はじめてのテクニカル分析

用語集

リスク
価格が変動する大きさのこと。運用途中で生じる損失規模の可能性を事前に知り、適正な水準に管理することは重要である。リスクにはダウンサイド(下落)・リスクとアップサイド(上昇)・リスクがあるが、片方だけを測定する方法はないので、両方を包含した価格変化率の標準偏差で代用することが多い。この値をVaR(Value at Risk、バリュー・アット・リスク)という。また、リスクの管理をすることをリスク・マネジメントという。
リトレースメント
価格推移の綾戻し(反動)のこと。上昇局面における上値輻に対するその後の下落率、下降局面における下落幅に対するその後の上昇率の目安で、1/3、1/2、2/3のダウ・リトレースメント、それに1/8刻みを加えたギャン・リトレースメント、23.6%、38.2%、50%、61.8%、76.4%のフィボナッチ・リトレースメントなどが有名。日本でも半値押し、半値戻しなどというが、必ずしも統計的にその比率の反動が多いというわけではない。
ロスカット
損失を限定すること。上昇を期待して買いポジションを持った際、現在価格よりも一定割合下の価格に売り注文を出しておけば、思惑に反して下落した場合に自動的に売り注文が執行されてポジションを手仕舞うことができる。このような注文をロスカット注文という。また、評価損が一定割合を超えた場合にポジションを閉じるように事前に決めた判断基準のことをロスカット・ルールといい、損失拡大を防ぐ基本である。
ローソク足(ろーそくあし)
明治時代に日本で考案されたチャートのこと。名は形に由来する。高値と安値を縦線で結び、始値と終値を長方形で表し(実体[じったい]という)、終値の方が始値よりも高ければ白抜きで、安ければ黒で塗り潰す。実体から高値または安値までの縦線を影(かげ)という。単線でも需給の圧力が暗示されるほか、2本、3本の組み合わせの解釈も研究されている。現在では海外でもCandle Stick Chartと呼ばれ、利用が広がっている。

※日本テクニカルアナリスト協会 「はじめの一歩 テクニカル分析 ハンドブック4(用語集)」より転載