60代の方への満足度調査の結果から見えてくる老後の「資産」と「幸せ」への意識について、調査を実施したフィンウェル研究所の代表である野尻氏が解説します。前編は、「保有資産」への意識です。
老後のお金と満足度は、同世代に限らず50代以下の現役世代にとっても「これから何を重視していくべきか」考えるきっかけになると思います。是非、参考にしてください。
筆者紹介
野尻 哲史(のじり さとし)氏
1982年に大学を卒業し、国内外の証券会社調査部での勤務を経て、2006年より運用会社で投資教育に従事。20年以上にわたって資産形成・資産活用の啓発活動を続ける。2019年5月、定年を機に合同会社フィンウェル研究所を設立し、資産形成を終えた世代向けに資産の取り崩し、地方都市移住、勤労などに特化した啓発活動をスタート。行動経済学会、日本FP学会などの会員、日本アナリスト検定会員、2018年9月金融審議会市場ワーキング・グループ委員。著書に『IFAとは何者か』(一般社団法人金融財政事情研究会)、『老後の資産形成をゼッタイ始める!と思える本』(扶桑社)、『定年後のお金』(講談社+α新書)、『脱老後難民 「英国流」資産形成アイデアに学ぶ』(日本経済新聞出版社)など多数。
60代に聞いた「お金」と「満足度」(前編)
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