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MAFエンゲージメント事例|株式会社しまむらに対する株主提案について

マネックス証券の創業者・松本大が魂を込めて運用に関わる投資信託、マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来、通称:MAF「まふ」)をご存じでしょうか。MAFでは、企業価値の向上を目指して、カタリスト投資顧問が徹底的な調査・分析をもとに、将来性のある企業を選び出し、経営陣と真摯に対話(エンゲージメント)を重ねています。

今回は、その活動の一環として、株式会社しまむらに対して行った株主提案の内容と、その背景にある考えをご紹介します。

株式会社しまむらへの投資背景

株式会社しまむら(以下、「しまむら」)は、低価格で高品質な商品を届ける独自のビジネスモデルを強みに、着実に成長を続けてきた日本有数の衣料品チェーンです。
安定したキャッシュフローを長年にわたって生み出し、衣料品を支える社会的インフラとしての地位も築いています。

MAFに投資助言を行うカタリスト投資顧問は、こうしたしまむらの強みに注目し、エンゲージメント(対話)を通じて、運営効率だけでなく資本効率の面でも、より優れた企業へと進化していくことを期待し、MAFを通じて投資を続けています。

国内外店舗数2,251店舗、売上高6,653億円、年間客数約2億人
  • 2025年2月期末。株式会社しまむら公開情報より。
  • カタリスト投資顧問株式会社よりデータ提供を受け、マネックス・アセットマネジメント株式会社が作成しております。
  • 個別銘柄を推奨するものではありません。今後のファンドへの組入や将来の運用成績を保証するものではありません。

(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料

しまむらに対する株主提案の内容

  • 配当性向を60%へ引き上げ
  • 当期純利益の40%相当の自己株式取得

しまむらは独自の優れたビジネスモデルを基盤に着実に成長を続け、強固な事業基盤を背景に高いキャッシュフロー創出力を誇ります。カタリスト投資顧問は、しまむらの資本効率が改善することで企業価値が向上すると考え、しまむらの経営陣とDOE(株主資本配当率)の改善に関する対話を重ね、2024年5月開催の株主総会ではDOE5.0%の配当方針を定款に新設する株主提案も行いました。

その後、しまむらは株主還元の方針を従来のDOE2.0%程度からDOE3.0%程度への引き上げや、手元資金の水準の引き下げを含む中期経営計画2027を公表しました。

株式市場との対話を踏まえ、最善の経営判断を追求する姿勢は、しまむらの経営の素晴らしさを表しています。今回の株主提案は、しまむらの経営陣の判断を尊重し、必要となる手元資金の水準の前提条件を変えずに、資本政策を改善しより企業価値を高めるための提案となります。

詳細な内容については、カタリスト投資顧問株式会社が公表した以下のプレスリリースおよびマネックス・アセットマネジメントが公表した臨時レポートをご参照ください。

図解しまむらへの株主提案について
  • (※1) 会社計画通りに株主還元を実施した場合のROEの推計値 当期純利益:469億円、自己資本:5,442億円として試算
  • (※2) 株主提案に基づき株主還元を実施した場合のROEの推計値 当期純利益:469億円、自己資本:5,068億円として試算
  • 2027年2月期はカタリスト投資顧問による推計値
  • カタリスト投資顧問株式会社よりデータ提供を受け、マネックス・アセットマネジメント株式会社が作成。
  • 個別銘柄を推奨するものではありません。今後のファンドへの組入や将来の運用成績を保証するものではありません。

(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料(しまむらグループ公表資料よりカタリスト投資顧問作成)

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

ノーロードつみたて100円つみたてNISA成長枠
  • 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
  • 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
  • マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。

MAFの直近の運用状況

直近の基準価額は相場変動の影響を受けたものの、回復傾向にあります。
また、2024年12月末時点の組入上位5銘柄にはしまむらも含まれており、しまむらへの投資比率は7.68%となっています。

マネックス・アクティビスト・ファンド設定来の基準価格の推移
マネックス・アクティビスト・マザーファンド
組入上位銘柄
上位5銘柄(2024年12月末時点)
順位銘柄名投資比率(※)
1位TBSホールディングス10.75%
2位IHI9.13%
3位しまむら7.68%
4位カヤバ6.69%
5位大日本印刷6.37%

(※)投資比率は純資産総額に対する比率です。

  • 上記グラフは過去の実績であり将来の運用成績をお約束するものではありません。
  • 2025年3月末基準の月次レポートにて公表した2024年12月末時点での当ファンドのマザーファンドの組入上位5銘柄です。

(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

ノーロードつみたて100円つみたてNISA成長枠
  • 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
  • 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
  • マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。

MAF(マネックス・アクティビスト・ファンド)について

MAFは、個人投資家のみなさまとともに企業の変革を後押しし、「日本の未来」を創造するために生まれた投資信託です。エンゲージメント投資(企業との対話を通じた企業価値の向上)を中心に、個人投資家と企業の双方にとっての価値の創出を目指し、中長期的なリターンを追求します。

  • 特徴① 日本企業の潜在価値を発掘
  • 特徴② 個人投資家も巻き込んだエンゲージメント(対話)
  • 特徴③ 熟練した経験を持つプロフェッショナルな投資助言メンバー

