「FXのスキャルピングに挑戦してみたいが、そもそもどんなものかよくわかっておらず、何から始めていいかわからない」
「スキャルピングで安定して勝てるようになるにはどうすればいい?」
FXのスキャルピングに興味を持った際、このような疑問を感じる方は多いのではないでしょうか。
スキャルピングとは、短い時間で売買を繰り返して収益を狙うFXの取引手法のことです。
取引期間 | 数秒~数分 |
---|---|
1日あたりの取引回数 | 数十回~数百回 |
利幅の目安 | 1~10pips※ |
※pipsとは「percentage in points」の略で、為替取引の際に為替が変動する最小単位のことを示しています。1pipがいくらを表しているかは通貨ペアごとに異なります。
短時間で小さな収益をコツコツ狙うトレードスタイルですが、実践する前に知っておかなければならないのが、「人によって向き不向きが分かれる手法である」という点です。
スキャルピングに 向いている人 |
スキャルピングに 向いていない人 |
---|---|
|
|
人によっては他のトレードスタイルの方が向いている可能性もあるため、
といった順に情報収集していくのが、効率の良い方法です。
本記事では、これからFXでスキャルピングに挑戦したいと考えている方に向けて、
といった情報をわかりやすく解説します。
この記事を読むことでFXのスキャルピングに関する基本的な知識が頭に入り、実践に移ることができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
すでにスキャルピングがどのようなものか知っていて、今すぐ具体的な実践方法を知りたいという方は、「5.【6ステップ】スキャルピングのやり方」をご確認ください。
まずは、FXのスキャルピングとはどのようなものか、次の順に解説していきます。
これらはスキャルピングを実践するにあたって欠かせない知識であるため、「挑戦してみたいとは思っているものの、実際はどのような手法かよくわかっていない」という方は特に確認しておきましょう。
FXのスキャルピングとは、短時間で売買を繰り返す手法です。
数秒~数分の極めて短い時間でトレードを行い、それを1日数十回~数百回程度繰り返して小さな収益を積み重ねていきます。
取引1回あたりの収益は1~10pipsと少ないものの、回数を重ねることでまとまった収益を狙うことができます。
スキャルピングで収益を得る仕組みは、ファストフードなどの「薄利多売ビジネス」をイメージするとわかりやすいです。
高級レストランが「時間をかけて単価の高い料理を作り、1つ売れるごとに大きな収益を得る」のに対して、ファストフードの飲食店は「安価な料理をスピーディーに作ってたくさん売る」ことで収益を得ます。
ハンバーガー1つあたりの収益が数十円だとしても、1日に1,000個売り上げれば数万円の収益になります。
これと同じように、スキャルピングで得られる1回あたりの収益が5pipsだったとしても、短期売買を繰り返し、1日20回分の収益を積み上げることができれば、100pipsもの収益を獲得できます。
ここまでお読みいただいて、スキャルピングの「短時間で売買を繰り返して収益を得る」という仕組みがイメージできたのではないでしょうか。
FXのトレードスタイルには、スキャルピング以外にも
といったものがあり、それぞれの主な違いは、以下の表のとおりです。
トレード 方法 |
取引期間 | 1日あたりの取引回数 | 利幅の 大きさ |
---|---|---|---|
スキャルピング (超短期) |
数秒~ 数分 |
数十回~ 数百回 |
1~ 10pips程度 |
デイトレード (短期) |
数十分~ 1日 |
数回~ 数十回 |
10~ 100pips程度 |
スイングトレード (中期) |
数日~ 数週間 |
1回未満 | 100~ 数百pips程度 |
ポジショントレード (長期) |
数週間~数年 | - (多くても数週間に1回) |
100~ 1,000pips程度 |
スキャルピングは、FXのトレードスタイルの中で、最も短期的に取引を繰り返す手法です。
そのため、上の表を見てわかるとおり、他のトレードスタイルと比べて
といった特徴があります。
