3月は1年の中で上場企業の決算が最も集中する月です。その中で株主優待を実施している企業も多くあります。株主優待の内容は、ギフトカードやクオカ―ド、図書カードに加え、お米やグルメ、自社製品詰め合わせ、優待券・割引券・施設利用券など様々です。
そんな株主優待を取得時の株価変動リスクを小さくしながら取得するのが「つなぎ売り」という手法です。つなぎ売りは信用取引を使いますが、注意したいのが「逆日歩」。
発生すると思わぬコストになる逆日歩について、その専門家である日本証券金融株式会社のご担当者様に、逆日歩の仕組みから、逆日歩が付きやすい注意銘柄まで解説いただきました。
ぜひご視聴ください。
逆日歩とは?
逆日歩とは、信用取引(制度・半年)において、不足している株を取引する際の調達コストです。信用取引(制度・半年)において売建てされている方が支払うコストになります。
反対に、買建てされている方は逆日歩を受け取ることができます。
制度信用取引の場合、株式の調達は証券会社を通じて、日本証券金融(株)へ依頼しますが、そこで株不足(買建てより売建てが上回る場合)が発生します。
特に決算企業が集中する3月は逆日歩が1年の中でも付きやすく、注意が必要です。
出典:日本証券金融(株)作成資料。以下、動画より転載
つなぎ売りのリスク。逆日歩について解説!
「逆日歩」について、信用取引(貸借取引)の専門業者である日本証券金融(株)が解説します。
信用取引の仕組みや活用方法を解説
信用取引には信用取引口座の開設が必要です。(無料)
信用取引を行うためには、信用取引口座が必要です
信用取引は、投資した資金(保証金)に比べて大きな利益が期待できますが、その一方で価格の変動が予想と違った場合には、損失も大きくなります。信用取引を利用するときは、その仕組みをよく知り、お客様自身の判断と責任において行うようお願いいたします。
また、信用取引口座の開設には審査がございます。審査の結果によってはお申込を受けかねる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
逆日歩を気にしないで取引するには、一般信用取引を活用!
お知らせ
2019年3月23日(土)から、一般信用「売建取引」(無期限)の取扱いを開始いたします。
一般信用「売建取引」(無期限)なら、証券金融会社を利用せず株券を調達するため「逆日歩」のコストが発生しません。
これにより、追加のコストを気にすることなく長期保有・つなぎ売りが可能となります。