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本土資金の流入によって恩恵を受ける銘柄に注目

マネックスの今が旬の注目5銘柄 中国株

本土資金の流入によって恩恵を受ける銘柄に注目

券商中国は2月19日、「年金運用ファンドについて来週にも、その資金が運用者の手に渡るとみられ、約100億元規模の資金が、"バリュー投資"、"アクティブ投資"などの投資ファンドに流入するだろう」と報じている。

券商中国は昨年12月6日、「年金資金の本格的なA株投資解禁が近付いており、運用口座への入金を待つばかりである」と伝えており、「21社の年金運用者名簿が明らかにされており、この内14社が公募ファンド、3社が保険会社、3社が資金運用管理会社、1社が証券会社である」としている。

2015年末時点における全国の年金(養老金)規模は4兆元に達しており、支払い準備に備えなければならない分を除けば2兆元の運用枠がある。この内、最大3割までが株式運用できる仕組みとなっており、6000億元規模の潜在的な買い余力があるといえよう。

年金資金の株式運用方針は、あくまで長期投資である。中・大型株を中心にROEが高く、PERが50倍以下の株式を好み、高配当、低ベータが中心だが、一部については高ベータの成長株への運用もあるといわれている。

年金運用者は割安な香港市場への投資を拡大するのではないかとみられる。

中国人民銀行は、金融レバレッジを縮小させること、つまり、金融機関に対して理財商品の無謀な拡大、国債の投機、過剰な不動産融資、不動産ローン、証券会社の信用取引業務拡大のための資金供給などを押さえようとしている。

本土での株式バブルは起きにくい。投機資金についても本土ではなく香港に流れ込むだろうとみられる。

今回は本土からの資金流入で恩恵を受けそうな銘柄に注目したい。

(2017年3月 3日執筆)

[00489]ドンフォンモーター(東風汽車集団)

株価
9.05香港ドル(3/23終値)
特徴
H株/本土大手自動車メーカー
企業動向
東風集団の中核企業。日産、ホンダに加えPSA、ルノーとの間で合弁事業を展開。2016年のグループ販売台数は上海汽車集団に次ぎ第2位。2016年6月中間期業績は13.2%減収、1.8%減益。PSAとの合弁販売会社が不振で大幅減収。一方、新車発売、小型車購入減税の効果などから持ち分法適用企業の業績が好調。微減益にとどまった。不振のPSAとの合弁事業が今期回復見込み。

[02018]AACテクノロジー(瑞声科技)

株価
95.25香港ドル(3/23終値)
特徴
その他香港/民営の電子部品メーカー
企業動向
スピーカー、レシーバーなどの可動コイルデバイス、スマホ、ゲーム機などに使われるバイブレーター、RFモジュールなどを製造。2016年1-9月期業績は23.8%増収、17.1%増益。スマホの音質向上が進み可動コイルデバイスが大幅増収。ただ、研究開発費を大きく増やしたことで増益率は増収率を下回った。2017年はiPhone発売10周年となり、大きな変更が加えられる見通し。アップルは同社の最大の顧客。業績好調続く見通し。

[02382]サニーオプティカル(舜宇光学)

株価
57.50香港ドル(3/23終値)
特徴
その他香港/民営の光学部品メーカー
企業動向
スマホ用カメラモジュールなどの光電製品、レンズなどの光学製品、光学機器を製造。2016年6月中間期27.1%増収、51.2%増益。スマホメーカーが高機能製品の開発を加速。高級カメラモジュールの販売が大きく伸びた。また、車載用カメラモジュールの急増もあり、大幅増益となった。2017年はiPhone発売10周年となり、大きな変更が加えられる見通し。カメラモジュールの高級化、自動車搭載用の需要増などから、業績好調が続く見通し。

[02388]BOCホンコン(中銀香港)

株価
31.80香港ドル(3/23終値)
特徴
レッドチップ/中国銀行の香港子会社
企業動向
香港の地場銀行としては、預金残高、貸出残高ともにトップクラス。2016年6月中間期業績は、13.5%減収(経常収益)、219.2%増益。人民元の下落、人民元金利低下などにより利鞘が縮小するなど、貸出業務が軟調。南洋商業銀行の売却により大幅増益達成。中国銀行は同社に対してマレーシア、タイなどASEAN事業資産を注入。一帯一路戦略の加速により、融資活動が活発化。人民元の国際化は人民元業務に強みを持つ同社にとって有利。

[01088]シェンホアエネルギー(神華能源)

株価
18.60香港ドル(3/23終値)
特徴
H株/中国最大の国策石炭会社
企業動向
内モンゴルから陝西省に跨る国内最大級の「神東炭鉱」を保有。石炭の開発、採掘、石炭発電所の経営、石炭の鉄道輸送、港湾管理、船舶輸送などを一貫して手掛ける。2016年12月期業績について同社は約41%増益になると発表。上期は19.3%減益だったが、下期に入り供給側改革の効果が表れ、石炭価格が急上昇、増益に転じた。今後も、旧設備の淘汰が進み供給量が絞られる一方、需要は安定成長が見込まれる。業績回復続く。

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TS・チャイナ・リサーチ代表

田代 尚機氏

1958年愛知県生まれ。1984年東京工業大学大学院理工学専攻修了後、大和総研に勤務。1994年から大和総研の代表として北京に駐在し、中国経済担当エコノミスト、中国株担当アナリストとして活動。
2003年10月から2007年2月まで内藤証券に勤務。中国部長としてプロモーションを中心に中国ビジネス全般を担当。2008年TS・チャイナ・リサーチ株式会社を設立し、現在は中国株・中国経済に関する雑誌やセミナー等への出演を中心に活躍の場を広げている。

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順位 銘柄コード 銘柄名 特色
1 00700 騰訊控股
(テンセント)
中国最大手のインターネットサービス企業。主に、インターネット向け、携帯電話向けの付加価値サービスとオンライン広告サービスの提供。また、「微信」・「騰訊遊戯」など、SNSやオンラインゲームを含むその他多くのサービスを展開。
2 00702 中国油気
(サイノオイルガス)
石油の探査、販売などを行う。
3 00027 銀河娯楽
(ギャラクシーエンター)
マカオのカジノ大手。主な事業は、カジノ施設運営。その他、ホテル経営、建材の生産・販売なども手掛ける。
4 03311 中国建築国際
(チャイナステートコン)
建設、プロジェクト管理、熱、電気の供給、接続サービス、インフラ計画への投資、保険業務、プレキャスト型枠、資材の製造などを行う。
5 01398 中国工商銀行
(インダコマシャルバン)
中国四大商業銀行の一角。総資産・預り残高では中国最大を誇る。
6 02343 太平洋航運
(パシフィックベーシン)
貨物、チャーター船、船舶の管理、海上貨物輸送を行う。
7 01211 BYD
(ビーワイディー)
自動車メーカー。自動車・関連製品、充電式電池、携帯電話部品の研究開発、製造、販売。その他、組立サービスも手掛ける。
8 02018 瑞声科技
(AACテクノロジー)
動的コンポーネント(レシーバー、スピーカー含む)、マイク、ヘッドホン、その他製品(変換器、振動器含む)の製造を行う。
9 00981 中芯国際
(セミコンダクタマニュ
コンピュータ支援設計(CAD)、集積回路製造などの展開。
10 02836 isharesインド
(iシェアーズインド)
株価指数連動型上場投資信託(EXCHANGE TRADED FUND/ETF)。BSE SENSEX インディア指数(iShares BSE SENSEX India Tracker)の運用成績に概ね連動する投資結果を提供。

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