2022年に1年間「毎日つみたて」をしていたらどうなったのか?今回は2022年の年初から1年継続して、マネックス証券で取扱いの米国インデックスファンドに毎日投資をした場合のシミュレーションをご紹介します。毎日つみたてにおすすめの米国インデックスファンドもご紹介しますので、ご参考にご覧ください。
米国インデックスファンド 2022年の基準価額推移
2022年は、「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」、「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」が、3月から6月にかけてマイナスになるタイミングがあったものの、年末までにプラス圏で終えました。
その一方で、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」は、2022年末時点でマイナスとなりました。
- 野村インデックスF米株配当貴族は「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」、楽天全米株式インデックスは「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、eMAXISSlim米国株式は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、iFreeNASDAQ100は「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」、楽天米国高配当株式インデックスは「米国高配当株式インデックス・ファンド」をさします。
出所:マネックス証券ウェブサイト 投資信託のファンド検索のファンド比較より
毎日1万円で「毎日つみたて」を1年間続けたら・・・
2022年に毎日つみたてを1年継続した場合、2ファンドがプラスの結果
2022年に、毎日1万円で「毎日つみたて」をしていた場合、5ファンドの積立成績を比較すると、米国の高配当銘柄の動きに連動する「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」のリターンが一番良い結果となりました。
次いで、S&P 500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」も6月まで元本割れする日があったものの、年末にかけて投資元本を上回る結果となりました。
その一方で、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」、「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」は、投資元本を下回る結果となりましたが、損益率(リターン)は、それぞれの2022年の基準価額の変化率よりマイナス幅が小さく、毎日つみたての効果(ドルコスト平均法の効果)を得られたということになりました。
★毎日1万円を1年間
投資元本 (万円) |
評価額(万円) | 損益(万円) | 損益率 (リターン) |
|
---|---|---|---|---|
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド | 244.0 | 249.1 | 5.1 | 2.1% |
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 | 244.0 | 245.9 | 1.9 | 0.8% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 244.0 | 229.8 | -14.2 | -5.8% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 244.0 | 228.6 | -15.4 | -6.3% |
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス | 244.0 | 209.5 | -34.5 | -14.1% |
※積立投資期間:2022年1月4日~2022年12月30日、評価基準日:2023年1月4日
出所:マネックス証券作成
- 上記は、2022年1月4日~2022年12月30日の期間中にファンドの毎営業日に1万円を積立買付したと仮定して試算しています。評価基準日は2023年1月4日です。
- 上記は過去のデータを基に当社が行ったシミュレーションの結果であり、実際の投資成果ではありません。したがって、将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。また、税金・手数料等を考慮しておりません。
2022年の米株つみたて投資 ここまでのまとめ
- ✓ 米国の高配当銘柄等を組み入れる投資信託で毎日投資を行った場合、プラスのリターンが得られた。
- ✓ S&P500などの米国の主な株式指数に連動する投資信託での毎日積立は、2022年の単年で見るとマイナスのリターンに。
- ✓ 「毎日つみたて」は、機械的に毎日(※)買い続けるので、いつ買っていつ売るか判断を行うタイミング投資に比べると続けやすい。ただし、積立投資の成果はすぐに出ないことを踏まえ、資産形成は長期目線が大切。
※ファンドの毎営業日
マネックス証券の「毎日つみたて」とは?<サービス概要>
1日100円から自動で「投信つみたて」ができます!
※「毎日」は各投資信託ごとに定められた非営業日を除く毎日をいいます。
積立方法 | 積立頻度 | 対応口座区分 | ||||||
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特定・一般 | NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |||||
【おススメ】 自動つみたて |
① 毎日つみたて | 日額指定 | 〇 | 〇 | × | 〇 | ||
月額指定 | 〇 | |||||||
② 毎月つみたて | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サービス概要 | マネックス証券で扱っている投資信託において、ご指定の銘柄を毎日、自動でつみたて買付が可能。 |
---|---|
つみたて方法 | 日額指定:毎日の買付金額を指定。指定した金額を毎日買い付ける。 月額指定:ひと月あたりの合計つみたて金額を指定。(指定した金額 ÷その月のファンド営業日)円分を毎日買い付ける。 |
つみたて買付日 |
毎日 ※個別の投資信託ごとに定められたファンド休業日には買付を行いません。 |
設定単位 |
日額指定:原則 100円以上1円単位 ※ファンドによっては、上記と異なる場合があります。詳細は積立申込画面にてご確認ください。 |
対象口座 |
証券総合取引口座での「自動つみたて」(証券総合取引口座からの引落し) |
対象銘柄 | 100円からつみたて可能な国内投資信託、1,227本(2023年1月23日時点) |
注意事項
既に投信つみたてを申込んでいる銘柄を、毎日つみたてに変更されたい場合は、一度、既存の申込みを解約したうえで同じ銘柄でつみたてのお申込みにお進みください。申込み画面で積立頻度「毎日」が選べるようになります。
米株つみたて投資におすすめのファンド
コア・サテライト投資の「コア」におすすめ
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。
- 主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行います。
- 原則として、為替ヘッジは行いません。
詳細・お申込みはこちらから
米国高配当株式等を投資対象とするインデックスファンド
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(愛称:Funds-iフォーカス米国株式配当貴族)
- S&P 500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行ないます。
- 米国の株式を実質的な主要投資対象とします。
- 原則として為替ヘッジを行ないません。
詳細・お申込みはこちらから
つみたてNISAの新たな選択肢!
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(愛称:Funds-iフォーカス米国株式配当貴族)がつみたてNISAの対象ファンドに加わりました。
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VYM)
- 米国株式市場における高配当銘柄の動きに連動する投資成果を目指します。
- バンガードが運用する 「バンガード®・米国高配当株式ETF」を実質的な主要投資対象とします。
- 原則として、為替ヘッジは行いません。
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Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)
- 米国の金融商品取引所に上場している株式などを主要投資対象とします。
- 「S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)」の動きに連動する投資成果をめざします。
- 原則として、為替ヘッジは行ないません。
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eMAXIS S&P500クオリティ高配当インデックス
- S&P500クオリティ高配当指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果をめざして運用を行います。
- 主として米国の株式に投資を行います。
- 原則として、為替ヘッジは行いません。
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米国株式市場の大型株から小型株までを網羅するインデックスファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)
- 米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
- バンガードが運用する 「バンガード(R)・トータル・ストック・マーケットETF」を実質的な主要投資対象とします。
- 原則として、為替ヘッジは行いません。
詳細・お申込みはこちらから
毎日つみたての設定方法
「毎日つみたて」は、マネックス証券へご入金後、投信つみたて申込入力の画面で積立頻度を「毎日」と設定していただければ自動で投資信託を買付けます。
詳しい手順は以下をご確認ください。
【動画】毎日つみたての始め方(操作方法)
マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。