
企業業績や財務内容に注目、今の株価は割高か?割安か?などを見ていくファンダメンタルズ分析。
前回に続く各種指標のご紹介、今回は「ROE」、「ROA」、「時価総額」、「PSR」をご案内いたします。
近年、非常に重要視されるようになった指標がROE(自己資本利益率)。
株主からの出資によって集めた自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を生み出したかを見る指標で、値が高いほど良いとされています。
当期純利益
自己資本
ただし本業の実力ではなく、保有している土地の売却で特別利益が出たことで一時的に当期純利益が急増 → ROEも急上昇、というようなケースもあるので、注意が必要です。
また、ROEが低いからといって必ずしも魅力の薄い企業とも言い切れません。通常、新興企業は事業が軌道に乗るまで大きな利益を見込めないため、ROEも低くなりがち。今後の成長、将来性に期待して若手企業に投資する場合、あまりROEにこだわる必要はなさそうです。
先ほどのROEは自己資本をどれだけ効率よく使ったかを示しましたが、こちらで紹介するROA(総資産利益率)は、会社の総資産(総資本)を活用してどれだけ効率的に利益を生み出したかを表します。
自己資本のほか、負債(借入金など)も含めた総資産(総資本)の活用度を見るのです。こちらもやはり、値が高ければ高いほど良いとされています。
当期純利益
総資産(総資本)
特別利益など一時的要因の影響に注意が必要な点は、ROEと同様です。
企業の価値や規模を比較する際、頻繁に使用されるのが時価総額。
仮にその会社のすべての株式を買い占めるとした場合、いくらの金額が必要か?を表す金額とも言えます。
時価総額 = 現在の株価 × 発行済株式数
2010年9月7日現在、国内上場企業の中で最大の時価総額を誇るのはトヨタ自動車(7203)で、唯一の10兆円超。一方、時価総額が数億円台の企業もたくさんあります。
もちろん一概には言えませんが、発行済株式数が多く時価総額の大きな銘柄は値動きが比較的緩やかに、逆に時価総額の小さな銘柄は株価が上にも下にも動きやすい、と見る向きもあります。
登場頻度が少なく、最近はあまり重視されていないものの、新興成長企業の株価水準を見るため使用されることがあるのがPSR(株価売上高倍率)。
現在の時価総額が1年間の売上高の何倍まで買われているかを示す指標で、倍率が低いほど割安とされています。
時価総額
売上高

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