最近投資を始めた方の中には、「とりあえずS&P500」という運用スタイルを実践されている方も多いと思います。ただし2022年に入って以降、S&P500は大幅に下落しています。
ここでは投資の効率化について、シャープレシオに着目してご紹介します。難しい用語に感じるかもしれませんが、動画でわかりやすく解説していますので初心者にもおすすめの考え方です。
先行き不透明な相場を乗り切る一つの方法として、ぜひお役立てください。
【動画】投資効率を上げる足し算(他資産)術
~S&P500に組み合わせてリターンを下げずにリスクを抑える~
※マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。(収録日:2022年6月29日)
分散におすすめのファンド
一括でのご購入よりも、積立でコツコツと分散させる買い方がおすすめです。特に相場が大きく動く可能性が高いときには、「毎日つみたて」でしっかりと時間分散を行うと良いでしょう。
中国人民元ソブリンオープン(愛称:夢元)
- 中国本土に流通する中国人民元建ての中国のソブリン債に投資を行います。
- 運用にあたっては、金利予測やイールドカーブ分析を基に対象銘柄の流動性を勘案して、ポートフォリオの構築および修正を行います。
- ソブリン債の実質組入比率は高位を保つことを基本とします。
- 実質組入外貨建資産(人民元建て資産)については、原則として為替ヘッジは行いません。
詳細・お申込みはこちらから
米国短期ハイ・イールド債券オープン
- 主に米国企業の発行する米ドル建ての短期ハイ・イールド債券に実質的に投資を行います。
- ハイ・イールド債券を中心に投資し、価格変動リスクと信用リスクの低減に重点を置きポートフォリオを構築します。ポートフォリオのデュレーションは、原則として1年半~2年程度とすることを目標とします。
- 実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
詳細・お申込みはこちらから
シャープレシオとは?
シャープレシオとは、「リスクに対するリターンの値」です。取っているリスクに対して、どのくらいのリターンを得られているかを表します。数値が高いほど「運用効率が高い(=効率的に運用できている)」ことを示します。
米国株式と債券の足し算効果
S&P500が大きく下落した2021年11月末から2022年5月末の6ヶ月で、中国国債や米国短期ハイ・イールド債券を組み合わせた場合と米国株式(=S&P500)を比べてみます。
このような局面では、S&P500一本よりも中国国債や米国短期ハイ・イールド債券と組み合わせた場合の方が分散の効果で良いパフォーマンスを残す結果となりました。
- 出所:岡三アセットマネジメント株式会社作成のセミナー資料
- 米国株式は「S&P500種指数 インデックスファンド」を指します。また、米国株式と中国国債の組み合わせは「S&P500種指数 インデックスファンド」と「中国人民元ソブリンオープン」を50:50とした合成指数を指します。米国株式と米国短期ハイ・イールド債券の組み合わせは「S&P500種指数 インデックスファンドと米国短期ハイ・イールド債券オープンを50:50で混ぜた混合指数」を指します。