ファストフードのように、「スピーディーに小さな収益を繰り返し狙う」のがスキャルピング、高級レストランのように「時間をかけて一度で大きな収益を狙う」のがポジショントレード、と覚えておきましょう。
数あるFXのトレードスタイルのうち、「どの取引スタイルを選べば比較的収益を出しやすいか」は、人によって違います。
スキャルピングのようなスピード感のある取引が向いている人もいれば、ポジショントレードのようにじっくり長期的な取引が向いている人もおり、「全ての人にとってベストなトレードスタイル」というものは存在しません。
そのため、次章以降で解説する
をよく読んで、「スキャルピングが自分にとってのベストなトレードスタイルなのか」を吟味しましょう。
ここからは、FXのスキャルピングのメリットとして代表的なものを3つご紹介します。
FXのスキャルピング最大のメリットとも言えるのが、短時間で効率的な取引ができることです。
数秒~数分という短い時間で1回の取引が完結するため、まとまった時間が取れない人でもFXに挑戦することができます。
例えば、
といったスタイルも、スキャルピングなら可能です。
このように、隙間時間にサッと始めてサッと終わる、効率の良い取引ができるというのは、スキャルピングならではのメリットと言えるでしょう。
他のトレードスタイルと比較すると、1回の取引で大きく負けるリスクが低いというのも、スキャルピングのメリットです。
スキャルピングはポジションを保有する時間が数秒〜数分と短く、エントリーから決済までの間、基本的にチャート画面から目を離すことはありません。
そのため
「目を離した隙に急激な価格変動が起きて大損した」
「相場が反転することを期待して様子見していたら、損失がどんどん拡大してしまった」
といった事態が起こる確率を軽減することができます。
損失が膨らむ前に決済するのがスキャルピングの基本なので、大きく負けるのが怖いという人には嬉しいメリットです。
※1回1回の損失が小さくても、積み重なると大きな損失になる場合がありますのでご注意ください。
FXのスキャルピングには、取引経験が積めるというメリットがあります。
1日あたり数十回~数百回の取引を行うため、単純にツールの操作に慣れるだけではなく、勝ちやすいパターン・負けやすいパターンを見極める目を養うことができます。
FXは、多くの場数を踏んで実践に基づいた知識を蓄えることが上達の鍵です。
ただし、やみくもにエントリーと決済を繰り返すだけでは勝率は上がらないため、まったくのFX初心者がゼロから経験を積む手段に適しているとは言えません。
続いて、FXのスキャルピングのデメリットを3つご紹介します。
メリットとデメリットを比較し、あなたにとってどちらの側面が大きいかを検討しましょう。
FXのスキャルピングのデメリットとして挙げられるのが、1回の取引で得られる収益が少ないという点です。
スキャルピングで得られる収益は1回の取引につき1~10pips程度で、他のトレード方法と比べて非常に少ないです。
トレード方法 | 1回の取引で得られる収益 |
---|---|
スキャルピング (超短期) |
1~10pips程度 |
デイトレード (短期) |
10~100pips程度 |
スイングトレード (中期) |
100~数百pips程度 |
ポジショントレード (長期) |
100~1,000pips程度 |
スキャルピングはエントリーから決済までの時間を数秒~数分と短くすることで大損のリスクを回避できる手法ですが、同時に収益が膨らむ前に決済してしまうため、中長期のトレードのように1回の取引で大きな収益を狙うことは難しいです。
スキャルピングで大きな収益を得るためには、回数を重ねることが必要であり、1日に数百回の取引を行うトレーダーもいます。
「空いた時間で手軽にできるが、大きな収益を出すにはそれなりの時間と労力がかかる」ということを頭に入れておきましょう。
取引コストが高くなるというのも、スキャルピングのデメリットのひとつです。
これは、スキャルピングの取引回数の多さと、1回の取引ごとに発生するスプレッドが原因です。
1日のうちに何十回・何百回とトレードを繰り返すことで、都度スプレッド(売値と買値の差額)が発生し、どうしても中長期のトレードと比べてコストがかさみやすくなります。
