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私が億り人になれた理由 DAIBOUCHOUさんインタビュー第1弾

「億り人(おくりびと)」という言葉が登場し世間を席巻した頃、その中のひとりに名を連ねたDAIBOUCHOUさん。200万円の元手で1999年から投資を開始し、約4年の間に「億り人」まで辿り着いたその歴史を振り返り、投資スタイル、株式投資に成功するためのヒントや投資哲学などをインタビューしました。

インタビュー第2弾「億り人の銘柄分析手法とは?」

本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。

DAIBOUCHOU 氏の写真

個人投資家

DAIBOUCHOU 氏

1973年生まれ。東京都在住。会社員時代から、各企業の財務諸表分析を中心とした、割安成長株への投資を得意とする。現在は不動産投資、割安株や優待株の分散投資など幅広く資産運用を行なっている。
X(旧ツイッター)アカウント:https://twitter.com/daiboucho

投資のきっかけはフリーマーケット?「せどり」と共通した株式の思わぬ魅力

-まず投資を始めたきっかけからおしえてください

1999年に初めて投資信託を始めたのが自分の「投資」の第一歩でした。個別銘柄への投資を本格的に始めようと考えた大きなきっかけは、投資信託のパフォーマンスがイマイチだったこともありますが、もうひとつ大きな理由がありました。当時、フリーマーケットで古物を買ってオークションサイトで売るといういわゆる「せどり(仕入れ額より高い金額で売ることでその差を利益とするビジネスのひとつ)」のようなことをやっていて、その利益のさや抜きが株取引にも通じているのではないかと気がついたことです。仕組みが似ている株式に「儲かるのではないか」と期待しました。それから色々と勉強して割安で購入できる株の存在も知り、それらを見つけて売ればオークションサイトと同じように利益が期待できるんじゃないかなと考えました。

-当時の銘柄の探し方や運用状況をおしえてください

会社四季報を見て、主にバリュー株(割安株)を購入していました。「せどり」の発想から利益を出せるのではと思って株式投資を始めたものの、一方で当初は不安な気持ちもあり、まずは下落しにくいと考えられる銘柄を選ぶようにしていました。そこで、PBRが1倍を割れている割安株を購入しておいて、市場評価が是正されて株価が上昇するのを待つという方法をとりました。

DAIBOUCHOUさんが数年で億り人になれた理由とは?

-ITバブルが崩壊した時に投資への影響はありましたか?

保有していた銘柄が割安なバリュー株が多かったので、株価指数の下落に比べれば持ちこたえていました。その頃は、バリュー株で守りの投資で乗り切って、アミューズメント株への投資で儲けを出していましたね。そして信用取引を活用した不動産株への投資で大きな成果を出すことができ、資産を「億」に増やすことができました。

この不動産株で成果が出せたのは、2003年に相場全体が大底をつけた頃です。この頃、不動産株の相場が悪く、全体的に割安感がありました。そこで不動産業界にフォーカスし決算内容が良好であれば少なくとも株価は上がると考え、不動産関連銘柄を複数社・数百万ずつ購入してみたのです。すると、マーケット全体は悪くとも購入した不動産関連銘柄の株価は上昇して資産を増やすことができました。銘柄選びのひとつの手法として、企業の業務内容・決算内容を見て投資するスタイルが良かったと思っています。

-資産はどのように増加していったのですか?また、資産の増加に成功した要因はどのようなものですか?

まず2000年、総資産400万円の中から200万円で株式投資を始めました。結論から言うと、その資産が2004年には「億」を超えました。成果の要因としては、前述した不動産株への投資に信用取引を活用して成功したことが挙げられると思います。

2003年のりそなショック(りそな銀行への公的資金注入)の頃の日経平均は1万円くらいで、確かにその頃マーケット全体は下火でしたが、私自身はグロース株と前述した不動産株で成果を出していました。振り返ってみると、成果としては2006年1月が一番良かったと思います。
この頃にはマザーズ市場の活気だったり、小泉政権時の証券税制の優遇措置といった良い影響などもあってか日経平均も上昇傾向にあったことも要因としてあるかもしれません。

しかし、2007年には不動産業界に不況が訪れたのもあり、不動産株からは撤退を余儀なくされました。その代わりに中国株とベトナム株を買いました。2008年にはリーマンショックのあおりを受け、資産はピークの1/3にまでなりました。その時フルに株を買っていたので相場通りの下げ幅ではあったのですが、実際に受けた痛手は大変ショックでした。

そんな投資にとっての冬の時代を超えて、米国社債や不動産現物を買いました。自分としてはディフェンシブに動いたつもりでしたが、結果的には資金効率が落ちてしまったこともあり失敗だったかもしれません。仕方なく残った資金で再び株式投資を再開しようとしましたが、残念ながら手元資金も多くはありませんでした。

-2010年以降、特に2012年末からアベノミクス相場が始まるわけですが、その後の運用状況はどうでしたか?

