サイト内の現在位置を表示しています。

優待も配当も狙える業績安定・財務健全な銘柄とは?

相場環境が不安定な昨今、投資する銘柄にお困りのお客様も多いかもしれません。本コンテンツではマネックス証券の銘柄分析ツール「マネックス銘柄スカウター」を活用し様々なテーマで銘柄をご紹介します。今回のテーマは「優待も配当も狙える業績安定・財務健全な銘柄」です。

株主優待や配当金で銘柄を探す場合のポイント

株主優待制度とは、株主に対して商品やサービスをプレゼントする制度です。また、配当金とは、株主に対して分配される現金配当のことです。ともに、権利確定日に対象の株式を保有していると受け取ることができます。株主優待や配当金で銘柄を探す場合のポイントは、業績の安定性や財務状況の健全性なども加味して絞り込むことです。今回は、株主優待や配当金だけでなく長期的に安定した値動きが期待できる銘柄を探していきます。

毎月の権利付き最終日など株主優待について詳しくはこちら

優待も配当も狙える業績安定・財務健全な銘柄

株主優待も配当も狙える銘柄のうち、長期的に業績が安定していて財務状況が健全な銘柄を「マネックス銘柄スカウター」の10年スクリーニング機能を使って抽出しました。具体的なスクリーニング条件および抽出された銘柄は以下のとおりです。

スクリーニング条件

10年スクリーニングの「基礎条件」で株主優待ありにチェックし、「条件を追加する」ボタンから詳細条件をそれぞれ設定して抽出します。

【基礎条件】

  • 株主優待:あり

【詳細条件】

  • 会社予想配当利回り:2%以上
  • 過去10年間の通期売上高の平均成長率:0%~5%
  • 過去10年間の通期営業利益の平均成長率:0%~5%
  • 今期売上高の会社予想:1%以上増収
  • 今期営業利益の会社予想:1%以上増益
  • 自己資本比率:60%以上
  • 有利子負債比率:20%以下

スクリーニング結果

銘柄(銘柄コード) 終値(07/15) 配当利回り(会社予想) 1株あたり
配当金額
(会社予想)
売上高成長率10年平均 営業利益
成長率
10年平均
NITTO(1738)435円3.68%16円5.0%4.8%
日清製粉G(2002)1,636円2.38%39円4.4%2.4%
スタジオアリス(2305)2,244円3.12%70円1.7%0.2%
トーエル(3361)907円2.21%20円0.9%0.6%
ニチバン(4218)1,655円2.11%35円1.2%4.4%
インテージH(4326)1,354円2.58%35円4.5%2.4%
大塚H(4578)4,917円2.03%100円2.7%0.4%
USS(4732)2,527円2.67%67.4円2.4%4.1%
ポーラオルビスH(4927)1,627円3.20%52円0.7%2.8%
長谷川香料(4958)2,917円2.02%59円2.3%4.1%
MORESCO(5018)1,145円3.49%40円3.9%1.9%
岡部(5959)609円3.61%22円2.4%1.0%
パイオラックス(5988)1,978円6.42%127円1.7%1.0%
帝国電機製作所(6333)1,719円3.37%58円2.3%1.6%
椿本チエイン(6371)3,020円4.30%130円4.1%4.0%
KVK(6484)2,190円2.28%50円1.6%2.4%
本多通信工業(6826)515円3.30%17円2.8%2.8%
京セラ(6971)7,101円2.82%200円4.4%4.3%
ムロC(7264)1,072円4.10%44円3.2%0.8%
高速(7504)1,500円3.07%46円4.0%2.3%
オーハシテクニカ(7628)1,384円4.12%57円0.3%4.0%
プロネクサス(7893)1,100円3.27%36円3.9%4.0%
K'sH(8282)1,418円3.10%44円0.3%2.1%
中央倉庫(9319)975円2.77%27円0.9%3.9%
静岡ガス(9543)942円2.02%19円0.4%2.9%

(出所)2022年7月19日時点のマネックス銘柄スカウター

スクリーニング項目が多いため一部の項目を省略して表示しています。

アナリストによる銘柄解説

10年スクリーニングで抽出された銘柄の一部をマネックス証券のマーケット・アナリスト益嶋裕の解説でご紹介いたします。

日清製粉グループ本社(2002)

国内トップの製粉会社グループ。前期は国内製粉事業、米国製粉事業の好調等により22億円の営業増益を達成。今期は小麦価格の上昇に加えて大幅な円安進行もありコスト増が見込まれるが、現時点の会社予想では営業増益を確保する見込み。自己資本比率は60%超、現預金等が約700億円に対して有利子負債は810億円程度と実質的な借金は少なく財務も健全。前期まで着実に増配を続けてきており株主還元にも積極的。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