スプレッドが広い証券会社等でスキャルピングを行うと、せっかくトレードで収益を獲得しても手元に残る金額が減ってしまうため、できるだけスプレッドの狭い証券会社等・通貨ペアを選びましょう。
気力・体力を消耗しやすいというのも、スキャルピングのデメリットのひとつです。
スキャルピングは1回あたりの取引時間が短く、保有したポジションを翌日以降に持ち越さないため
「余計な心配やストレスなくできるのでは?」
と思うかもしれませんが、売買のタイミングを見逃さないために高い集中力が必要です。
チャートに張り付いてトレードを何度も繰り返すことで、短期売買ならではのストレスがかかります。
具体的には
といった形で気力・体力を消耗します。
「仕事終わりの空き時間でスキャルピングに挑戦したい!」という方も多いかもしれませんが、頭も体も疲れた状態で行うには、それなりの負担がかかる手法だということを覚悟しておきましょう。
ここからは、FXのスキャルピングに向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。
冒頭でもお話ししたように、スキャルピングは人によって向き不向きが大きく分かれるトレードスタイルです。
メリットとデメリットを比較するだけではなく、自分の環境や性格がスキャルピングに合っているかチェックしたうえで、挑戦するかどうかの判断を下しましょう。
スキャルピングに向いている人の特徴には、次のようなものがあります。
ある程度FXの知識・経験がある | 売買の操作やトレンドの読み方といった基礎ができていると素早い判断がしやすく、効率的に収益を上げられる |
---|---|
短時間で集中してトレードしたい | 数秒~数分で取引が完結するため、隙間時間の活用に向いている |
集中力が高い | 一瞬のチャンスを逃さず取引できる集中力が必要 |
感情に左右されず機械的な判断ができる | 思うように収益が出なくても淡々と取引を続けられる冷静さが求められる |
低リスクで取引の経験を積みたい | 損失が少なく取引回数が多いため、FXの経験値アップに適している |
FXのスキャルピングでは、何よりも瞬間的な集中力や判断力が求められます。
そのため、FXの基本操作ができるのはもちろんのこと、余計な感情を挟まずに理性でトレードを行える人に向いている手法です。
「時間的な制約があまりない」というスキャルピングのメリットを活かすのであれば、
「今日は昼休みに30分だけ」
「今夜は時間に余裕があるから1時間集中」
といった空いた時間での取引を求めている人におすすめです。
スキャルピングに向いていない人の特徴は、以下の表のとおりです。
FX未経験者・始めたばかり | 知識や経験の無さが迷いに繋がり、エントリー・決済のチャンスを逃して勝てない |
---|---|
注意力が散漫になりやすい | チャートを見ながら別のことを考えていると瞬発的な判断ができず、収益を出すべきところで出せない |
感情に流されやすい・優柔不断 | 一時的な損失に引っ張られたり、利確・損切りのタイミングが遅れたりすることで安定した収益が出せない |
通信環境が整っていない | 回線が遅いと売買注文の遅れで相場が逆転してしまうリスクがある 通信速度が10Mbpsを下回る、頻繁に通信が切れる場合は要注意 |
少ない手間で大きく収益を出したい | 「一攫千金」を目指す人には不向き |
ここぞというタイミングでエントリー・決済することが重要なスキャルピングは、動揺・不注意・迷いといった余計な感情が割り込みやすい人には向いていません。
例えば
といった人の場合、利確や損切りのルールをしっかり守れず、安定して収益を出せない可能性が高いです。
ここからは、FXのスキャルピングのやり方を、6つのステップで解説します。
ルールの決め方から実際の取引まで、すぐに実践に活かせるよう具体的に説明しているので、上から順にしっかりと確認していきましょう。
まずは、取引する時間を決めます。
スキャルピングは短い時間で売買を繰り返す手法のため、効率良く収益を狙うには、値動きがある程度活発な時間帯に行う必要があります。
値動きが活発になる時間帯は、世界三大市場と呼ばれる東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の開始後2~3時間で、具体的には日本時間で