手元資金を削ってしまった経験から、資金を減らさないことを第一にした投資の方法を中心に考えましたね。結果、基本的には優待バリュー株(株主優待がある割安株)を購入することにしていました。中でも当時はドラッグストアへの投資で成果を出しました。ドラッグストアは不況でも業績が悪化しにくいディフェンシブな業態かつ、業績が成長しているのに比較的割安なのも魅力的でした。ここからは毎年数千万円ずつ増やしていきました。

-現在の株式投資の運用内容をおしえていただけますか?

今の運用資産は数億円ほどになります。信用取引は2003年頃から始めました。

DAIBOUCHOU流 信用取引の始め方

-信用取引にはリスクもありますが、それでも信用取引に踏み出したのはなぜですか?

信用取引に対する緊張感や恐怖はもちろんありました。ただ、方法をわきまえれば利益が取れることを信じていました。

例えば良い企業決算が発表されれば株価が上昇するのは自然な動きです。問題はこういった情報をどのように予想しておけるかです。そして企業の業績と株価を比較して割安なのかを見極めることが大切です。現物取引の経験のお陰で信用取引を始める頃には、前述のような企業業績の分析力に自信が持てていました。

結果、2003年から2004年まではその手法で成果をあげることもできました。たまたま上昇相場だったのも幸運でしたね。踏み込みたい時に踏み込める、そこが信用取引の良いところでもあると思います。

とは言え投資にリスクはつきものです。2004年5月には株価が下落して、ひどい時には1日で1億円損失が増えるようなこともありました。その後はリスクを取りすぎていたことを反省して信用取引のレバレッジを下げるなどの対処を行いました。

-これから信用取引を始めたい方へのアドバイスをお願いします!

まずは、分散投資することをお勧めします。ただ、一般的に言われているような様々な業界の銘柄を購入するという意味ではなく、業種は自分の得意な業種に絞ってその中で銘柄を分散するのが良いのではと思っています。同じ業種で同じ事業をしていてもそれぞれ株価や市場の評価は違います。なぜ違うのか、それらの違いがわかるくらいその業種について詳しくなって、自分の強みを作ることが大切ではないかと思います。様々な業界に分散投資するのをお薦めしないのは、分散すればするほど様々な業種や業界の知識が必要になるからです。

まずはセクターを狭めてフォーカスできる企業を見つけたら、業績や財務の安定性など基本的な条件を見極めます。それに加え、ビジネスモデルや重要な事業の契約数の伸びなども調べられるとなお良いです。

このようにして自分の強みを作って銘柄を見極めないとなんの武器にもならずマーケットと勝負はできない、投資する意味がないと思います。企業分析力と決断力に自信を持つことができるようになったら、信用取引を始めてみるのも良いのではないでしょうか。

-インタビュー【後編】ではDAIBOUCHOU氏の投資哲学や銘柄選びについて詳しくお聞きします。

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みまもるくん(信用取引自動決済発注サービス)の活用でリスクをコントロール!

「みまもるくん」はお客様ご自身で決済しなくても、信用取引の建玉の損失の割合が、事前に設定された損切り決済率に達すると、自動で決済注文が発注されるサービスです。本サービスを申込むことで、株式取引で重要なポイントである損切りを自動で行うことが可能になり、リスク管理がしやすくなります。ご利用は無料です。

みまもるくん(自動決済サービス)

現物株を担保にしつつ貸株金利の受取も可能

お手持ちの現物株や投資信託(分配金受取コース)を担保にして信用取引が行えます。信用取引と貸株サービスの併用が可能なので、現物株を担保に取引しつつ、貸株金利の受取も可能です。

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信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が大きくなる可能性があるため、価格の変動等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じることがあります。信用取引を利用するときは、その仕組みをよく知り、お客様自身の判断と責任において行うようお願いいたします。

また、信用取引口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

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信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

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国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
信用取引では、約定したお取引に対し当社が定める手数料がかかる他、信用金利等がかかります。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「上場有価証券等書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。

みまもるくん(信用取引自動決済注文発注サービス)に関するご留意事項

  • 損切り決済率以上の損失が発生しているかを判定する際、「銘柄、市場、売買区分」が同じ建玉はひとまとめにして計算されます。
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  • 自動決済注文には、パソコンからの成行注文と同様の手数料がかかります。
    (一日定額手数料コースをご利用の場合は、一日定額手数料の約定金額に含まれます。)
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