債券は、定期的に利子を受け取ることができ、満期日を迎えれば投資した額面金額を償還金として受け取ることができる投資商品です。
運用資金の一定割合を、債券投資に振り向けることで、リスクの分散もはかれます。
債券は、満期日まで一定の金利分の利子を支払うことが約束されています。例えば固定利付債の場合、金利変動に関係なく利子を受け取ることができます。
債券は、満期日までの間に債券の価格が変動しても、満期日を迎えると額面金額が償還されることが約束されています。
ただし、発行者が倒産などで元本の返済及び利払いができなくなる場合もあります。
発行者がきちんと利払いや元本の返済ができるかどうかという信用度を知るには、その債券の格付けが参考になります。
一般に信用度の低いものほど金利は高くなり、信用度が高くなるにつれて、金利は低くなります。
債券は、満期まで待たずに途中で売ることもできるので、急にお金が必要になったときには現金化することも可能です。ただし、その時の価格は額面通りとは限りません。債券価格が下落していて売却損が出る場合がありますので、あらかじめ注意が必要です。
債券は、一定の利子収入が得られ、満期日には額面金額が返金されることが約束されている、安全性の高い金融商品です。ただし、ご注意いただきたい点が4つあります。
発行者が倒産などで元本の返済及び利払いができなくなる…。これが「信用リスク」です。発行者がきちんと利払いや元本の返済ができるかどうかという信用度を知るには、その債券の格付けが参考になります。
満期償還まで持たずに途中売却する場合は、市場価格(時価)での売却になります。
途中売却の場合、市場価格が購入価格を下回り、売却損がでる場合もあります。これが「価格変動リスク」です。特に、満期までの残り期間が長いほど、市場価格の変動幅が大きくなる傾向があるので注意が必要です。
満期まで保有した場合に生じるリスクは「信用リスク」のみですが、途中で売却した場合には、「信用リスク」と「価格変動リスク」の両方が生じます。
外貨建て債券を買った場合には、「信用リスク」と「価格変動リスク」に加えて、為替レートの変動によって円に換算した時の受取額が異なる「為替変動リスク」が生じます。
たとえ好利回りな外貨建て債券であっても、満期の時に円高になっていれば投資元本を割り込む可能性があります。逆に、円安になってより高い利回りとなる場合もあります。
債券には満期を待たず、発行者によって償還されてしまう場合があります。この場合、当初予定していた利回りを上回ったり、下回ったりします。