2024年の新年にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
2023年は多くのチャレンジがあった年でした。
世界情勢が大きく変動する中、日経平均株価は33年ぶりの高値を更新し、ダウ平均株価やS&P500も年初来高値を更新。一方、為替の変動は大きく先が読めないような状況が続いた年でもありました。「貯蓄から資産形成」が叫ばれる中、新NISAの発表もあり、お客さまの資産形成にとっては追い風の吹いた一年でもありました。新NISAの開始に向けて、多くの報道機関が特集を組み、多様な書籍も発売され、それを機に投資への一歩を踏み出したお客さまも少なくないのではないでしょうか。
2023年は米国株信用取引サービスを開始し、かんたんスマホ投資「ferci」で投資信託の取扱いやNISA対応を実施したり、新NISAで取り扱うすべての商品の売買手数料を無料にするという発表もしたりと、新サービスだけでなく、お客さまの資産増に資するものは何かを考えながら事業に取り組んでまいりました。
1月4日にはイオン銀行との金融商品仲介サービスもスタートします。
そしてもう一つ、私たちマネックス証券は、新たな歴史の創造に向け大きな一歩を踏み出すことにしました。1月4日より、NTTドコモとの資本業務提携が始まります。
1999年に「一歩先の未来の金融」をデザインしようと設立され、投資の民主化と、それによる個人のウェルビーイングの向上に努めてきたマネックス証券。この四半世紀、固定観念や既成概念にとらわれず様々な挑戦を重ね、高品質かつユニークなサービスや投資体験を提供してきました。何がお客さまから求められているのか、何が付加価値になるのかを日々考え続けた25年。今回の提携は、それらをさらに進化させるものであり、NTTドコモとマネックスグループが持っている様々な資産やノウハウを投入してイノベーションを起こし、マネックス証券をさらに育てていく、というものです。
お客さまの資産を増やすお手伝いをすることを企業の存在意義(パーパス)とすることは変わりません。2024年も、お客さま一人ひとりの「声」に丁寧に耳を傾け、質の高いサービス提供やこれまで以上の情報発信に努めることで、お客さまにしっかりとした知識を身につけていただき、変化に対応しながら資産形成をしていっていただけるよう、社員一丸となって邁進していきたいと存じます。
2024年が全てのお客さまにとって、大きく前進する年になるよう努めてまいりますので、本年も、マネックス証券を何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年元日
マネックス証券創業者 松本大
マネックス証券社長 清明祐子