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マネックスメール(第3号 1999年8月12日夕方発行)
http://www.monex.co.jp/
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※ 手数料等に関するお知らせ ※
マネックス証券では、手数料体系、その他料金体系およびサービス内容等は8/25に発表する予定でございます。恐れ入りますが、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
本日の目次
1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室(近日開講です)
========================<マネックス相場概況>=========================
<相場概況>
続伸したものの、迫力に欠ける上昇
日経平均 17422.97円 (+211.81)
NY株高、為替も115円台半ばでの落ち着きもあり日経平均は堅調な一日。主力株のなかでも、しばらく物色の圏外に置かれていた本田技(7267)が連結業績の発表を材料に買われ、ソニ−(6758)もゼオン(4205)と共同で樹脂製HD開発を材料に高い。これら銘柄が同時に好材料を発表したことで市場に安心感が広がったといえる。住友重など機械受注の見通しに明るさが出
たことで関連銘柄が軒並み高。今日は各種プラス材料がタイミング良く重なったという一日でした。
ただ薄商いの中で値を上げており楽観視はできないのでは。特に明日は8月限のオプションSQで、それに絡んだ売買が薄商いのために影響を与え、終始堅調な一日にみえた。そういう感じを持ってしまいます。私の考え過ぎであれば良いのですが。
私が本日の株価上昇を素直に喜べない理由をもうひとつ。それはチャ−トです。一目均衡表の抵抗帯(下限17053円、上限17483円)の中での狭いレンジでのもみ合いが最低でも週内は続くであろうという予測を創刊号でもしましたが、今日の相場も結局この範囲内です。日経平均ザラ場の高値は17476円、抵抗帯の上限に上昇を押さえられる形で大引けました。月曜日から毎日上限または下限にトライするものの、結局どちらにも抜けない日々が続いています。明日はもう一度下限にトライという雰囲気を感じてしまいます。
上下400円という狭い範囲でのもみ合いを予想していた私は、今日の朝方の雰囲気(NY株高、為替の落ち着き、薄商いのため簡単に株価が上下する、本田、ソニーという主力株に材料)から自分の予想に反して一気に日経平均は抵抗帯を突破、メールマガジン第3号で早くも”予想がはずれました”とお詫び?と思っていたのです。しかし結果はチャートの教科書通りに終わってしまいました。方向感が出るのは来週に入ってからではないでしょうか。
明日は前場SQ、後場は週末特有のポジション整理という特殊要因での値動きが中心となるでしょう。来週以降の相場に向けて、上記要因で主力株の安いところを拾うというスタンスが良いのでは。
◆ 個別銘柄 ◆
ゼオン(4205) 1033円 (△100)
「ソニー(6758)と日本ゼオンは業界で初めて、合成樹脂を基盤に使った記憶媒体のハードディスク(HD)を開発した」との報道を手掛かり。
買い気配を切り上げストップ高。
本田技(7267) 4980円 (△170)
4-6月期の連結純利益6.9%減との報道。事前に2ケタの減益も避けられないのではという一部予測もあったため、逆に好感して見直し買い。
住友重(6302) 375円 (△30)
モルガンが「ストロング・バイ」、目標株価410円。機械受注の7-9月見通しがプラスに転じたことも材料に。
THK(6481)店頭 3560円 (△190)
続伸。機械受注の7-9月見通しがプラスに転じたことで店頭市場の同社にも注目が。
ソフトバンク(9984) 28980円 (▲20)
反落。昨日は「孫社長が夕方記者会見」ということで思惑買い。ただ会見内容は事前に報道された材料のため期待外れの声も。相場全体の堅調さもあり後半は下げ渋る。
大和銀(8319) 253円 (▲11)
昨日はサッカーくじの販売を材料視されたものの、サッカーくじの先行き不透明感、基本的な経営体質改善の不透明感などで戻り売り、持ち合い解消売りなどに押された模様。
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<参考 ビール>
今年は猛暑!と感じていましたが、猛暑関連の代表格「ビール業界」が7月の出荷量を本日発表しました。ちょっと猛暑イメージとは異なった数字です。
