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【新NISA活用】円安のメリットを受けやすく業績好調な銘柄

本コンテンツでは、マネックス証券の銘柄分析ツール「マネックス銘柄スカウター」で円安のメリットを受けやすく業績好調な銘柄をスクリーニング・分析します。新NISA成長投資枠で投資する銘柄を探している方や日本株取引を検討している方はぜひお役立てください。

円安のメリット・デメリット

円安とは、日本円の価値が他の通貨と比べて低くなることを言います。円安のメリットは日本から海外へ輸出している商品の売上げが増加したり、投資している海外資産の価値が上昇することです。円安のデメリットは日本が海外から輸入している商品の値段が高くなったり、輸入にかかるコストが上昇することです。
2024年4月29日の外国為替市場では、約34年ぶりに1ドル=160円台をつける場面がありました。その後一時154円台まで戻す場面も見られましたが、依然として円安傾向での推移が続いています。今回はそんな円安のメリットを受けやすい海外売上高比率の高い銘柄をスクリーニング・分析します。

米ドル/円の過去1年の推移
米ドル/円の過去1年の推移グラフ

(出所)マネックス証券ウェブサイト

マネックス証券の新NISAは売買手数料がすべて無料

円安のメリットを受けやすく業績好調な銘柄をスクリーニング

新NISA成長投資枠で投資する銘柄を探している方や日本株取引を検討している方のなかには「銘柄をどう探したらいいか分からない」という方も多いかもしれません。
マネックス証券の銘柄情報分析ツール「マネックス銘柄スカウター」の10年スクリーニングを使って、海外売上高比率が高く業績が好調な銘柄を抽出しました。具体的なスクリーニング条件および抽出された銘柄は以下のとおりです。

スクリーニング条件

10年スクリーニングの「新規作成」ボタンを押し、「条件を追加する」ボタンから詳細条件を設定してスクリーニングします。

【詳細条件】

  • [通期]海外売上高比率:50%以上
  • [通期]直近の売上高増収率:5%以上
  • [通期]直近の営業利益増益率:5%以上
  • [通期]10年間の平均売上高成長率:5%以上
  • [通期]10年間の平均営業利益成長率:5%以上
  • [通期]10年間の売上高増収回数:8回以上
  • [通期]10年間の営業利益増益回数:8回以上
  • [指標]PER:25倍以下

スクリーニング結果

銘柄名
(銘柄コード)
業種 終値
(4/30)
海外
売上高
比率
10年間の
平均
売上高
成長率
10年間の
平均
営業利益
成長率
日本酸素H(4091) 化学 4,705円 63.8% 9.7% 17.0%
扶桑化学工業(4368) 化学 4,070円 50.3% 9.6% 19.4%
日本ペイントH(4612) 化学 1,015.5円 86.0% 19.2% 18.1%
クミアイ化学工業(4996) 化学 804円 60.3% 12.6% 20.9%
三和H(5929) 金属製品 2,590.5円 57.0% 8.3% 14.8%
荏原製作所(6361) 機械 13,110円 64.3% 5.5% 10.6%
ダイキン工業(6367) 機械 21,745円 79.5% 11.9% 15.6%
竹内製作所(6432) 機械 6,020円 98.9% 14.8% 23.0%
SEMITEC(6626) 電気機器 1,786円 80.3% 9.0% 103.6%
santecH(6777) 電気機器 4,980円 78.1% 20.3% 64.8%
島津製作所(7701) 精密機器 4,311円 56.2% 6.2% 18.9%
東京精密(7729) 精密機器 10,500円 72.7% 11.1% 16.5%
A&DホロンH(7745) 精密機器 2,772円 58.6% 5.6% 19.0%
クレステック(7812) その他製品 1,900円 73.4% 6.1% 20.5%
SHOEI(7839) その他製品 2,029円 81.1% 11.7% 22.0%
松風(7979) 精密機器 3,060円 52.6% 6.8% 15.9%
NTTデータG(9613) 情報・通信 2,474円 53.5% 10.4% 11.7%

