一目均衡表は、昭和初期に細田悟一氏(ペンネーム:一目山人、都新聞社の商況部部長)が約2,000人のスタッフと7年をかけて完成させ、「相場は買い方と売り方の均衡が崩れた時に大きく動くので、どちらが優勢かが分かればよく、それを一目で知ることができる」という由来による相場分析手法です。
日本ではもちろん、海外のファンドマネージャーにも支持され、個人投資家の中でも最も人気の高いテクニカル指標の一つです。
一目均衡表は、転換線・基準線・先行スパン(2本)・遅行スパンの5本線を使い、時間論・波動論・値幅観測論の3つの理論から構成されています。
基準線が重要で、基本的には移動平均線と同様の使い方になります。
先行スパン1と先行スパン2に挟まれたゾーンのことを「雲(抵抗帯)」と呼び、「雲」とローソク足との位置を見るだけで、相場の動向をチェックすることが可能です。
遅行線は「売り」か「買い」かのタイミングを計る場合に見ます。 遅行線がローソク足を上回った場合を「好転」(買いシグナル)、逆に下回った場合を「逆転」(売りシグナル)と判断します。
下記3つの条件が揃うと、非常に強い買いシグナル(売りシグナル)になります。
『1時間でマスター!マンガと図解でわかる 新NISAの教科書』
マネックス・ユニバーシティ 福島 理 著
扶桑社 / 2023年9月発売 / 価格:1,650円(税込)
『勝ってる投資家はみんな知っているチャート分析』
マネックス・ユニバーシティ 福島 理 著
扶桑社 / 2021年3月発売 / 価格:1,650円(税込)
『勝ってる投資家はみんな知っているチャート分析2』
マネックス・ユニバーシティ 福島 理 著
扶桑社 / 2022年5月発売 / 価格:1,650円(税込)