のいずれかです。
以下の表を参考に、「スキャルピングに適している時間帯」と「自分の自由な時間帯」をすり合わせて、FX取引を行う時間を決めましょう。
取引に費やす時間は、「平日30分間」など、生活に無理のない範囲で設定すると良いでしょう。
多くの人にとって、1日のうちに自由に過ごせる時間は限られており、さらにその時間帯は人によって違います。
まずはあなたがスキャルピングを行うのにベストな時間を選び、それからその時間帯の取引に適した通貨ペアを選ぶのがおすすめです。
続いて、取引する通貨ペアを決めます。
通貨ペアを決める際のポイントは、「5-1.【STEP1.】取引する時間を決める」で選んだ時間帯に値動きが活発になる通貨ペアを選ぶことです。
あなたが取引を行う時間帯と相性が良い通貨ペアを選んでみましょう。
「選択肢が多くて選べない」
「日によって自由に使える時間が変わるため、その都度ベストな通貨ペアを選ぶのが難しい」
といった場合は、いずれの時間帯も活発に取引されていて流動性の高い「米ドル/円」を選ぶのがおすすめです。
続いては、チャート画面の時間足を決めます。
スキャルピングでは
のどちらかに設定するのが一般的であり、それぞれの特徴は次のとおりです。
1分足 | 5分足 | |
---|---|---|
トレードのスピード感 | 速い | 遅い |
トレードの機会 | 多い | 少ない |
ダマシ※ | 多い | 少ない |
※ダマシ:テクニカル分析等で導き出されたセオリーとは反対の方向に相場が動くこと
どちらか一方が勝ちやすいというものではないため、まずは5分足で挑戦してみて、スピード感に慣れてきたら1分足で挑戦といったやり方がおすすめです。
メインで使用する時間足が決まったら、トレンド把握のために表示させる上位足も選びましょう。
こちらもメインの時間足と同じように絶対的な正解はないため、慣れないうちは色々な組み合わせを試してみて、相性の良い方法を探していくのがベターです。
続いて、エントリーのルールを決めます。
一口にスキャルピングと言ってもそのやり方はさまざまで、ベストなエントリーのタイミングもやり方によって異なります。
ここでは、数あるスキャルピングのやり方の中でも最もシンプルな「順張り」のエントリーポイントを
の2つの視点から解説します。
自分にとって取り入れやすそうな方を選んで、実際の取引に活かしましょう。
水平線を使ったスキャルピングの場合、エントリーのルールは
です。
上昇トレンドの場合は直近の高値に、下降トレンドの場合は直近の安値に水平線を引き、相場が水平線を越えたタイミングでエントリーします。
移動平均線を使ったスキャルピングの場合、エントリーのルールは
です。
一定期間の平均価格を線で繋いだ「移動平均線」をツールでチャート上に表示させ、
といったルールで運用します。
エントリーのルールを設定したら、続いては決済のルールを決めましょう。
トレードに慣れるまでの間に損失が膨らんでしまわないか不安な場合は、できるだけ小さい数値に設定しておきましょう。
決済ルールを決める際には、次のようなポイントを意識することも重要です。
ポイント | 理由 |
---|---|
決済のルールは明確な数値(pips)で定める | 感覚やその時の気分に左右されず、冷静な判断がしやすくなる 「読みが外れたと思ったらできるだけ早く損切り」といった曖昧なルールはNG |
利確幅が損切り幅よりも大きくなるように設定する | 勝率が低くてもトータルの収益が出やすくなる |
金額ではなくpipsでルールを決める | 手元にいくら残るかを気にすると欲が出やすくなり、機械的な判断がしづらくなる |
これで、あなたがスキャルピングを行う際の基本ルールが整いました。
基本ルールが固まったら、いよいよ実践です。
これまでのステップで設定した
のルールを厳守し、実際に取引を行いましょう。
ここで重要なのが、一度決めたルールを簡単に崩さないことです。
思うように収益が出ないからといって途中でルールを変更してしまうと、「なぜ勝ったのか」「なぜ負けたのか」といった考察がしづらくなり、いつまでたっても勝率が上がりません。
一度ルールを決めたら、「まずは1週間実践して、収益が出なければルールの見直し」といったように、慎重に勝てるパターンを探っていきましょう。
