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日経ヴェリタス賞受賞の注目ファンド 社長インタビュー第3弾

日経ヴェリタス賞受賞の注目ファンド 社長インタビュー第3弾

日本経済新聞社が主催する「2020年日経優秀製品・サービス賞」において、「日経ヴェリタス賞」を受賞した「マネックス・アクティビスト・ファンド」。本ファンドに助言を行うカタリスト投資顧問の代表取締役社長でチーフポートフォリオマネージャーでもある平野太郎氏にインタビューを行いました。運用への姿勢や、お客様の投資先として実際に期待できそうなのか、など本当に気になるところを質問しています。第3弾は「エンゲージメントについて」です。

対話先の企業の反応は「想像以上に好意的」

ーファンド運用から、これまで何件くらいのエンゲージメントを行ってきたのでしょうか。 またどのような提案内容が多いのでしょうか。

「現在のエンゲージメント銘柄はポートフォリオのうち15社程度です。その投資先に応じて、それぞれの課題があるため、エンゲージメントの内容は多岐に亘ります。具体的には、投資計画や事業整理といった事業計画の見直し、業界再編の推奨、親子上場解消含むガバナンスの高度化、貸借対照表の効率化、株主還元の強化、サステナビリティの観点を含めたIR改善、などです。過去、想定していたエンゲージメントが刺さらない銘柄については、売却をしたものもあります。」

(執筆者コメント)15社というと少なそうに見えますが、経営陣へのエンゲージメントを行うことを考えると、必然的に少なくなるということです。この中で特に注目すべきことは「過去、想定していたエンゲージメントが刺さらない銘柄については、売却をしたものもあります。」だと思います。エンゲージメントなんて成功するの?という見方も多いと思いますが、成功しそうな銘柄に投資をしているということで、投資効率が向上するのでしょう。

ー現在、投資先への提案などコミュニケーションは行っていますか?

「現在ポートフォリオの60-80%程度はエンゲージメント銘柄に投資しています。また、エンゲージメント銘柄は15銘柄程度で構成されており、それらの銘柄については継続的にエンゲージメントを行っています。コミュニケーションの対象としては、その会社のマネジメントや経営企画部門の主要メンバー、社外取締役、その会社が属する業界を管轄する中央省庁、マスコミなどです。引き続きエンゲージメント効果の発現を目指し、丁寧なコミュニケーションを継続していきたいと思っています。」 

(執筆者コメント)他のアクティビストファンドとの違いは、エンゲージメント先に経営陣だけでなく、中央省庁やマスコミが入っていることでしょう。社会的に大きくプラスの作用を働かせることができるエンゲージメントが中央省庁やマスコミに好感され、社会のうねりとなり、会社の変革を後押ししていくものだと思われます。そして、その変革の結果がリターンとなり、ファンド、ひいてはファンド保有者に返ってくるものと言ってよさそうです。

ー現在の提案の受け入れられ方はどのような状況でしょうか?

「現在、松本がもつ経験とネットワークを生かし、様々な角度からエンゲージメントを行っており、複数の銘柄において、投資先における企業変革の確度が高まっている状況です。各社のエンゲージメントの状況は投資先との関係性に鑑み、詳細は非公開とさせていただいておりますが、『受け入れられ方』という点では、どの投資先とも比較的好意的にコミュニケーションができていると考えています。」

(執筆者コメント)本ファンドはオンライン運用報告会を定期的に行っています。その中で、本ファンドを実質的に運用しているカタリスト投資顧問の松本会長は「エンゲージメントは総力戦」というようなことを繰り返し話しています。これは提案のみでなく、会社との様々な関係づくりなどを指しているようで、「比較的好意的」というのはそれがうまくいっていることを示していそうです。

エンゲージメントの成果は、どれくらいで現れる?

ー提案活動が実際に株価に影響を及ぼすには通常どれくらいの期間が必要なのでしょうか?

「エンゲージメントのような双方向のコミュニケーションが必要とされる投資戦略では、市場内の売買でリターンを稼ぐというよりは、複数の関係者を巻き込み、企業変革によりリターンを出すという戦略のため、相応の時間が必要と考えております。経営陣にこれまでの会社の在り方を見直すことを提案することになるので、弊社の提案に耳を傾けて取り入れて頂くのに時間が掛かることは感覚的にもご理解いただけるのではないかと思います。」

(執筆者コメント)エンゲージメント活動が株価に影響するにはいくつかの段階がありそうです。会社が提案を聞いてみようという段階、実際に動いてみようという段階、そしてその動きをマーケットが評価する段階です。これらは一朝一夕に動くものではなさそうです。しかし、先ほどの質問にあったように10を超える会社とそういうアプローチを進めているので、それらの効果が出てくるタイミングは投資先によって異なると考えられます。今後、実際の動きが見えてくることを期待したいです。

ー投資先が提案に沿って動いた場合、どれくらいで成果が現れますか?

