人生100年時代を迎えるにあたり、避けて通れなくなった親の介護問題。3週にわたり、筆者の経験に基づく「自滅せずに親も家族も幸せになる介護」の思考法をお伝えしてきましたが、今回は最終回の第4弾。
これまでは親の介護に焦点を当ててきましたが、今回は介護資金についてです。介護は在宅でも施設への入居でも資金が必要となります。親の資産、子の資産どちらから介護費用を捻出するか、決まっていますか?ご自身の資産把握は大切です。また、子世代の皆さんが将来的に介護される立場になることも想定しながら読んでみてください。
筆者紹介
渋澤 和世
在宅介護エキスパート協会代表
親の介護をきっかけに、社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなどの資格を取得。2人の子どもに恵まれるも、両親が同時期に脳血管障害、認知症、骨折、肺炎で入院を繰り返す。長年にわたり仕事・子育て・介護のトリプルワークを経験。その経験を生かし、新聞やWebメディアでの執筆も多数。著書『親が倒れたら、まず読む本』(プレジデント社)は家族の入院・介護に取り掛かる方のバイブルとなっている。