
2019年も残りわずかとなりましたが、今年のNISA非課税枠はご活用済みでしょうか?また、来年のNISA非課税枠で購入する銘柄はお決まりですか?本コンテンツではマネックス証券の銘柄分析ツール「マネックス銘柄スカウター」を活用して「NISAで買える健全に成長を続けている中小型株」をご紹介いたします。
成長株を買うなら売却益が非課税になるNISAで
NISA(少額投資非課税制度)とは年間120万円までの投資によって得られた利益が非課税になる制度です。株式投資では売却益や配当金が最長で5年間非課税となります。今回はそんなNISAを活用して投資したい成長株に注目して分析していきます。中でも売上高の伸びがよく、今後も成長を期待したい中小株を抽出して解説いたします。
※NISA口座で発生した損失は税務上ないものとされます。他の口座で保有する商品の譲渡益や配当金等との損益通算や、繰越控除をすることはできません。
NISA(少額投資非課税制度)についてはこちら
NISA非課税枠で投資したい中小型成長株
NISA非課税枠で投資したい中小型成長株を「マネックス銘柄スカウター」の10年スクリーニング機能を使って抽出しました。具体的なスクリーニング条件および抽出された銘柄は以下のとおりです。今年の非課税枠が残っている方は、ご自身の残りの非課税枠に応じて投資金額を調整してスクリーニングしてください。
スクリーニング条件
10年スクリーニングの「条件を追加する」ボタンから詳細条件を設定して抽出します。
【基礎条件】
- 時価総額:1,000億円以下
- 投資金額:120万円以下
【詳細条件】
- 通期売上高:5年間で5%以上成長
- 通期売上高:5期以上連続で増収
- 四半期売上高:10四半期以上連続で増収
- 直近の四半期売上高:前年同期比で20%以上上昇
- 自己資本比率:50%以上

(出所)2019年12月6日時点のマネックス銘柄スカウター
スクリーニング結果一覧

(出所)2019年12月6日時点のマネックス銘柄スカウター
アナリストによる銘柄解説
10年スクリーニングで抽出された銘柄の一部をマネックス証券のマーケット・アナリスト益嶋裕の解説でご紹介いたします。
企業のデジタルマーケティングを支援する。デジタルマーケティングに精通した人材を企業に派遣してプロモーションやウェブサイト運営の支援などを行う。デジタルマーケティングに対する企業のニーズは非常に高く今後も高まっていくと考えられ同社の事業には追い風になるとみられる。長期的に高成長を期待したい。
通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター
ホテルや旅館などの宿泊施設に予約サイト一元管理サービスを提供するとともに、ホテル予約サイト「予約.com」や総合比較サイト「比較.com」などの運営も行う。海外の大手サービスとの連携も目立ち、今後も長期的に続いていくとみられる外国人観光客の増加も追い風になりそう。
通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター
音声認識ソリューションの国内最大手企業。独自の音声認識エンジン「Ami Voice」が最大の強み。経済のグローバル化やインバウンド(訪日外国人旅行者)の増加に伴い音声認識への需要は高まっており、同社も長期的に高成長を続けてきた。
通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター
米セールスフォース社(CRM)のサービスやAmazon Web Services(AWS)を活用したソリューション提供やシステムコンサルティングなどを手がける。前期比30%ー40%の売上成長を続けており、営業利益も徐々に増加。サービスのクラウド化の流れはますます進むとみられ、同社の引き続きの高成長に期待したい。
通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター
ビッグデータを活用し企業の事業支援を行う。AIを活用した業務の自動化(RPA)支援も積極的に行う。ストック型収益の積み上がりにより順調に成長しており足元の業績も好調。ビッグデータの活用という企業のニーズに合ったビジネスを展開。
通期業績推移

(出所)マネックス銘柄スカウター
マネックス銘柄スカウターとは
2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」など投資判断に役立つ様々な情報をご用意しています。
10年スクリーニング
2019年4月に提供を開始した新機能です。一般的なスクリーニング機能との違いは、直近や通期のデータではなく、過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能な点です。また、マネックス証券のアナリストによる「おすすめスクリーニング」では、話題のキーワードやユニークな条件で手軽に絞り込みいただけます。ぜひ、こだわりの銘柄選びにお役立てください。


出所:マネックス銘柄スカウター
アナリスト予想
各証券会社のアナリストたちの業績予想や目標株価の変更を、ひと目でご覧いただけます。お好みでチャートの表示期間を変更していただくことも可能です。直近1週間でアナリストの上方修正が多かった銘柄は銘柄スカウタートップページにも掲載しています。銘柄分析のスペシャリストであるアナリストたちの予想をヒントに、有望な業種や銘柄を見つけてみましょう。

出所:マネックス銘柄スカウター
3ヶ月に区切った業績表示
3ヶ月ごとの業績を知りたい場合、多くの企業は業績をその期までの累計で発表しているため、自力で手間をかけて算出しなければなりません。この機能をお使いいただくことで手間なくひと目でチェックでき、銘柄分析にかかる手間を大幅に軽減することが可能です。

出所:マネックス銘柄スカウター
セグメント業績
企業が複数のビジネスを手掛けている場合、1つの企業内に成長ビジネスや衰退ビジネスが混在することも少なくありません。銘柄スカウターでは通期で最大5期分、四半期で最大20四半期分のセグメント業績データを掲載しています。セグメントごとに業績をチェックし、企業の本質的価値を計測するためにお役立てください。

出所:マネックス銘柄スカウター
業績予想修正履歴
企業が過去に行った「業績予想修正」を確認できます。企業が主に期初に発表する「その期の業績予想」ですが、保守的な予想を後で上方修正する企業もあれば、強気な予想を下方修正する企業もあります。企業の業績予想のクセを見抜き、投資の参考にしてください。

出所:マネックス銘柄スカウター