続いては、FXのスキャルピングで収益を狙う5つのコツを紹介します。
ここまでで説明したスキャルピングのやり方を覚えただけでは、FXで安定的に収益を狙うことはできません。
「利益を狙うコツ」を学んで、スキャルピングの勝率を上げましょう。
FXのスキャルピングで収益を狙うには、事前に決めたルールを徹底して守ることが重要です。
1日数十回~数百回の売買を行うスキャルピングでは、1回ごとの収益や損失は気にせず、トータルの収支がプラスになることを目指して淡々とこなさなければいけません。
「本来なら利益確定するタイミングだが、このままもう少し持っていれば収益を膨らませられるのではないか」
「損切りのタイミングが来ているが、損失を出したくないから相場が反転するまで待つ」
といったように欲を出してペースを崩してしまうと、その後も素早く動き続ける相場に判断がついていかなくなり、全体を通しての勝率は下がりやすくなります。
スキャルピング初心者のうちは、一度運用上のルールを決めたら、ルール外のエントリーや決済はしないよう徹底しましょう。
得意な手法を見つけたらそれ一本に絞るというのも、スキャルピングで収益を狙うのに重要なコツです。
スキャルピングの手法には数多くの種類があり、
など、選択肢を挙げればきりがありません。
「基本は順張りで、こういう局面だけは逆張り」と複数の手法を組み合わせてルールを複雑にしてしまうと、操作ミスや判断が遅れるリスクがあります。
自分が得意でやりやすいと感じる手法を見つけたら、それ一本に絞って取引するようにしましょう。
スプレッドが狭い環境で行うのも、スキャルピングで収益を狙うコツのひとつです。
「3. FXのスキャルピングのデメリット3つ」でもお話ししたとおり、スキャルピングは他のトレードスタイルと比べて取引回数が多いため、都度発生するスプレッドによって取引コストがかさみやすくなります。
スプレッドによるコストを下げるためには、スプレッドが狭い通貨ペア・証券会社等を選んでスキャルピングを行うことが重要です。
具体的にスプレッドが広い環境と狭い環境でスキャルピングを行った場合、コストにどのくらいの差が出るのか、シミュレーションしてみましょう。
の2社で、同じ10,000通貨で取引した場合、取引1回(往復)あたりにかかるコストは以下のとおりです。
→130円の差額
「130円くらいの差額なら問題ない」と感じるかもしれませんが、この取引を1日に100回行った場合、スプレッドの差額は1万3000円にもなります。
スプレッドが積み重なって手元に残るお金が少なくなってしまわないよう、できるだけスプレッドの狭い環境で取引しましょう。
スキャルピングで収益を狙うためには、テクニカル分析を身につけることも非常に重要です。
チャートを見てトレンドやパターンを把握し、未来の値動きを予想すること
テクニカル分析を身につけることで、迷いのない根拠に基づいたトレードができるようになり、スキャルピングに欠かせない「精度の高い瞬時の判断」が可能になります。
スキャルピング初心者の場合は、テクニカル指標に移動平均線を用いる手法がおすすめです。
価格の平均値を繋いだ「移動平均線」を取引ツールで引き、トレンドに乗ったタイミングで決済します。
このように、まずはルールがシンプルなものからテクニカル分析を学んでいくことで、スキャルピングでの勝率を上げられます。
ただし、テクニカル分析は過去の値動きから将来の価格を予測するもので、必ずしもルールどおりに相場が動くとは限らないことを覚えておきましょう。
約定力の高い証券会社等を選ぶというのも、スキャルピングで収益を狙うコツです。
新規注文や決済注文が狙ったタイミングどおりに成立する能力のこと。
約定力が低い証券会社等の場合
といったように、思い通りに取引できないケースがある。
スキャルピングは、狙った瞬間に新規注文・決済注文を入れ、決済する、それをスピーディーに繰り返すことで収益を狙うトレードスタイルです。
約定力が低い証券会社等でスキャルピングを実践すると
といった事態が発生し、スピーディーに収益を重ねられない可能性があります。
約定力は
といった複数の視点から総合的に判断するものであるため、簡単に測ることはできませんが、約定力の高い証券会社等ほど調査結果などの客観的なデータを用いて公表する傾向にあります。
