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【重要】先物・オプション 証拠金計算方法の変更について

2023年11月6日(月)より、日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出する証拠金所要額の計算方法の変更に伴い、先物・オプション取引サービスにおける証拠金計算方法を変更いたします。

ご注意

証拠金計算方法の変更に伴い、11月4日(土)6時00分までに受付けた先物・オプション取引の新規注文(決済注文を除く)について、11月4日(土)14時15分から45分の間に有効注文の失効を行います。予めご注意いただきますようお願いいたします。

証拠金計算方法の変更 ~SPAN方式からVaR方式へ~

先物・オプション取引の証拠金額については、日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出する証拠金所要額を基準に設定されておりますが、証拠金水準の急増・急減の抑制やリスク管理の高度化を通じた証拠金本来の機能向上を目的とし、2023年11月6日(月)より、 現行の「SPAN方式1」から新証拠金計算方式である「VaR方式2」へ変更が行われます。 このため、お客様に差し入れていただく証拠金額についても「SPAN方式」から「VaR方式」により算出された証拠金額を基準に設定されることとなります。

  1. SPAN方式は1988年に米国の取引所CMEが開発した、非常に単純化された16通りのシナリオにより証拠金を計算する方式です。
  2. VaR方式は、1250超の大量のデータを用いて必要となる証拠金を統計的に計算する方式です。

VaR方式とは

新証拠金計算方法のVaR方式とは、Value at Risk方式の略であり、特定のポジションを一定期間保有すると仮定した場合において、将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする額を計算する方法です。
VaR証拠金は、売り買いごと、限月ごとに計算され、毎営業日見直しが行われ即日適用されるため、リスク管理の高度化が図られます。

VaR方式になったら変わること

変更点 現行(SPAN方式) 株価指数先物銘柄
HS-VaR方式
①売りと買いの証拠金額の違い 売りと買いで同じ金額 売りと買いで異なる金額
②限月ごとの証拠金額の違い どの限月も同じ金額 限月により異なる金額
③証拠金の更新・公表頻度 毎週最終営業日18時ごろ 毎営業日15時45分~16時ごろ
④証拠金の適用タイミング 翌週の日中立会終了後より 公表当日の日中立会終了後より

当社取り扱い株価指数先物銘柄は「日経225先物」「日経225ミニ」「日経225マイクロ」「JPX日経インデックス400先物」となります。

ご注意

  • 証拠金は毎営業日15時45分~16時ごろに公表され、公表当日の日中立会終了後より適用されます。当日日中立会終了後の建玉に対して値洗い処理(追証判定)が実施されます。そのため、日中立会終了後の証拠金の見直しにより証拠金不足となることもありますので、証拠金に余裕を持たせる、ポジションを調整するなど、ご注意いただきますようお願い申し上げます。
  • 既にポジションを保有されているお客様につきましては、新証拠金計算の適用に伴い必要証拠金額が変動することが想定されますので、あらかじめご注意いただきますようお願い申し上げます。
  • VaR方式では保有するポジション全体に対して取引所の定める方法により証拠金額が計算されるので、ご自身で計算いただくことはできません。VaR方式への変更後は、先物・オプション取引サイトの証拠金シミュレーション(現行のSPANシミュレーション)をご利用ください。

その他VaR方式に関する詳細や証拠金額のシミュレーションについては、日本クリアリング機構が提供するWEBサイト「新証拠金計算方式(VaR方式)とは」をご参照ください。

証拠金計算方法の変更時における注意事項

11月4日(土)先物・オプション取引の新規有効注文の失効、システムメンテナンス実施について

証拠金計算方法の変更に伴い、11月4日(土)6時00分までに受付けた先物・オプション取引の新規注文(決済注文を除く)について、11月4日(土)14時15分~45分頃に有効注文の失効を行います。予めご注意いただきますようお願いいたします。
また、11月4日(土)7時00分~ 19時00分(予定)の期間はシステムメンテナンスのため、先物・オプション取引サイト、スマートフォンアプリにログインいただけません。また、先物・オプション取引口座への振替についてもご利用いただけません。注文の受付再開については、11月4日(土)19時00分を予定しております。

契約締結前交付書面等の改定・再交付について

2023年11月6日(月)からの証拠金計算方法の変更に伴い、「指数先物・オプション取引に係る契約締結前交付書面」「先物オプション取引ルール」「先物・オプション取引規定」を改定いたします。
つきましては、2023年11月4日(土)16:00以降(予定)、お取引の前にPCサイト()にてログインいただき、改定後の上記書面をご確認いただきますようお願いいたします。

マネックストレーダー先物スマートフォンをご利用のお客様におかれましては、お手数をおかけいたしますが、事前にPCブラウザで書面内容のご確認をお願いいたします。

【契約締結前交付書面】

【先物・オプション取引ルール】

【先物・オプション取引規定】

先物・オプション取引に関する重要事項

<リスク>

株価指数先物取引および株価指数オプション取引の価格は、対象とする株価指数の変動等により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。株価指数先物取引では、少額の証拠金で当該証拠金の額を上回る取引を行うことができることから、対象とする株価指数の変動等により、差し入れた証拠金の額を上回る損失(元本超過損)が生じることがあります。株価指数オプション取引では、買方が期限までに権利行使または転売を行わない場合、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。他方、売方は、証拠金の額を上回る取引を行うこととなるため、市場価格が予想と反対の方向に変化したときの損失が限定されず、元本超過損を負うおそれがあります。オプションを行使できる期間には制限がありますのでご注意ください。

<手数料等>

日経225先物取引では1枚あたり250円(税込:275円)、日経225ミニは1枚あたり35円(税込:38.5円)、日経225マイクロは1枚あたり10円(税込:11円)、JPX日経400先物は1枚あたり50円(税込:55円)の取引手数料がかかります。日経225オプション取引では売買代金の0.18%(税込:0.198%)(ただし最低手数料180円(税込:198円))、日経225ミニオプション取引では売買代金の0.18%(税込:0.198%)(ただし最低手数料18円(税込:19.8円))の取引手数料がかかります。なお、特別清算指数(SQ)で決済される時や日計り取引時にも前記手数料がかかります。

<証拠金>

株価指数先物取引および株価指数オプション取引(売建て)では、「VaR方式により計算する証拠金の額×当社が定めた掛け目(※)-ネットオプション価値の総額」の証拠金を担保として差入れまたは預託していただきます(※当社は、指数の変動状況などを考慮の上、証拠金額に対する掛け目を任意で設定し、変更することがあります)。また、取引額の当該証拠金に対する比率は、証拠金の額がVaR方式により、先物取引全体の建玉から生じるリスクに応じて計算されることから、常に一定ではありません。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。