の2本のシルクロードを中国が関連各国と協力し、発展させる戦略である。ユーラシア大陸ほぼ全域とアフリカ北部を網羅する地域において、中国主導で経済開発を進めるといった大構想である。

今回はこの一帯一路戦略に関連する銘柄に注目したい。

(2017年2月 2日執筆)

[00750]チャイナシンギーズ(興業太陽能)

株価
3.65香港ドル(2/21終値)
特徴
その他香港株/民営の環境関連メーカー
企業動向
商業ビル、オフィスなどのカーテンウォールや建物一体型ソーラー設備の工事などを行う。2016年6月中間期業績は24.8%増収、41.5%増益。カーテンウォール工事が海外業務を中心に急拡大。太陽光発電設備売却益の発生もあり、大幅増益を達成。2016年12月、ウズベキスタンの国有企業からサマルカンドの100MWソーラー発電所プロジェクトを受注。契約総額は1億4700万ドル。今後、一帯一路戦略の進展で海外案件が増加すると予想。

[03323]チャイナナショビル(中国建材)

株価
5.20香港ドル(2/21終値)
特徴
H株/世界最大クラスのセメントメーカー
企業動向
軽質建材、FRPなども生産。工場設備建設も行う。2016年1-9月期業績は、8.6%減収、5.0%減益。生産量微増、平均価格下落により減収。燃料費の低下や、販管費、財務費用の削減、投資収益の増加などにより、一桁減益にとどまった。2017年は供給側改革の成果がさらにはっきりと出ること、PPP案件を中心にインフラ投資が拡大することから、セメント需給は改善見通し。長期的には一帯一路戦略の加速でセメント、設備需要は拡大へ。

[01766]CRRC(中国中車)

株価
7.49香港ドル(2/21終値)
特徴
H株/大手電車メーカー
企業動向
国内市場をほぼ独占する国策電車メーカー。国家戦略により海外進出を強化。2016年1-9月期業績は1.0%減収、5.5%減益。中国版新幹線の売上は好調だが、貨物向けの気動車が大幅減。粗利の高い風力発電、新エネルギー自動車、新素材の売上が増加したことで、減収ながら、微減益にとどまった。現在の鉄道網である"4縦4横"が完成に近づいており、今後は"8縦8横"建設が始まる見通し。一帯一路戦略の加速で海外事業が拡大へ。

[02128]チャイナレッソ(中国聯塑)

株価
5.48香港ドル(2/21終値)
特徴
その他香港株/民営プラスティック樹脂メーカー
企業動向
主要製品はプラスティック管、継手。給水、排水、電力、通信ケーブル保護管、ガス管、農業、暖房、消防などに使われる。2016年6月中間期業績は4.0%増収、13.2%増益。電力、通信の売上は二桁増だが、主力の供水、排水用が伸び悩んだことで微増収。原材料コストが低下、販管費を押さえたこともあり、二桁増益となった。PPP案件の増加、一帯一路戦略の加速で成長持続へ。

[00670]チャイナイースタン(東方航空)

株価
4.16香港ドル(2/21終値)
特徴
H株/上海の空港をハブとする大手航空会社
企業動向
2016年1-9月期業績で比較すると、総資産、純利益では中国国際航空(00753)に次いで第2位。2016年1-9月期業績は4.8%増収、25.5%増益。前年同期に為替のヘッジに失敗した反動や、財務負担の軽減などから二桁増益となった。昨年6月の上海ディズニーランド開園や、航空機の純増による輸送量増強などから、増収基調が強まる見通し。国家産業構造改革による資本増強、規模拡大に期待。一帯一路戦略の加速が業績を後押し。

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TS・チャイナ・リサーチ代表

田代 尚機氏

1958年愛知県生まれ。1984年東京工業大学大学院理工学専攻修了後、大和総研に勤務。1994年から大和総研の代表として北京に駐在し、中国経済担当エコノミスト、中国株担当アナリストとして活動。
2003年10月から2007年2月まで内藤証券に勤務。中国部長としてプロモーションを中心に中国ビジネス全般を担当。2008年TS・チャイナ・リサーチ株式会社を設立し、現在は中国株・中国経済に関する雑誌やセミナー等への出演を中心に活躍の場を広げている。

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順位 銘柄コード 銘柄名 特色
1 00700 騰訊控股
(テンセント)
中国最大手のインターネットサービス企業。主に、インターネット向け、携帯電話向けの付加価値サービスとオンライン広告サービスの提供。また、「微信」・「騰訊遊戯」など、SNSやオンラインゲームを含むその他多くのサービスを展開。
2 00261 中建置地
(CCTランド)
不動産事業や通信機器製造を手掛ける。
3 00981 中芯国際
(セミコンダクタマニュ)
コンピュータ支援設計(CAD)、集積回路製造などの展開。
4 02318 平安保険
(ピンアンインシュラ)
中国の生命保険大手。主な事業は、生命保険、損害保険、銀行業務、及びその他金融サービス。
5 02168 盈徳気体
(インドガス)
中国で酸素、窒素、アルゴンなど産業ガスの製造販売を手掛ける。
6 03888 金山軟件
(キングソフト)
オンラインゲーム、携帯電話用ゲーム、レジャーゲームの研究開発、運営と卸売、インターネットセキュリティ、辞書及びオフィスソフトの研究開発、運営と卸売などを行う。
7 06869 長飛光繊光纜
(YOFC)
光ファイバーの中核部材からファイバー、ケーブルまでを一貫生産する。
8 01211 BYD
(ビーワイディー)
自動車メーカー。自動車・関連製品、充電式電池、携帯電話部品の研究開発、製造、販売。その他、組立サービスも手掛ける。
9 06889 ダイナムジャパン
(ダイナムジャパン)
顧客にパチンコとパチスロという2タイプのゲームをする会場を提供する日本のパチンコホール運営会社。異なるプレー料金のパチンコとパチスロゲームを提供する「既存店」、「ゆったり館」及び「信頼の森」という3タイプの店を運営する。
10 02382 舜宇光学
(サニーオプティカル)
光学機器の設計・研究開発・製造・販売。

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