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億り人の銘柄分析手法とは? DAIBOUCHOUさんインタビュー第2弾

「億り人(おくりびと)」という言葉が登場し世間を席巻した頃、その中のひとりに名を連ねたDAIBOUCHOUさん。200万円の元手から投資を開始し、約4年の間に「億り人」まで辿り着いたDAIBOUCHOUさんに、銘柄選びのポイントや、銘柄の売り時・買い時などをインタビューしました。

インタビュー第1弾「私が億り人になれた理由」

本コンテンツは情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。また、過去の実績は将来の投資成果を保証するものではありません。銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断にてお願いいたします。

DAIBOUCHOU 氏の写真

個人投資家

DAIBOUCHOU 氏

1973年生まれ。東京都在住。会社員時代から、各企業の財務諸表分析を中心とした、割安成長株への投資を得意とする。現在は不動産投資、割安株や優待株の分散投資など幅広く資産運用を行なっている。
X(旧ツイッター)アカウント:https://twitter.com/daiboucho

銘柄探しのポイントは?業績情報に勝るものなし

-新規銘柄はどうやって探していますか?

参考にするのは、SNS・四季報・保有銘柄の関連情報・IRイベント・決算説明会の書き起こしサービスなどでしょうか。自分だけのリサーチだけではなく、人から教わることもあります。
これらの資料の中でも特に決算説明資料を重視しています。決算報告書を読み込み、直近の業績で良し悪しを見極めます。
実は新しい銘柄を見つけるのはさほど難しくないんです。むしろ増えて多くなり過ぎて困るくらいです。

-見つけた銘柄の深掘り調査はどうやっていますか?

前述の通り、まずは決算報告書などで直近の業績の良し悪しを見極めます。良ければ次の決算も追うようにします。またその企業の競合他社の状況など、取り巻く外部状況も調べます。

その時の業績が悪い場合は、回復する気配があるのか、それはいつなのか等も調べていきます。例えば、直近の決算は悪いけれど受注残はあるとすれば次に期待が持てると考え、そのような情報をストックしておきます。

-株価が上昇するのではという推測はどのように立てますか?銘柄選びのポイントは?

何においても業績が伸びているかどうかが大事だと思います。
決算発表で業績が良く、さらに織り込んでいない情報があるといった2段上げの1段目などのタイミングはとても良いですね。もちろん私個人の好みとしてバリュー目線も外せません。
そして決算発表で業績が良かったのに株価評価が悪い銘柄や、配当性向の良い銘柄も魅力的です。
反対に懸念するのはPERがあまりに高い銘柄。下落した時のダメージを考えて、あまり選ばないようにしています。

-DAIBOUCHOUさんが好きな銘柄、業界はどのようなものですか?

企業の経営陣や技術力などはあまり重視していません。単純に決算発表を見て、優良経営がなされているかどうかがわかる銘柄が好みです。
また、ちょっと失敗しても長期視点では成果が出るケースもあるとは言え、短期でも成果が出せる銘柄だとさらにベストですね。

事業範囲が広い銘柄はあまり見ません。範囲が広いと競合が多くて判断が難しいので。
最近個人的に注目している業界だと、既存システムのアウトソーシング請負を担っている業態でしょうか。
「人事システム」とか「請求書発行システム」とか。人間が楽になるサービスを提供する業態は事業的に安定継続が可能であると見込んでいます。

売り時・買い時の見極め方は?銘柄スカウターのオススメ機能は?

-DAIBOUCHOUさんの投資哲学・投資の考え方を教えてください

企業の経年成長に乗ることです。
成長と言っても必ずしも長期間に縛られるわけではありません。企業評価は短いサイクルで評価が上がったりも下がったりもし、本来長期目線だったものが、投資家の評価によって短期周期となり利益を狙えることもあります。
いずれにしてもその時々の企業評価による長短の波にうまく乗るということです。

1回の投資での目標利益率は特にありません。保有銘柄を手放すタイミングとしては、新しい銘柄と比較して保有している銘柄の魅力が落ちたと感じた時に手放すようにしています。

-「投資で売りは買いより難しい」という話もありますが、どう思いますか?