「当社の提案内容およびコーポレーションアクション次第と考えます。例えば、還元の強化やM&Aによる親子上場の解消などの資本取引は極めて定量化しやすい為、公表された場合には、早期に市場に織り込まれると考えます。一方、事業計画の見直し、ガバナンス強化やIRの改善については、定量化が難しい為、投資先が少しずつ成果を出すにつれて、徐々に市場に織り込まれていくものと考えます。」

(執筆者コメント)先ほどの「その動きをマーケットが評価する」のにどれくらいの時間がかかるのかを聞いたものです。増配や自社株買い、合併・買収などはすぐに株価に影響する一方、マーケットが織り込むのに時間のかかるものもあるということだと思います。また、成果が現れるタイミングは銘柄によって異なるということだと思いますが、気になるのはその動きや進捗です。実際に動きにつながったものはあるのでしょうか。

ー現在、投資先への提案で具体的な動きにつながったものがあれば教えてください。

「マネックス・アクティビスト・ファンドは運用から半年ということもあり、案件の具現化には、もう少し時間を要するという状況です。一方で、運用当初と比較して、確度の高まった銘柄は複数あります。現時点で、各社の詳細なエンゲージメントの状況については、投資先との関係性に鑑み、非公開とさせていただいております。将来的に、皆様に共有できるタイミングが来ることを楽しみにお待ちください。エンゲージメントの実現に向けて、投資先への丁寧なコミュニケーションを継続したいと思います。」

(執筆者コメント)「マーケットの評価の変化」が投資家にとっては期待すべき果実で、実を結ぶまでにはある程度の時間を要するということです。アクティビストファンドはその性格上、食べ頃が来るまでに一定の仕込み期間が必要ということだと思います。それでは、本ファンドの一つの特徴である、保有者との関係についても聞いてみましょう。

個人投資家の意見が企業に届く

ー本ファンドの保有者に対して具体的にどういうコミュニケーションを行いますか?

「保有者の方向けの情報公開の仕組みとして、複数の方法を有しています。まず、マネックス・アクティビスト・ファンド特設サイトにて、月初めに月次レポートを公開し、その月の運用状況を共有しております。また、ウェブサイト上で開催される報告会では、保有者の方より質問を受け付け、その場で回答をさせていただいております。さらに、アクティビストフォーラムの開催(次回は2月13日(土)を予定)アクティビストフォーラムの開催(次回は2月13日(土)を予定)や、当社のファンド解説シリーズである「語(カタ)リスト」、当社のTwitterアカウントを通じた情報発信、などアクティビストファンドを身近に感じていただけるような機会も随時設けております。」

(執筆者コメント)特徴的だったのは、役所やメディアも巻き込んだエンゲージメント活動に加え、保有者・投資家も巻き込む仕掛けがある点です。報告会やイベントなどもかなり力が入っているように感じます。投資を考えている方は一度それらに参加してみて納得できるか考えてみるのも良いかもしれません。

ー保有者から声を集めて、投資先や提案を決めるような予定はありますか?

「はい、随時そういう状況にあります。マネックス・アクティビスト・ファンドの特設サイトでは、お客様のご意見を募集するページを設けております。これまでにも個人投資家の皆様から、複数の銘柄についてご意見をいただくことがありました。また、過去には、エンゲージメントの一環として、そういった個人投資家の皆様のお声を、会社側に共有することがありました。普段、個人投資家の皆様と意見交換をする機会が少ない会社からは、『日本の個人投資家からこのような意見をいただいたことは大変貴重であった』とのフィードバックをいただいております。」

(執筆者コメント)エンゲージメント活動をするにあたって、銘柄を探すところでは「個人投資家の眼」に大きな価値がありそうです。そして、エンゲージメント活動の際も投資家が見えないアクティビストファンドに提案されるよりは、意見を携えた個人投資家という投資家が見える本ファンドのほうがエンゲージメントが受け入れられやすそうに思います。回答のフィードバックも興味深いものです。

ー他のファンドと違う保有者への向き合い方があれば教えてください。

「他の投資信託と異なり、個人投資家の皆様の声を、上場企業に伝えることができることは、マネックス・アクティビスト・ファンドの強みの1つだと捉えています。個人投資家の皆様の声を、会社側に共有し、また、松本をはじめ、カタリスト投資顧問のメンバーが一丸となってエンゲージメントを進めることで日本企業の変革の後押しをしていきたいと考えています。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。」

(執筆者コメント)先ほどの質問と同様、個人投資家の声の重要性を感じる回答です。カタリスト投資顧問はアクティビスト活動のための強力な布陣であると思います。イベントやセミナーなどを通じ、カタリスト投資顧問のメンバーと個人投資家のコミュニケーションが深まることそれ自体がこのファンドの成功につながることなのかも知れないと思います。

(執筆者による全体コメント)
2020年6月に運用を開始した「マネックス・アクティビスト・ファンド」は、基準価額の動きも順調になってきており、運用の現場ではその数字以上の着実な歩みがあるということが感じられるインタビューでした。アクティビストファンドのパフォーマンスの源泉である、エンゲージメント活動はその性格上、結果が出るのに時間がかかります。一方で、結果が出るときには株価の上昇が期待できます。そういう意味では、その結果がまだ出ていない今こそがエンゲージメントによるアップサイドを享受する上で投資検討タイミングとしておもしろい時期だと思います。

本ファンドは情報発信にも積極的です。投資商品は日々の値動きがあり、その値動きに感情的に反応してしまうことは避けられません。そのときに感情に流されず、自分の考える合理的な投資を続けるためには投資先をよく知って、一定の確信を得ることが大事なように思います。ぜひ、動画やオンラインセミナー、特設サイトやSNSなどをご覧いただき、ご自身の眼でも見ていただけるとおもしろいのではないかと思います。

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2/13 マネックス・アクティビスト・フォーラム2021開催

マネックス証券取締役会長の松本大をはじめ、マネックス・アクティビスト・ファンドの運用メンバーが登壇し、ファンドの活動やアクティビズムについて語ります。また、2020年に東京ドームへの投資で話題となったオアシス・マネジメント最高投資責任者のセス・H・フィッシャー氏も録画で出演します。

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