6月28日(火)に、マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来、通称:まふ)の運用報告セミナーを開催いたしました。マネックス証券 会長、カタリスト投資顧問 取締役会長の松本 大、カタリスト投資顧問 代表取締役社長の平野 太郎氏が出演し、直近の運用報告に加えて、事前にお寄せいただいた質問や、セミナー中にお寄せいただいたみなさまからのご質問にもお答えいたしました。
本セミナーの見どころ(ページ下部に動画リンクがございます)
- 祝!運用開始から2周年を迎えたファンドの運用状況は?
- セプテーニ・ホールディングスとの対話(エンゲージメント)事例の詳細をご説明
- まふに関する疑問に松本大とカタリスト投資顧問の平野社長が回答
動画はページ下部よりご覧いただけます。また、当社YouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド※1」、もしくは「まふ」特設サイト※2からもご覧いただけます。
- :当社YouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」に遷移します。
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質疑応答パートから一部を抜粋してご紹介(回答部分は要約)
Q. 株式市場全体は下げ基調です。まふも、その影響は免れないのでしょうか?
Q. 最近の日経平均の下落時には、まふの運営はとても安定していると思います。反対に、反発する時にも、他のファンドと同等の上昇が見込めるのでしょうか?
平野:まふも影響を受けているが、なるべく影響を受けないように工夫している。日経平均はTOPIXよりも下落しているが、上がったときどうなるのか、という話はチーム内で常に議論している。下がったものが同じように上がるとは限らないと思う。同じように下がったものの中で一部分だけが戻る(上がる)可能性が高いと思っているため、そういったポジションを取れるようにチームで議論している。
松本:個人のお客様の望まれているリターンは絶対リターンだと思う。インデックスにどうこうではなくて、インデックスが下がるときは上がる、インデックスが上がるときは同じように上がる。そうなるようにポートフォリオの味付けをしていて、今後もっとそういった動きになるようにしていきたい。
Q. あまりにも株主軽視の上場企業が多すぎると思いますが、JPXの働きによって改善できる部分が大きいと思います。アクティビスト活動するべき対象は、まずはJPXではないでしょうか?「まふ」で何とかしてくれませんか?
松本:本当にその通り。私がニューヨーク出張に行っている間にJPXの株主総会が行われていたが、もし出張がなければ、JPXの株主総会に出席して、手を上げて意見を言いたいと思っていた。ただ、出張が決まったときにJPXの株主総会に出られないことがわかったので、直接JPXの役員に意見を伝えた。「まふ」で、というよりかは個人的なこだわりかもしれないが、JPXや東証にはこれからも強く意見を言っていきたい。
Q. 現在大学2年でアクティビストに興味があります。今からできることや何を勉強すれば良いのか教えていただきたいです。
松本:2つあると思う。一つは、新聞、雑誌、テレビ、ウェブメディア等で、会社で起きた問題などがニュースで取り上げられていると思う。そんな時に、自分がその会社の社長だったらどう対応するのか、そして、応用問題としてアクティビストだったら、といったように、「イメトレ」をすることで見え方や分析が変わってくる。もう一つは、アクティビストとしての思考パターンが鍛えられて、実際に自分がアクティビストになったら、どうするのかを考える。投資先の社長やメディアに、こちらの意見を理解してもらい、相手を動かさなければいけない。これには「コミュニケーション力」が必要。自分の話で、相手にどうアクションを取らせるか。コミュニケーション力を身につけるのが大事になってくる。
平野:エッジがあった方がいいと思う。エンジニアリング、サイエンス、法律、またはコミュニケーションでも、エッジをつくること。その上で、経験としては、コンサルタントや投資銀行、法律かもしれないが、ジェネラリスト的なこともあった方が良い。「エッジ+ジェネラリスト」がスキルセットとしてはこの業界で活きると思う。
※マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。(収録日:2022年6月28日)
マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来、通称:まふ)のご紹介
マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来、通称:まふ)
<ファンドの特徴>
- 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
- 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
- マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。
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