究極の決断として、その銘柄をその価格で買いたいか否かで判断します。
自分はバリュー株が得意なので、バリュー株ならではのセオリーに則って売買します。バリュー株投資家でもタイミング良く成長株をバリュー価格で購入できる時もありますが、成長株目線の投資はあまりわからないので、ある意味割り切って手放していますね。

-投資の教科書にあるような5%含み損が出たら売るというセオリーはどう考えますか?

成長株の場合はそれに倣うと良いかもしれませんが、バリュー株ならばさほど気にしなくても良いと思っています。
成長株なら資金コントロールしてセオリー通りに分散し、少額で投資するのが良いのではないでしょうか。

-マーケット(相場)全体の状況やテクニカル指標は気にしますか?

個人的にはテクニカル指標はあまり見ません。FRBの動向やマクロ経済、金利とかも見ません。
決算発表の内容を調べれば、その企業が利益を出しているか受注が伸びているのかなどがわかります。そのような情報を重視しているので決算発表は見るようにしています。

-企業の決算発表の分析が簡単にできる「銘柄スカウター」を利用していると伺いました。

はい、非常によく使っています。色々な機能を使いますが、中でもセグメント業績や従業員数の変化・販売管理費と原価を分解できる機能が気に入っています。
例えば業績構成を判断する時に、販管費を下げて利益伸長していた場合、その業績向上は効率的な事業展開に基づくものだと推測でき、好業績の要因が理解できるところが気に入っています。
企業の決算情報では営業利益と売上額などの情報だけとなりますから、スカウターの追加情報は大変参考になります。人材採用数なども見られるのも良いところですね。
さらにおすすめとするところでは、利用料が無料なのも最高だと思います。

-ありがとうございます!今後も進化を続けますのでご期待ください。

セグメント構成、セグメント業績推移

出所:マネックス証券 銘柄スカウター

日本株銘柄分析ツール マネックス銘柄スカウター

力まず自分のルーティンをこなすことが成果に繋がる

-日々利益を上げられているDAIBOUCHOUさんですが、1日の過ごし方は?

実は相場も保有株の株価もあまり見ていません。新しい銘柄を調べることに時間を費やす方が多いですね。日中の時間にそういった新規銘柄の調査をしたり、そこで気になる銘柄、良さそうな銘柄があれば少額購入したりしています。
調査手法としては、決算発表を読んで疑問点を検索したり、採用サイトを見てどんな人が入社しているかなどを見たりします。

-決算発表が出たら、その日のうちに確認して投資に繋げるような事は多いのですか?

自分は、その日のうちに決算発表の全てを確認するほどのガチ勢ではないんです。保有株の資料を軽く読む程度です。
最近のマーケットは、短期的には決算発表内容の良し悪しより需給が株価に与える影響が大きい気がします。
株価が上がるのか下がるのか、その要因は業績よりも、投資家が何を求めているのかに因っているようで、市場では理解し難い動きも見られます。
そう考えると、決算日に勇んで動くよりも決算日から一週間くらい様子を見てから購入に踏み切る方が良いと思います。
もしその時点である程度上昇していたとしても焦らず、需給の問題で下落したところを拾って購入するくらいが良いと思います。

-最後に、個人投資家の皆さんにアドバイスをおねがいします。

まずは長期目線で利益を伸ばしてほしいと思います。失敗しやすいのは短期目線での投資です。
短い期間でリターンを狙えば狙うほど難易度も上がります。
さらに大儲けを狙うと変な値動きのものに乗ってしまう可能性も高いです。

上手な投資の勝負はプラスマイナス7%(ROE平均が7~8%ということから勘案)をひとつのラインだと考えると良いと思います。
7%ずつ資産と利益が増えていけば「御の字」と考えると良いのではないでしょうか。
銘柄の見極めは、その企業の成長性と割安さがポイントです。

-貴重なお話をありがとうございました!

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また、信用取引口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

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国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

<手数料等>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
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<その他>

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  • 自動決済注文には、パソコンからの成行注文と同様の手数料がかかります。
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