(出所)2024年5月1日時点のマネックス銘柄スカウター

スクリーニング項目が多いため一部の項目を省略して表示しています。

円安のメリットを受けやすく業績好調な銘柄を分析

「マネックス銘柄スカウター」の10年スクリーニングで抽出された銘柄の一部を分析します。

4612 日本ペイントホールディングス

世界4位の総合塗料メーカー。自動車用や建築構造物用をはじめとする塗料のほか、表面処理剤や電子部品材料としてのファインケミカルの製造・販売を行う。中国・タイ・フィリピン・ベトナム等のアジアでトップシェアを確立している。
2023年12月期の通期売上高は過去10年の最高を更新しており6期連続で増収。海外売上高比率はアジアやオセアニアにおける現地法人NIPSEAおよびDuluxGroup、米州現地法人分を合計して86%となっており高水準。直近発表の想定為替レートは1ドル=141.2円。2024年12月期の通期業績予想は増収増益で5月15日に第1四半期決算が発表される予定。今期売上高について現在のアナリスト予想の平均値は9.7%の増収となっており会社予想の10.9%増収を少し下回る水準だが、レーティング平均は「やや強気」であり目標株価コンセンサスも現在の株価を17.39%上回る1,192円となっており、今後も上昇する余地がありそう。

通期業績推移
通期業績推移のグラフ
海外売上高構成
海外売上高構成のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料


5929 三和ホールディングス

シャッター最大手である三和シヤッター工業を中核とする持株会社。ビル・商業施設建材製品や住宅建材製品の建築用金属製品の製造・販売を行う。グローバル・メジャーとして日本・米国・欧州・アジアの世界26ヵ国で事業展開しており、日本・北米でシャッター1位、子会社の米オーバーヘッドドア社はドア建材のトップメーカー。
2023年3月期の通期売上高は過去10年の最高を更新しており2期連続で増収。海外売上高比率は北米、欧州、中国や香港を含むアジアを合計して57%となっている。直近発表の想定為替レートは1ドル=140円。2024年3月期の通期業績予想は増収増益で予想に対する売上高の進捗率は第3四半期時点で72.6%とまずまず。5月13日に本決算が発表される予定。2025年3月期の売上高について現在のアナリスト予想コンセンサスは4.0%増収となっている。レーティング平均は「やや強気」であり目標株価コンセンサスも現在の株価を1.75%上回る2,636円となっており、今後も上昇する余地がありそう。

通期業績推移
通期業績推移のグラフ
海外売上高構成
海外売上高構成のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料


6361 荏原製作所

ポンプ・送風機・圧縮機の最大手である産業機械メーカー。風水力事業の建築・産業、エネルギー、インフラ機器の製造・販売を行う。世界的な流体・数値解析・材料・分析などの基盤技術をベースに、水インフラ、石油やガス、電力などのエネルギー市場に製品を供給するほか、環境プラント事業、精密・電子事業も展開する。
2023年12月期の通期売上高は過去10年の最高を更新しており5期連続で増収。海外売上高比率は台湾や韓国などのアジアその他、サウジアラビアやブラジルなどのその他、中国、北米を合計して64.3%となっており高水準。直近発表の想定為替レートは1ドル=140円。2024年12月期の通期業績予想は増収増益で5月14日に第1四半期決算が発表される予定。今期売上高について現在のアナリスト予想の平均値は7.9%の増収となっており会社予想の8.9%増収を少し下回る水準だが、レーティング平均は「強気」であり、今後も上昇する余地がありそう。

通期業績推移
通期業績推移のグラフ
海外売上高構成
海外売上高構成のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料