株主優待

内容:500株以上保有で自社グループ会社製品
株主優待獲得に必要な最低金額:818,000円
権利付最終日:2023年03月29日

優待内容の詳細をみる


大塚ホールディングス(4578)

大塚製薬を中軸とする大手医薬品グループ。医療関連、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連の3事業を展開。各種専門治療薬に加えてポカリスエット、オロナミンC、カロリーメイト、ボンカレーなど知名度の高い製品を多く抱える。前期は成長投資の前倒し等で営業減益となったが今期はV時回復を見込む。前期まで7期連続1株当たり100円の配当を実施し今期も同額見込み。自己資本比率は70%を超えていることに加えて実質無借金経営と財務基盤は強固。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

株主優待

内容:100株以上保有で3,000円相当の自社グループ製品(飲料・食品等)
株主優待獲得に必要な最低金額:491,700円
権利付最終日:2022年12月28日

優待内容の詳細をみる


京セラ(6971)

情報通信、自動車関連、環境エネルギー、ヘルスケア、半導体など様々な分野を手がける大手電子部品メーカー。前期は5G関連や半導体関連部品の伸びなどが牽引し過去最高業績を更新。今期も同様の事業の好調を見込み、売上高は初の2兆円、営業利益は1740億円とどちらも最高更新を見込む。好調な業績を背景に今期も大幅増配見込み。こちらも自己資本比率70%超え、実質無借金と強固な財務体質には安心感がある。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

株主優待

内容:全株主に自社およびグループ会社指定製品・サービスの優待価格販売
株主優待獲得に必要な最低金額:710,100円
権利付最終日:2022年09月28日

優待内容の詳細をみる


ケーズホールディングス(8282)

業界3位の大手家電量販店。旗艦ブランドのケーズデンキを全国で500店以上展開。前期はコロナ禍での特需の剥落などで営業減益となったが今期は再び増益見込み。今期や来期は外国人観光客による消費も追い風となりそう。株主還元に積極的で着実な増配傾向を継続中。長期的には人口減やECの利用拡大にどう対応するかなどが課題となるが、予想配当利回りは約3%、予想PERは約9倍、PBRは1倍程度と割安感も目立つ。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

株主優待

内容:100株以上保有で優待券(1,000円)1枚等
株主優待獲得に必要な最低金額:141,800円
権利付最終日:2022年09月28日

優待内容の詳細をみる


静岡ガス(9543)

ガス販売量国内4位のガス会社。都市ガスやLPガスの販売や卸売などを手掛ける。前期は大口顧客の稼働増等により増収も営業減益となった。第一四半期決算はガス販売量の増加や単価上昇により大幅な増収を達成。営業利益は減益だが、既に今期の会社予想に対する進捗は約50%と高進捗。業績はどうしても市況に左右される側面が大きいが、毎年少しずつながら着実に増配を実施しており財務は実質無借金。

通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター

株主優待

内容:300株以上保有で1,000円相当の静岡県特産品または自社ポイント等
株主優待獲得に必要な最低金額:282,600円
権利付最終日:2022年12月28日

優待内容の詳細をみる

現物取引手数料の引下げ 3月22日約定分(予定)から

銘柄スカウター「10年スクリーニング」の使い方

マネックス銘柄スカウターとは

マネックス銘柄スカウターとは、2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」「理論株価」など投資判断に役立つ様々な情報をご提供しています。

ログインして利用する

利用する

マネックストレーダー株式スマートフォンからもアクセス可能です。詳細はご利用方法をご覧ください。

「10年スクリーニング」の使い方

「10年スクリーニング」とは、2019年4月の提供開始以来ご好評をいただいている機能です。過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能です。下記では簡単な使い方をご説明します。

銘柄スカウターを開いたら上部の黄色いメニューの「10年スクリーニング」を押す。

スマートフォンでご利用の場合は右上の三本線のメニューよりご選択ください。

10年スクリーニングを開いたら「新規作成」ボタンを押す。

絞り込みたい条件を入力する。詳細条件を設定したい場合は「条件を追加する」を押す。

絞り込みたい詳細条件をチェックする。チェックが出来たら「決定」ボタンを押す。

条件を設定したら「スクリーニング」ボタンを押す。

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

<手数料等>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
信用取引では、約定したお取引に対し当社が定める手数料がかかる他、信用金利等がかかります。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「上場有価証券等書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。