主要ビール4社が12日発表した7月のビールと発泡酒の総出荷量(輸入込み課税ベース)は、前年同月比1.1%減の6198万ケースだった。
発泡酒は同20.8%増だったが、前月の伸び率(同66%増)に比べると大幅に縮小した。ビールは同5.0%減と依然低迷が続いている。月の下旬以降は、東日本を中心に猛暑だったため順調だったが、上旬から中旬にかけて天候が不順だったことで全体の出荷量は伸び悩んだ。
キリンビールは、発泡酒「淡麗生」が552万ケース同2%増と前月の伸び率(同65%増)から大幅に鈍化。さらに主力ビールブランドの「ラガー」と「一番搾り」の前年割れが続き、発泡酒を含んだ出荷量は同3.0%減。
アサヒビールは「スーパードライ」が同2%増と各社のビールブランドで唯一の増加。
サッポロビールは、発泡酒が前年同月に比べ約2倍となったものの主力ビールの「黒ラベル」が同16.6%減。ビールと発泡酒の合計は同6.6%減と低迷。
<参考 たばこ>〜厚生省が10年でたばこ消費量の数値目標
厚生省は12日、2010年までに国内のたばこ消費量や喫煙率を2000年の半分に減らすことなどを目標とする案を、同日の公衆衛生審議会(厚相の諮問機関)の部会に提出した。たばこは死亡率の高いがんや脳卒中、心臓病などの危険因子となっていることから、抜本的な削減が必要と判断した。
たばこ業界はすでに反対を表明していますが、海外のたばこメーカーはほとんど一度は経験した壁ともいえます。遅れていた日本のたばこ業界に試練ともいえます。JT(2914)にとって、たばこ以外の事業拡大を今後求められるでしょう。同時に半数以上の株が政府保有になっています。最近ではNTTが株式放出報道で値を下げましたが、JTの場合はたばこの将来性、政府保有株の放出と将来的な不安要素として気になります。
================<マネックス社長 松本大のつぶやき>==================8月12日
皆さんご存じのようにソフトバンク・東電・マイクロソフトが高速インターネット通信の新会社設立の発表をしました。これってFWA(フィックスト・ワイアレス・アクセス、或いはWLL:ワイアレス・ローカル・ループ)なんでしょうか?会見内容だけだとはっきり分かりませんが、"数百メートル"間隔で無線発信器を設置するとあるので違うんでしょうか?いずれにしろ日本においてはデータ通信インフラが極端に遅れているのでいいことだと思います。インターネットは21世紀における主たるインフラであることは明らかであるのに日本の現状はひど過ぎます。このままではアメリカなどにその経済力・効率性などで対抗して行くのは大変難しくなると思います。
永田町の人たちも"牛歩"なんかしている暇があったら、もっとしっかり舵取りして欲しいものですね。
========================<FP教室(近日開講です)>====================マネックスのホームページではフィナンシャルプランニング教室を開講いたします。これは投資に役立つ知識を初心者から上級者まで連載形式で学んでいただけるもの。こんな講座がもうすぐ始まります。
<オンライントレーディングコース>
インターネットでの株式や投資信託の取引をやったことの無い方に、取引の注意点や証券会社のチェックポイントなど役に立つ情報をわかりやすく解説していきます
<投資入門コース>
株式投資をやってみたいけど、どうやってやったらいいのかわからない。という方にフィナンシャルプランナーが資産の配分から投資対象まで具体的に指南。
<投資信託コース>
今話題の投資信託の選びかたを親切にお教えいたします。
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<編集長独り言>
皆さん夏休みですか? 私は働いています・・・。
お気楽さん情報で、サッカーくじに関するコメントがのっていましたけど、人気下降中のJリーグどうなるんでしょう。私は個人的にはサッカーくじに参加します絶対に。宝くじの確率と比較されたりもしますが、宝くじは数字の0から9まで当たる確率は均等。一方サッカーの場合、勝てるチームと勝てないチームはあ程度分かれます。数学的確率は宝くじと同じでも、実際に当たる(当てる)確率は宝くじよりもずっと高いはず。株式投資同様?研究すれば当てられるのではないかな〜と。このメールマガジンにもそのうち、サッカーくじコーナーができたりして。
これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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