7701 島津製作所

分析・計測機器の大手メーカー。ライフサイエンス・環境・半導体・マテリアル・学術研究分野で最先端の計測機器を中核に医用機器、航空機器、産業機器を製造・販売。医療用X線装置、分光写真器、電子顕微鏡、ガスクロマトグラフ、生体磁気計測装置の国内パイオニア企業。
2023年3月期の通期売上高は過去10年の最高を更新しており3期連続で増収。海外売上高比率は中国、米国、インドや東南アジアを含むその他アジア、欧州等を合計して56.2%となっている。直近発表の想定為替レートは1ドル=143円。2024年3月期の通期業績予想は増収増益で予想に対する売上高の進捗率は第3四半期時点で71.7%とまずまず。5月10日に本決算が発表される予定。2025年3月期の売上高について現在のアナリスト予想コンセンサスは3.2%増収となっている。レーティング平均は「やや強気」であり目標株価コンセンサスも現在の株価を20.06%上回る5,176円となっており、今後も上昇する余地がありそう。

通期業績推移
通期業績推移のグラフ
海外売上高構成
海外売上高構成のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料


7979 松風

歯科器材メーカー。歯科医院・歯科技工所向けに「SHOFU」ブランドで人工歯類や研削材類などの歯科材料、診療・技工用器具・機械、ホームケア製品、矯正製品の製造・販売を行う。主要製品は人工歯で生産量は世界トップクラス。その他歯科用研削・研磨材も国内トップシェア。
2023年3月期の通期売上高は過去10年の最高を更新しており2期連続で増収。海外売上高比率はアジア・オセアニア他、欧州、北米・中南米を合計して52.6%となっている。直近発表の想定為替レートは1ドル=141.31円。2024年3月期の通期業績予想は増収増益で予想に対する売上高の進捗率は第3四半期時点で72.8%とまずまず。5月9日に本決算が発表される予定。2025年3月期の売上高について現在のアナリスト予想コンセンサスは7.6%増収となっている。レーティングは「強気」であり目標株価コンセンサスも現在の株価を63.4%上回る5,000円となっており、今後も上昇する余地がありそう。

通期業績推移
通期業績推移のグラフ
海外売上高構成
海外売上高構成のグラフ

(出所)マネックス銘柄スカウター、企業IR資料


マネックス銘柄スカウターとは

マネックス銘柄スカウターとは、2017年10月の提供開始以来数多くのご好評をいただいている銘柄分析ツールです。「10年スクリーニング」「アナリスト予想」「通常発表されない3ヶ月に区切った企業業績」「セグメント業績」「業績予想修正履歴」「理論株価」など投資判断に役立つ様々な情報をご提供しています。

「10年スクリーニング」の使い方

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利用する

マネックストレーダー株式スマートフォンからもアクセス可能です。詳細はご利用方法をご覧ください。

企業が決算短信等では発表しない3ヶ月に区切った業績を表示

四半期業績推移のグラフと表

理論株価と想定される株価の上値目途・下値目途を表示

理論株価

「10年スクリーニング」の使い方

「10年スクリーニング」とは、2019年4月の提供開始以来ご好評をいただいている機能です。過去10年間の業績や直近の四半期業績、アナリスト予想などで高度なスクリーニングが可能です。下記では簡単な使い方をご説明します。

銘柄スカウターを開いたら上部の黄色いメニューの「10年スクリーニング」を押す。

スマートフォンでご利用の場合は右上の三本線のメニューよりご選択ください。

銘柄スカウターの黄色いメニュー内、「10年スクリーニング」の箇所

10年スクリーニングを開いたら「新規作成」ボタンを押す。

10年スクリーニングページ内の、「新規作成」ボタンの箇所

絞り込みたい条件を入力する。詳細条件を設定したい場合は「条件を追加する」を押す。

新規作成内の、「条件を追加する」ボタンの箇所

絞り込みたい詳細条件をチェックする。チェックが出来たら「決定」ボタンを押す。

詳細条件のポップアップ表示内の、「決定」ボタンの箇所

条件を設定したら「スクリーニング」ボタンを押す。

新規作成内の、「スクリーニング」ボタンの箇所

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

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信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

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2024年からのNISAにかかるご留意事項