投資によって得られる運用益が非課税になるNISA(ニーサ)。今年(2023年)の非課税投資枠の未使用分があっても、来年(2024年)から始まる新NISA制度のNISA口座に繰り越すことはできません。2023年の残りの期間は、投資信託の毎日つみたてで、非課税投資枠を効率よく活用してみませんか?
NISAの「年間」の考え方
NISAの「年間」は毎年1月から12月
一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAのすべてのNISAにおける「年間」は、毎年1月から12月となります。
年の途中からNISAを開設し、NISA枠を使い始めた場合も同様です。
例えば、2023年9月にNISAを開設した場合、この年の投資可能期間は2023年9月から12月末までとなります。
2023年に余った非課税投資枠は、来年(2024年)から始まる新NISA制度のNISA口座に繰り越すことはできません。
2023年に余った非課税投資枠は新NISA制度のNISA口座に繰り越しできない!
NISAを利用して投資する場合、売却益や配当金(=運用益)は非課税になります。1年あたりに投資できる金額の上限が異なり、一般NISAでは120万円、つみたてNISAでは40万円、ジュニアNISAでは80万円です。ただしこれらの金額は使わなかった分を翌年に繰り越すことができません。
3つのNISA制度
つみたてNISA | 一般NISA | ジュニアNISA | |
---|---|---|---|
年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | 0~17歳 |
非課税対象 | 投資信託の運用益 | 株式、投資信託等の運用益 | 株式、投資信託等の運用益 |
買付方法 | 積立のみ | 一括、積立 | 一括、積立 |
非課税投資枠 | 40万円(年) | 120万円(年) | 80万円(年) |
非課税期間 | 最長20年間 | 最長5年間 | 最長5年間 |
- 2023年9月時点の情報をもとにマネックス証券が作成しています。
- 「株式、投資信託等」とは、上場株式、公募株式投資信託、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)等を指します。つみたてNISAの「投資信託」は長期の積立・分散投資に適した一定の公募株式投資信託、上場株式投資信託(ETF)のうち金融庁に届出されたものを指します。
- 運用益とは投資信託等の譲渡益、分配金等を指します。
年の途中からNISAを始めることも可能
NISAにおける「年間」は、毎年1月から12月と説明しましたが、NISAは年の途中から始めることも可能です。まだNISAを始めていない方で、2023年の年内に始めたい方は、国内株式の売買手数料や投資信託の買付時手数料が無料のマネックス証券のNISAをご検討ください。
NISAをはじめるには
NISAお取引には、マネックス証券の「証券総合取引口座」の開設が必要です。
NISAのお取引は、NISA口座を開設するとご利用いただけます。
金融機関変更・再開設をしたいお客様
残りはいくら?非課税投資枠の確認方法
すでにNISA口座を開設済みの場合、まずは2023年の残り非課税投資枠を確認しましょう。ログイン後のMY PAGE(マイページ)のトップ画面で「残りのNISA枠」で、2023年の残り非課税投資枠をご確認いただけます。
※一般NISA・つみたてNISA
※ジュニアNISA
2023年の残りの非課税投資枠に「毎日つみたて」が良い理由
NISAの非課税投資枠は翌年に繰り越すことができません。2023年の枠は今年のうちにできる限り使い切りたいところです。「毎日つみたて」なら少額から設定ができ、毎ファンド営業日に自動で買付けるため、残りの期間でもしっかりと分散しつつ、NISAの非課税メリットを最大限活用できます。
毎日つみたての積立金額の決め方として「日額指定」と「月額指定」があります。日額指定は1ファンド営業日あたりの積立金額(原則100円以上1円単位)を指定する方法で、月額指定は1ヶ月あたりの積立金額(原則2,300円以上1円単位)をご指定いただけます。
※つみたてNISAでは日額指定をご利用いただくことができません。月額指定のみとなります。一般NISAとジュニアNISAでは日額指定も月額指定もご利用いただけます。
マネックス証券の「毎日つみたて」<サービス概要>
※「毎日」は各投資信託ごとに定められた非営業日を除く毎日をいいます。
積立方法 | 積立頻度 | 対応口座区分 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特定・一般 | NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA | |||||
【おススメ】 自動つみたて |
① 毎日つみたて | 日額指定 | 〇 | 〇 | × | 〇 | ||
月額指定 | 〇 | |||||||
② 毎月つみたて | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
サービス概要 | マネックス証券で扱っている投資信託において、ご指定の銘柄を毎日、自動でつみたて買付が可能。 |
---|---|
つみたて方法 | 日額指定:毎日の買付金額を指定。指定した金額を毎日買い付ける。 月額指定:ひと月あたりの合計つみたて金額を指定。(指定した金額 ÷その月のファンド営業日)円分を毎日買い付ける。 |
つみたて買付日 |
毎日 ※個別の投資信託ごとに定められたファンド休業日には買付を行いません。 |
設定単位 |
日額指定:原則 100円以上1円単位 ※ファンドによっては、上記と異なる場合があります。詳細は積立申込画面にてご確認ください。 |
対象口座 |
証券総合取引口座での「自動つみたて」(証券総合取引口座からの引落し) |
対象銘柄 | 100円からつみたて可能な国内投資信託、1,344本(2023年9月11日時点) |
注意事項
既に投信つみたてを申込んでいる銘柄を、毎日つみたてに変更されたい場合は、一度、既存の申込みを解約したうえで同じ銘柄でつみたてのお申込みにお進みください。申込み画面で積立頻度「毎日」が選べるようになります。
毎日つみたての設定方法
STEP1
積み立てる金額を決めて入金する
まずはマネックス証券の口座(=証券総合取引口座)へ入金します。様々な方法がございますが、毎月自動で入金できて毎日つみたてとの相性が良い「定期自動入金サービス」がおすすめです。
入出金サービスについて
STEP2
ファンドを選ぶ
次に毎日つみたてで買付けるファンドを選びます。
毎日つみたてのお申込方法を動画でご紹介します。初めてお申込みされる方はぜひご覧ください。
マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」にリンクします。
毎日つみたてに関するご注意事項
- 本動画内の「毎日」は各投資信託に定められたファンド休業日を除く、毎ファンド営業日となります。銘柄により、1ヶ月間の買付日数が異なります。
- 「毎日つみたて」は、証券総合取引口座において積立可能な国内公募投資信託が対象となります。
- 外貨建てMMF、投資一任口座、iDeCoは対象外です。
- 「毎日つみたて」は、目論見書、取引報告書、契約締結前交付書面の交付方法として電子交付を契約されているお客様のみご利用いただけます。各書面において電子交付契約を解約されているお客様(郵送交付契約のあるお客様)は、「毎日つみたて」をご利用いただけません。