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エヌビディア(NVDA)に次ぐ業績好調な米国半導体銘柄は?

ハイテク産業において欠かすことができない半導体。近年はエヌビディア(NVDA)を筆頭に世界の株式市場で半導体関連銘柄が盛り上がりを見せました。
本記事では、これまでの半導体銘柄の動向のご紹介とともに、マネックス証券の「銘柄スカウター米国株」を活用し、業績好調な米国の半導体銘柄を5つ厳選して分析します。NISA成長投資枠を利用したい方や、米国株取引を検討している方は、ぜひ本記事をお役立てください。

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半導体銘柄の動向

半導体関連銘柄は生成AIブームで大きく成長

半導体銘柄はこれまで、2000年代後期からのディープラーニングに端を発した第3次AIブームなど新規技術の発展に伴い、株式市場においてもその存在感を示してきました。昨今は2020年初より続いたコロナ禍における生活・労働様式の変化に伴うPCや大型テレビ等の需要により半導体需要が増加し株価も好調に推移しました。
以降、ワクチンの普及等により市場は軟調に転じましたが、生成AIを中心とした第4次AIブームに伴い、活況を迎えました。S&P500採用銘柄との比較においても、2019年9月を基準とした相対株価指数はこの時期に大きく上昇に転じていることがわかります。
2024年7月にはバイデン政権が中国への輸出規制の厳格化を示唆したことなどから勢いはやや落ち込んだものの、その技術は引き続き市場をけん引することが見込まれます。

図表1 半導体・同製造装置銘柄およびS&P500指数との相対株価の推移

出所:Bloombergデータをもとにマネックス証券が作成

集計期間は2019年9月23日から2024年9月19日

一方、個別銘柄を見ると現時点ではエヌビディア(NVDA)の独り勝ちの様相が見て取れます。エヌビディアは、生成AIにおいて同時に複数かつ複雑な演算を処理するために必要なGPUを製造しており、生成AIブームの火付け役となったChatGPTに採用されています。エヌビディアは2024年6月、時価総額においてアップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)を抜き、一時は世界1位になり大きな話題になりました。そのほかには同じくGPUを強みとするアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)や、無線、ネットワーク、ブロードバンド、ストレージ、工業市場にまたがる製品を扱うブロードコム(AVGO)、コンピューティング、自動車、産業、通信向けチップメーカーのモノリシック・パワー・システムズ(MPWR)などが高い株価上昇率となりました。

図表2 S&P500対象 半導体・同製造装置銘柄 株価騰落率(時価総額順)

ティッカー 銘柄名 株価騰落率(%)
過去5年間 2024年初来
NVDA エヌビディア 2,597 145
AMD アドバンスト・マイクロ・デバイセズ 412 13
AVGO ブロードコム 486 54
LRCX ラム・リサーチ 231 5
INTC インテル -58 -56
MPWR モノリシック・パワー・システムズ 480 51
MU マイクロン・テクノロジー 80 8
AMAT アプライド・マテリアルズ 280 27
KLAC KLA 390 38
NXPI NXPセミコンダクターズ 125 8
ON オン・セミコンダクター・コーポレーション 278 -10
QCOM クアルコム 125 24
MCHP マイクロチップ・テクノロジー 4 -9
SWKS スカイワークス・ソリューションズ 4 -9
QRVO クォルボ 33 -5
TER テラダイン 128 28
ADI アナログ・デバイセズ 103 21
TXN テキサス・インスツルメンツ 62 23

出所:Bloombergデータをもとにマネックス証券が作成。

集計期間は2019年9月23日から2024年9月19日

世界の半導体売上は回復基調

図表3に示す世界の半導体売上は、2022年にかけてコロナ禍における需要の高まりとその揺り戻しによる減少が見られます。また年末から年初にかけては季節要因が重なり、大きく減少しています。以降は生成AIの需要の高まりにより回復基調にあるといえます。

