2023年の新年にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
2022年もまた、様々な予期せぬ出来事が起きた年でした。
ロシアによるウクライナ侵攻と、それに端を発したエネルギー・資源・食糧の高騰、輸送経路の変更を余儀なくされたこと等はまさに予期していないことでした。
ウクライナ人道危機においては、マネックスポイントを使っての寄付活動に多くの方がご参加くださり、心より御礼申し上げます。
市場ではインフレーションの進行とリセッション懸念、各国金融政策の変更、急激な為替の変動、暗号資産業界の混乱など先が読めないようなことが相次ぎ、お客さまにとっても不安が多い年であったかと思います。そのような中、岸田政権では「資産所得倍増プラン」が掲げられ、「貯蓄から投資」が本格化する動きが見られました。
私たちマネックス証券は様々な環境の中でも、お客さまの資産を増やすお手伝いをすることを企業の存在意義(パーパス)としています。どんな状況下でもしっかりとした知識をつけ、変化に対応しながら資産を増やしていっていただけるような情報発信やサービスの案内を心掛けています。
2022年年初にスタートした新生銀行グループとの金融商品仲介サービスを始めとして
など、着実な資産増に資する新たなサービスの提供を行ってきました。
更に、約11年ぶりに国内株式の現物取引手数料を引き下げ、低コストでお取引しやすい環境を提供し、より一層多くのお客様に株式取引サービスをご利用いただけるような環境も整えています。
新サービスだけでなく、
インフレが進む中、円安時の投資の考え方をアナリストが紹介したり、相場急落時の対処法をご案内したり、オウンドメディアやYouTubeも含め、状況に応じてタイムリーに行う情報提供にも一層力を入れてまいりました。オウンドメディア「マネクリ」へのアクセスは2021年の倍近くに成長し、お客さまの情報ニーズにはお応えできたと思っております。
また、2022年11月には約2年半ぶりに全国投資セミナーを対面で行い、直接お客さまにお会いし投資情報をお伝えできる環境も復活させました。
マネックス証券は、2023年も、「アセマネモデル」をこれまで以上に推進し、お客さまの資産増加に貢献すること、お客さま一人ひとりの「声」に丁寧に耳を傾け、質の高いサービスや情報を安定的にお届けすることを目指します。そして、マネックスグループの企業理念でもある「個人の自己実現を可能にし、その生涯バランスシートを最良化すること」を実現すべく、社員一丸となって邁進していきたいと存じます。
2023年が全てのお客さまにとって、大きく前進する年になるよう努めてまいりますので、本年も、マネックス証券を何卒よろしくお願い申し上げます。
2023年元日
マネックス証券会長 松本大
マネックス証券社長 清明祐子