すでに開設しているFX口座がある場合は、運営元の公式ウェブサイトや調査結果のデータなどで、約定力をチェックしてみるのがおすすめです。
スキャルピングは、程度によって禁止されている場合もあるため、注意が必要です。
利用規約に「短時間の頻繁な注文禁止」などの記載がある証券会社等で該当する取引を行った場合、ルール違反と判定される可能性があります。
なぜ一部の会社では過度なスキャルピングが禁止されているかというと、
といった他のトレーダーや証券会社等への悪影響を防ぐためです。
違反と判定された場合、証券会社等から警告されるだけではなく
といったペナルティが課せられることもあるので、通常の範囲を逸脱し、過度な利用とならないよう注意しましょう。
これからFXを始める方におすすめなのはマネックス証券が提供する「FX PLUS」です。
マネックス証券のFX PLUSなら最低1,000通貨からのお取引、各種手数料が無料という基本的なサービスに加えて、様々なメリットがあります。
高金利通貨で高水準のスワップポイントを提供しています。
専用取引ツール「Monex Trader FX」で、全ての取引がブラウザ上で完結します。
操作性が高いため初心者でも利用しやすく、スマートフォンアプリも用意されています。
お客様にコストを抑えてお取引いただけるようなスプレッドをご提供しています。
FXに興味のある方は、マネックス証券のFX PLUS口座の開設をおすすめします。
既にマネックス証券の口座をお持ちの方は、以下のページよりログインし、新たにFX PLUS口座の開設手続きを行ってください。
マネックス証券の口座をお持ちでない方は、以下のページより証券総合取引口座とFX PLUS口座を同時に開設していただくことができます。
FX PLUS(外国為替証拠金取引)をはじめるには
FX PLUSは、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「FX PLUS口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。
外国為替証拠金取引は、全てのお客様の投資運用に適合するものではございません。お客様によっては、投資商品として適合しない場合がございますのでご注意をお願いいたします。お客様の本商品・取引の性格・リスク・費用に対する正確なご理解を前提とし、現在の収入金額や金融資産額の状況、ご投資資金の運用期間や目的を十分にご考慮のうえ、お取引の決定のご判断をお願い申し上げます。
また、FX PLUS口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
FX PLUS(外国為替証拠金取引)をはじめるには
FX PLUSは、「FX PLUS口座」を開設すると、ご利用いただけます。もちろん口座開設・維持費は無料です。
外国為替証拠金取引は、全てのお客様の投資運用に適合するものではございません。お客様によっては、投資商品として適合しない場合がございますのでご注意をお願いいたします。お客様の本商品・取引の性格・リスク・費用に対する正確なご理解を前提とし、現在の収入金額や金融資産額の状況、ご投資資金の運用期間や目的を十分にご考慮のうえ、お取引の決定のご判断をお願い申し上げます。
また、FX PLUS口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
最後に、本記事の重要ポイントのおさらいです。
→数あるFXのトレードスタイルの中で、最も短期的に取引を行う手法
→大きく負けるリスクが低いが、大きく勝てるチャンスも少ない
→向き不向きの要素が強い手法なので、向いていない人の特徴に多く当てはまる場合はおすすめしない
→一度ルールを決めたら一定期間は変更せずに運用する
→最善な取引環境を探し、決めたルールを元に分析力を高める。
本記事の内容が、あなたがFXでスキャルピングを始める際の参考になれば幸いです。
FX PLUS(店頭外国為替証拠金取引)に関する重要事項
<リスク>
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