図表3 世界の半導体月次売上

出所:米国半導体工業会(SIA)データをもとにマネックス証券が作成

売上高は3ヶ月移動平均

長期的に業績好調な米国半導体銘柄をスクリーニング

半導体関連銘柄の動向をもとに取引を検討をしようという方のなかには「結局どの銘柄を選べばいいのだろう」、「銘柄をどう分析したらいいか分からない」という方も多いかもしれません。
マネックス証券の銘柄情報分析ツール「銘柄スカウター米国株」の10年スクリーニングを使って、長期的に業績を伸ばしている半導体銘柄を抽出しました。具体的なスクリーニング条件および抽出された銘柄は以下のとおりです。

スクリーニング条件

10年スクリーニングの「新規作成」ボタンを押して基礎条件を設定し、「条件を追加する」ボタンを押して詳細条件を設定してスクリーニングします。

おすすめスクリーニング:長期的に業績好調な半導体銘柄スクリーニング

[基礎条件]
  • 業種:半導体
  • 時価総額:10,000百万USD~
[詳細条件]
  • [通期]成長率(3/5/10年)(売上高):10年・10.0%~
  • [通期]成長率(3/5/10年)(営業利益):10年・10.0%~
  • [通期]10年間の増収回数(売上高):7回以上
  • [通期]10年間の増益回数(営業利益):7回以上

スクリーニング結果

ティッカー 銘柄名 直近終値
(米ドル)
(9/20)
10年間の
平均売上高
成長率
10年間の
売上高
増収回数
10年間の
営業利益
増益回数
ADI アナログ・デバイセズ 226.78 16.7% 7回 8回
AMAT アプライド・マテリアルズ 192.16 13.4% 9回 8回
ASML ASMLホールディング 795.28 18.0% 10回 8回
AVGO ブロードコム 171.10 30.4% 10回 8回
ENTG インテグリス 110.64 17.7% 10回 7回
KLAC ケーエルエー・コーポレーション 758.85 12.8% 8回 7回
LRCX ラム・リサーチ 773.19 12.5% 8回 7回
MPWR モノリシック・パワー・システムズ 891.32 22.6% 10回 8回
NVDA エヌビディア 116.00 30.9% 9回 8回
TSM 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング 174.08 13.7% 9回 7回

出所:2024年9月10日時点の銘柄スカウター米国株

スクリーニング項目が多いため一部の項目を省略して表示しています。

長期的に業績好調な米国半導体銘柄の一部を分析

AMAT アプライド・マテリアルズ

アプライド・マテリアルズは、世界最大級の半導体ウエハー製造装置(WFE)メーカーです。WFEエコシステムのほぼすべての側面に広がる広範なポートフォリオを有しており、特に半導体ウエハー上に新しい材料を積層することを伴う、堆積における市場シェアのリーダー的地位にあります。

主要顧客は?

集積デバイス製造業者やファウンドリーで作られた汎用ロジックチップ向けの割合が多いです。TSMC、インテル、Samsungなど、世界最大級のチップメーカーを顧客としています。

業績は?

売上高は4期連続増収で、2023年10月期の通期売上高は過去17年で最大となっています。過去10年間の売上高増収回数はエヌビディアと並ぶ9回で、平均成長率は13.4%と大きく成長しています。

アプライド・マテリアルズの通期業績推移グラフ

アナリスト予想は?

通期業績のアナリスト予想コンセンサスは2024年・2025年ともに増収増益となっています。直近の株価は過去1年間(=52週間)の株価推移と比較して現在の株価がどの程度の水準にあるかを表す52週株価水準は53.3と標準で、アナリスト予想PER・PBRを基に算出した理論株価と比較すると妥当な水準になっています。

売上高と当期利益のアナリスト予想コンセンサス

決算年 現在値 前期比
売上高
(百万USD)
2023
(実績)
26,517 -
2024
(アナリスト予想)
27,035 2.0%
2025
(アナリスト予想)
30,385 12.4%
当期利益
(百万USD)
2023
(実績)
6,856 -
2024
(アナリスト予想)
7,000 2.1%
2025
(アナリスト予想)
7,869 12.4%

出所:銘柄スカウター米国株

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ASML ASMLホールディング

ASMLホールディングは、半導体の製造に使用されるフォトリソグラフィシステムのリーダー企業です。フォトリソグラフィは、半導体デバイスの回路パターン転写するリソグラフィを光源を使用して行う技術です。最先端のチップ製造におけるコストの大きな割合を占めるリソグラフィを比較的安価に行うことができます。ASMLは、ほとんどの部品の製造を外部委託し、組み立て業者のように機能しています。

主要顧客は?

