サイト内の現在位置を表示しています。

IPOに落選したらどうする?上場後に投資する「セカンダリー投資」

IPO(新規公開株)は抽選となることがほとんどで、人気の銘柄はかなりの高倍率となります。落選してしまっても、上場後は「セカンダリー投資」として通常の日本株と同様に購入することが可能です。IPO銘柄を上場後に購入するポイントや注意点などをお伝えします。

IPOのセカンダリー投資は上場後に購入すること

新規公開株(IPO)は、それまで証券取引所に未上場だった企業が、株式を新規に上場する際に新株の発行(公募増資)や売出をおこなう株式のことです。IPOで売り出される株式を購入する場合、ブックビルディング(需要申告)への参加や抽選があり、どなたでも自由に購入することはできません。特に人気の銘柄はかなりの高倍率となることも珍しくありません。

IPOのセカンダリー投資とは、IPO銘柄を上場後に購入する投資手法です。通常の日本株を売買する手法と変わらないため、証券会社に口座開設して資金があればどなたでも購入することができます。

IPO銘柄を上場後に購入するとどうなる?

銘柄名(コード) 上場日 初値(円) 2024年12月9日終値(円) 初値からの騰落率
Terra Drone(278A) 2024年11月29日 2,162 1,863 -13.83%
グロービング(277A) 2024年11月29日 5,600 6,230 11.25%
ガーデン(274A) 2024年11月22日 3,060 3,000 -1.96%
Sapeet(269A) 2024年10月29日 2,285 2,601 13.83%
東京地下鉄(9023) 2024年10月23日 1,630 1,632.5 0.15%
Schoo(264A) 2024年10月22日 761 1,130 48.49%
伸和ホールディングス(7118) 2024年10月21日 1,530 1,684 10.07%
インターメスティック(262A) 2024年10月18日 2,038 2,658 30.42%
Aiロボティクス(247A) 2024年9月27日 2,514 2,484 -1.19%
ROXX(241A) 2024年9月25日 1,941 1,379 -28.95%
リプライオリティ(242A) 2024年9月25日 1,398 992

2024年12月5日終値

-29.04%

出所:マネックス証券作成

  • 2024年9月~11月に当社で取扱実績があるIPO銘柄
  • ご説明のため、個別銘柄を表示しておりますが、勧誘・推奨するものではありません。

2024年9月~11月に新規上場したIPO銘柄11銘柄のうち、2024年12月9日終値時点で初値から上昇している銘柄は6銘柄、下落している銘柄は5銘柄でした。
IPO銘柄の株価は上場直後に値下がりする、いわゆる「初値天井」となるケースもありますが、銘柄によっては上場後も株価が上昇していることが分かります。

IPOのセカンダリー投資の注意点は?

急な値動きに注意

ROXX(241A)日足チャート

ROXX(241A)日足チャート

出所:マネックス証券

ご説明のため、個別銘柄を表示しておりますが、勧誘・推奨するものではありません。

上場後すぐに購入するのではなく、株価が下落したところで購入するのも一つの方法です。IPOは新興企業が多く時価総額が小さいものも多いので、上場後、売り買いともに注文が減ってしまい、株価の下落が続くことがあります。投資に値するか「マネックス銘柄スカウター」などで事業内容や業績をチェックしてみてはいかがでしょうか。高い成長性が期待できれば、上場直後より、安い水準で株式を購入できるかもしれません。

ロックアップ条項を確認する

ロックアップとは、上場直後に株価が急落するのを防ぐため、上場前から株式を保有している大株主やベンチャーキャピタルが一定期間、または一定の株価になるまで株式を売ってはならないという制限のことです。ロックアップがあるかどうかは、目論見書や有価証券届出書にロックアップ条項として開示されます。

ロックアップ条件が上場後90日・180日などの期間の場合、この期間を過ぎるとロックアップが解除されて大株主やベンチャーキャピタルが売却できるようになり、株価が下落する要因にもなりますので、長期間保有する場合は注意が必要です。
また株価が公開価格(公募価格)に対して一定価格以上になったらロックアップが解除されるという条件の場合は株価推移に注意する必要があります。逆指値注文などを活用して一定の株価を上回ったら売却するという方法もオススメです。
その他にも主幹事証券の同意があれば、ロックアップ期間中でもロックアップ条項が解除される場合もあります。

銘柄スカウターでIPO銘柄を分析

銘柄分析ツール「マネックス銘柄スカウター」でIPO銘柄の成長性や過去の業績推移を確認して、IPO銘柄が上場後も投資できるかを分析することができます。
「マネックス銘柄スカウター」は口座をお持ちの方ならどなたでも利用できます。口座をお持ちでいない方は「マネックス銘柄スカウターライト」をご利用いただけます。(一部機能に制限あり)

インターメスティック(262A)企業情報

インターメスティック(262A)企業情報
インターメスティック(262A)今期進捗情報
インターメスティック(262A)通期業績推移

出所:マネックス証券

ご説明のため、個別銘柄を表示しておりますが、勧誘・推奨するものではありません。

例えば2024年10月18日上場のインターメスティック(262A)は「企業情報」で眼鏡チェーン「Zoff」の運営会社であることや同業他社の銘柄が分かります。「同業他社情報」はその銘柄と同業種の銘柄が確認でき、業界全体の株価動向やトレンドを掴むのに適しています。
「今期進捗状況」では、通期の業績予想に対してどの程度達成しているかが確認できます。
「通期業績推移」では、過去数年間の業績推移が確認できます。「右肩上がりを続けていれば、今後の業績も伸びる可能性がある」など判断することができます。

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

<手数料等>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
信用取引では、約定したお取引に対し当社が定める手数料がかかる他、信用金利等がかかります。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「上場有価証券等書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。

新規公開の国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

新規公開株式のお取引にあたっては、株式相場等の変動に伴い、また、新規公開株式の発行者または保証会社等の業務や財産の状況の変動に伴い、上場後の新規公開株式の価格が変動することによって、投資元本を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。

<手数料等>

購入対価のみで取引手数料はかかりません。

<その他>

お取引にあたっては、「目論見書」、「契約締結前交付書面」等を十分にお読みいただき、取引の仕組みやリスク・手数料等についてご確認ください。