2025年の新年にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
2024年、新NISAが始まって早々、日経平均株価が1989年以来の史上最高値を更新しました。ダウ平均株価やS&P500も史上最高値を更新し続けています。8月には日経平均株価の大きな下落もありましたがその後株価は持ち直し、ビットコインも記録的な上昇が続いています。日本では金利のつく世界が戻り、デフレの30年が終わるという転換点となりました。米国も日本もリーダーの交代につながる大きな選挙があり、まさに「転換の年」だったのではないでしょうか。
2024年はマネックス証券にとっても、新たな歴史を始めた一年でした。NTTドコモとの資本業務提携を開始 し、両社の資産、ノウハウをフルに活用しながら成長に向けて取り組んでまいりました。「dカード積立」や、「eximoポイ活」「ahamoポイ活」での特典提供、dアカウント連携などを実施し、2025年も更にお客さまの資産増に資するサービス・機能拡充を進めていく予定です。
イオン銀行との金融商品仲介サービス も、イオン銀行のお客さまにとって投資の選択肢が広がるようなお手伝いが出来たと感じております。他にも、生成AIを活用した動画制作や、企業分析ツール「銘柄スカウター」のライト版を無料開放するなどして、個人投資家への情報提供拡大にもより一層力を入れてまいりました。その結果、お客さまの資産形成に寄与すると自信を持っておりますおまかせ運用サービス「ON COMPASS」やiDeCo、投資信託の残高などが大きく成長した一年となりました。
2025年は、マネックス証券だけでなく、業界として、ひいては「資産運用立国」を目指す国としても重要な年になると思っています。引き続き大胆な意思決定を続けながら成長を遂げていく一年となるでしょう。それでも、マネックス証券が目指すのは、お客さま一人ひとりに丁寧に向き合い、その人生がより豊かになるようなサービスを提供していくことだという想いは変わりません。
2025年が更にイノベーティブに大きく前進する年になるよう努めてまいりますので、本年も、マネックス証券を何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年元日
マネックス証券社長 清明祐子