TSMC、サムスン、インテルなど世界最大級のチップメーカーを顧客としています。

業績は?

売上高は11期連続増収で、2023年12月期の売上高は過去17年間で最大を示しています。過去10年間の売上高増収回数はエヌビディアの9回を超える10回で、平均成長率は18.0%と大きく成長しています。

ASMLホールディングの通期業績推移グラフ

アナリスト予想は?

通期業績のアナリスト予想コンセンサスは、2024年、2025年ともに増収増益となっています。直近の株価は過去1年間(=52週間)の株価推移と比較して現在の株価がどの程度の水準にあるかを表す52週株価水準は48.4と標準で、アナリスト予想PER・PBRを基に算出した理論株価と比較するとやや割安な水準になっており、今後も上昇が期待できそうです。

売上高と当期利益のアナリスト予想コンセンサス

決算年 現在値 前期比
売上高
(百万USD)
2023
(実績)
27,559 -
2024
(アナリスト予想)
28,675 4.1%
2025
(アナリスト予想)
37,078 29.3%
当期利益
(百万USD)
2023
(実績)
7,839 -
2024
(アナリスト予想)
7,896 0.7%
2025
(アナリスト予想)
11,874 50.4%

出所:銘柄スカウター米国株

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ENTG インテグリス

インテグリスは、半導体およびその他のハイテク産業向けの材料およびプロセスソリューションを提供しています。材料ベースのソリューションを提供するマテリアル・ソリューション部門、半導体製造プロセスやその他のハイテク産業で使用される重要な液体化学物質やプロセスガスを精製するためのソリューションを提供するミクロ汚染コントロール部門、半導体業界の幅広いアプリケーションのために重要な化学薬品、ウェーハ、その他の絶縁体を共有するソリューションを提供するアドバンストマテリアルズハンドリング部門があります。台湾、北米、韓国、日本、中国、欧州、東南アジアでビジネスを展開しています。

主要顧客は?

2024年8月に長期供給契約を結んだオンセミなど、世界最大級のチップメーカーを顧客としています。

業績は?

売上高は10期連続増収で、2023年12月期の売上高は過去17年間で最大を示しています。過去10年間の売上高増収回数はエヌビディアの9回を超える10回で、平均成長率は17.7%と大きく成長しています。

インテグリスの通期業績推移グラフ

アナリスト予想は?

通期業績のアナリスト予想コンセンサスは、2024年は減収であるものの162.8%の大幅増益となっており、2025年は増収増益となっています。直近の株価は過去1年間(=52週間)の株価推移と比較して現在の株価がどの程度の水準にあるかを表す52週株価水準は49.2と標準で、アナリスト予想PER・PBRを基に算出した理論株価と比較するとやや割安な水準になっており、今後も上昇が期待できそうです。

売上高と当期利益のアナリスト予想コンセンサス

決算年 現在値 前期比
売上高
(百万USD)
2023
(実績)
3,524 -
2024
(アナリスト予想)
3,303 -6.3%
2025
(アナリスト予想)
3,755 13.7%
当期利益
(百万USD)
2023
(実績)
181 -
2024
(アナリスト予想)
475 162.8%
2025
(アナリスト予想)
655 38.0%

出所:銘柄スカウター米国株

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LRCX ラム・リサーチ

ラム・リサーチは、世界最大級の半導体製造装置メーカーです。半導体上に層を形成し、その後に各層からパターンを選択的に除去する蒸着とエッチングの市場セグメントに特化しています。エッチングで市場シェアトップ、蒸着で第2位の市場シェアを持っています。

主要顧客は?

DRAM(ディーラム)やNAND(ナンド)など半導体メモリのチップメーカーとの取引が多く、TSMC、サムスン電子、インテル、マイクロン・テクノロジーなど世界最大級のチップメーカーを主要顧客としています。

業績は?

