マネックスメール 1999年8月20日

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マネックスメール 1999年8月20日

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マネックスメール(第9号 1999年8月20日夕方発行)
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※ 手数料等に関するお知らせ ※
マネックス証券では、手数料体系、その他料金体系およびサービス内容等は8/25に発表する予定でございます。恐れ入りますが、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

本日の目次

1.マネックス相場情報
2.マネックス社長 松本大のつぶやき
3.FP教室(8月25日開講予定)

========================<マネックス相場概況>=========================
<相場概況>
材料に振り回され、株価は右往左往。

日経平均株価 18098.11円(+218.37)

昨日突然発表された第一勧銀、興銀、富士銀のニュースが本日の株式市場では引き続き好材料としてもてはやされた。銀行株および証券株まで買い注文が集まり日経平均株価は18000円台を回復。特に海外からは評価が高いのか、外国人投資家からの金融株への買い注文(買戻し?)が多い。ただ、朝から一斉に買い注文の入った銀行株は、ストップ高買い気配で値のつかないものも多く、日経平均も前場中頃から落ち着いた動き。前場ソニ−、富士通などの輸出関連株は引き続き円高を警戒して安い。

後場に入ると為替がやや円安方向に進み、ソニ−などの輸出関連企業で前日比プラスに転じる銘柄が出始めた。これをきっかけに、前場後半から18000円に乗せると上値が重いという雰囲気が少し明るい感じに変わった。ソニ−、富士通は大引け間際、再度為替が円高に進んだ時点でも値を上げ続けていたことも注目。なにかと本日は銀行、証券株の値動きの派手さに目を引かれますが、為替動向とソニー、富士通の値動きが後場少し変わったことは意識しておきたいポイントなのではないでしょうか。

さて来週の相場ですが、ちょっと悩ましい展開になってしまった様な感じもします。基本的には8月後半高と予想し続け、予定通りの展開なのですが・・。全体観は、今日の上げで全員強気になってしまうと恐い気がしてなりません。今までは「薄商いの中のでの上昇であって価値がない」とコメントする証券関係者が多く、だから逆に上がったという構図だと思うんですが、今日の相場で強気転換する人が多いと・・・。日曜日の日経新聞に掲載される相場予想で、どの様なコメントが大半を占めるかに注目したいです。

個別銘柄のテーマも同様です。まだもう一回、ソニー、富士通といったハイテク関連株が相場牽引役となり、内需関連株は次の上昇のテーマと感じています。内需、内需とコメントする人が多ければ、ハイテク系銘柄が狙い目だと思うのですが。大勢を占める相場観と、とことん反対の相場観でマーケットを見てみてはいかがでしょう? 極端なご提案かとは思いますが、結構これで当たることが多いというのが筆者の経験則なんですが。

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読売新聞の報道によると、あさひ銀(8233)、東海銀(8321)も持ち株会社設立との話。
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◆個別銘柄◆
興銀(8302) 1084円 (△100)
モルガンスタンレー証券は、投資判断をNEUTRALからOUTPERFORMに変更。同社は、三和銀、富士銀、さくら銀、第一勧銀などにも同様の引き上げ。
丸紅(8002) 273円 (△33)、日清紡(3105) 614円 (+100)など
富士銀行が第一勧銀、興銀と持ち株会社とのニュースを好感。富士銀行をメインバンクとする芙蓉グループ企業に注目する声も。

NTT(9432) 138万円 (△4)
8月3日以来の140万円台回復。8/11の124万円を安値に目立たないが着実に戻り歩調。

オンワード(8016) 1650円 (△67)
ドレスナーKBがレーティングを引き上げ。「売り」からADD(10%未満のアウトパフォーム)に。

ソニ−(6758) 14750円 (△300)、富士通(6702) 3340円 (△60)
昨日ほぼ25日移動平均線水準まで調整。朝方は金融株一色の展開で軟調な値動きを強いられたが、後場に入って為替が112円台には入ったあたりから反発歩調。注目すべきは、大引け間際に116円台の半ばまで円高に進んだ時点でも値を保ったまま大引け。

京セラ(6971) 7140円 (+40)、DDI(9433) 68.6万円 (△1.6万円)
英FT紙によると、豪州を拠点とするイリジウム・サウス・パシフィックへの出資比率引き上げを計画。現時点では25%づつ所有。

==================<マネックス社長 松本大のつぶやき>================8月20日 「資本市場の発達にむけて」

繰り返し書いておりますが、日本の資本市場の遅れは大きいと思います。ベンチャー企業のための株式調達市場、公開・上場セカンダリー・マーケット(単
位株の問題も含まれます)等に限らず、同様の問題は債券市場にも言えます。要は
資本市場全体、調達がしにくく、またセカンダリーも閉鎖的であるわけです。そん
な中で石原東京都知事の進めている中小企業「新債券市場」構想は、いろいろと問
題もあるかも知れませんが、中々意義のある良い企画だと思います。最初から完璧
なものなどできる筈がないし、失敗を恐れていては前に進めません。私たちマネッ
クスも失敗を恐れずに、より良い市場形成のためにいろいろとチャレンジして行き
たいと思っています。

===================<FP教室(8月25日開講予定)>===================●FP教室
マネックスのホームページではフィナンシャルプランニング教室を開講いたします。これは投資に役立つ知識を初心者から上級者まで連載形式で学んでいただけるもの。こんな講座がもうすぐ始まります。
<オンライントレーディングコース>
インターネットでの株式や投資信託の取引をやったことの無い方に、取引の注意点や証券会社のチェックポイントなど役に立つ情報をわかりやすく解説していきます。
第1回は「インターネットトレードとは?」
<投資入門コース>
株式投資をやってみたいけど、どうやってやったらいいのかわからない。という方にフィナンシャルプランナーが資産の配分から投資対象まで具体的に指南。第1回は「上手なマネープランは自分を知ることから」ということで投資を始める前にやっておくべきことをアドバイスいたします。
<投資信託コース>
今話題の投資信託の選びかたを親切にお教えいたします。第1回は「投資信託にはどういう種類がありますか?」というタイトルで投資信託の種類についてのお話です。

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<編集長独り言>
今日の相場は銀行さんにすっかり振り回されたという感じですね。読売新聞の報道によると、あさひ銀、東海銀も同様に持ち株会社設立とか。伝統的な横並び体質復活で、次から次へと共同で持ち株会社設立、結局中身のないものにならないことを祈ります。本当に価値のある行動でないと、形だけのビッグバンとなって、本当に日本は見捨てられるかもしれないです。ピータータスカ氏の著書に、2020年、日本は長い間さようならという最悪シナリオもありましたけど。これからもマネックスならではの楽しく為になる情報をお届けしたいと思っています。ご意見は大歓迎です。マネックスまでどんどんわがまま言って下さい。ではまた明日お会いしましょう。
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