2024年6月期の通期売上高は減収転換となりましたが、過去10年間の売上高増収回数は8回で、平均成長率は12.5%と大きく成長しています。

ラム・リサーチの通期業績推移グラフ

アナリスト予想は?

通期業績のアナリスト予想コンセンサスは2025年・2026年ともに増収増益となっています。直近の株価は過去1年間(=52週間)の株価推移と比較して現在の株価がどの程度の水準にあるかを表す52週株価水準は38.6と標準で、アナリスト予想PER・PBRを基に算出した理論株価と比較すると割安な水準になっています。

売上高と当期利益のアナリスト予想コンセンサス

決算年 現在値 前期比
売上高
(百万USD)
2024
(実績)
14,905 -
2025
(アナリスト予想)
17,437 17.0%
2026
(アナリスト予想)
21,168 21.4%
当期利益
(百万USD)
2024
(実績)
3,828 -
2025
(アナリスト予想)
4,651 21.5%
2026
(アナリスト予想)
5,812 25.0%

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TSM 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、ほぼ60%の市場シェアを有する世界最大級の半導体ファウンドリです。1987年にフィリップス、台湾政府、プライベート市場の投資家により合弁会社として設立されました。また、2021年には、TSMCが日本の熊本にジャパン・アドバンスト・セミコンダクター・マニュファクチャリング株式会社という子会社を設立しています。

主要顧客は?

TSMCはファウンドリのリーダー的企業であり、半導体の設計に最先端のプロセス技術を求めるアップル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、エヌビディアなど、強固な顧客基盤を有しています。

業績は?

2023年12月期の通期売上高は減収転換となりましたが、過去10年間の売上高増収回数はエヌビディアと並ぶ9回で、平均成長率は13.7%と大きく成長しています。

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニーの通期業績推移グラフ

アナリスト予想は?

通期業績のアナリスト予想コンセンサスは2024年・2025年ともに増収増益となっています。直近の株価は過去1年間(=52週間)の株価推移と比較して現在の株価がどの程度の水準にあるかを表す52週株価水準は84.2と高めですが、アナリスト予想PER・PBRを基に算出した理論株価と比較すると割安な水準になっており、今後も上昇が期待できそうです。

売上高と当期利益のアナリスト予想コンセンサス

決算年 現在値 前期比
売上高
(百万USD)
2023
(実績)
2,161,736 -
2024
(アナリスト予想)
2,761,078 27.7%
2025
(アナリスト予想)
3,398,010 23.1%
当期利益
(百万USD)
2023
(実績)
851,740 -
2024
(アナリスト予想)
1,071,532 25.8%
2025
(アナリスト予想)
1,394,795 30.2%

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銘柄スカウター米国株とは

銘柄スカウター米国株は米国上場企業の分析にご利用いただける無料サービスです。様々な機能を搭載しておりますのでぜひ米国株投資の銘柄選定にご活用ください。銘柄スカウター米国株をご利用いただくには、当社の「証券総合取引口座」の開設に加え、「外国株取引口座」の開設も必要です。いずれもウェブサイト上で開設手続きは完了します。
管理サイト(外国株取引口座)にログイン後のトップページ上の「銘柄スカウター米国株」ボタンを押してご利用ください。

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  • 銘柄スカウター米国株は、2021年4月から各種機能が「プロフェッショナル機能」と「ノーマル機能」に分かれ、プロフェッショナル機能のご利用にはご利用条件を満たしていただく必要がございます。
    詳細はお知らせをご確認ください。
  • 「米国株トップ画面」より「銘柄スカウター 米国株」へ遷移する場合、ブラウザのポップアップブロックを解除いただく必要があります。

米国株取引の流れ

米国株取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つの口座を開設後、以下の流れでご利用いただけます。

他行銀行口座:銀行から入金指示 入金 証券総合口座:円資金の移動 資金移動 外国株管理サイト:両替または円貨決済 取引

米国株取引をはじめるには

米国株取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。

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[口座開設・維持費は無料]

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米国上場有価証券等のお取引に関する重要事項

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