特徴① 日本企業の潜在価値を発掘

一般的なバリュー投資は、企業の株価が割安な状態から自然に是正されるのを時間をかけて待つ手法が主流です。しかし、当ファンドは、企業との対話によって、その割安な状態をより早く解消できるように働きかけ、かつ、企業が本来持っている力(潜在価値)を引き出すことで、企業の価値や株主の利益を中長期的に高めていくことを目指しています。

このような考えのもと、MAFは投資する銘柄を約20社程度に厳選し、特に注目している企業に投資の比重を高めることにより、一社一社とより深く対話(エンゲージメント)を行うことでより大きな成果を目指しています。

特徴② 上場企業との建設的な対話

マネックスグループは、創業当初から「個人投資家の力が市場をより良くしていく」と信じて、投資家のみなさまと積極的に対話や交流を重ねてきました。カタリスト投資顧問は、個人投資家の声をしっかりと受け止め、それを「MAF(マネックス・アクティビスト・ファンド)」を通じて、上場企業へフィードバックしています。

こうした提案や意見は、企業にとって前向きで建設的な刺激となり、企業が持っている潜在価値を引き出すきっかけになると考えています。

寄せられた個人投資家の声は、マネックス証券の創業者であり、現在カタリスト投資顧問の会長を務める松本大が中心となって、企業の経営陣や取締役会との対話の中で直接伝えています。これにより、個人投資家と企業の「架け橋」となることを目指しています。

特徴③ 熟練した経験を持つプロフェッショナルな投資助言メンバー

上場企業を20年以上けん引|松本 大

松本 大

マネックス証券の創業者であり、カタリスト投資顧問株式会社取締役会長の松本 大。ゴールドマン・サックスで当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任するほどの実力の持ち主で、数社の上場企業の社外取締役を歴任し、現在は米マスターカードの社外取締役も務めています。これまで20年以上、上場企業であるマネックスグループを率いてきた経験とネットワーク、そして情熱をMAFに注いでいます。エンゲージメントの現場でも松本自らが率い、その経験を活用しています。

コンサルティング会社出身の日本株ファンドマネージャー|平野 太郎

平野 太郎

カタリスト投資顧問株式会社代表取締役社長でチーフ・ポートフォリオ・マネージャーの平野 太郎。過去20年間、グローバル投資家として、また経営コンサルタントとして、日本企業の経営と向き合ってきました。
マッキンゼー・アンド・カンパニーでは経営コンサルタントとして各種企業の経営戦略策定、組織改革、企業再生などに従事し、その他にもアライアンスバーンスタインで株式アナリストとして資本財、テクノロジー、通信、エネルギー、運輸、コモディティー、消費財など広範なセクターにおける株式運用・調査に従事するなど、様々な視点をもっています。コンサルタント時代の経験を活かし、企業とのエンゲージメントを円滑に進めています。

3,000億円規模のファンド運用経験|草刈 貴弘

草刈 貴弘

大学卒業後、舞台役者などを経て2007年にSBIリアルマーケティングに入社。2008年にさわかみ投信に転じ、顧客対応部門、バックオフィスの責任者、アナリスト、ファンドマネージャーを経験し、2013年に最高投資責任者、運用調査部長、2015年には取締役最高投資責任者に就任。2023年3月にカタリスト投資顧問に入社し、同年6月に取締役共同社長に就任。現在、朝日インテックの社外取締役も務め、上場企業の社外取締役としての観点を対話に活用し、投資先企業の企業価値向上に直接寄与することで、日本企業の成長と資本市場の活性化と、個人投資家の財産づくりを両立することを目指します

20年以上、日本マーケットを分析しているドイツ人エコノミスト|イェスパー・コール

イェスパー・コール

カタリスト投資顧問株式会社投資助言委員会メンバーのイェスパ―・コール。これまで20年にわたり、米大手投資銀行のJ.P.モルガンやメリルリンチなどにおいてチーフストラジスト、リサーチヘッドを歴任し、常に日本におけるトップクラスのストラテジスト、エコノミストとして認識されてきました。グローバルな視点から日本企業を分析するスペシャリストです。

明るい日本の未来へ

企業との対話により、日本の上場企業の経営を変革し、日本の明るい未来を創ります。投資先の企業が変革を実現することで、その企業の株価が上がる、つまり企業価値の向上に繋がります。そして、投資先企業の価値が向上することで当ファンドの基準価額も上がり、個人投資家のみなさまの資産増加へと繋がります。

このように、変革を遂げる企業が増えていくことで、日本市場が活性化され、日本の資本市場全体、ひいては「日本の未来」にとっての良い循環を生み出していくことができると考えています。

個人が対話に参加できる、上場企業との建設的な対話、明るい日本の未来へ
  • マネックス・アセットマネジメント・・・当ファンドの運用会社。
  • カタリスト投資顧問・・・当ファンドのマザーファンドに助言する投資助言会社。投資先の候補となる企業の選定や企業との対話を行う。

上記は、例示をもって理解を深めていただくことを目的とした概念図です。

(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料

マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)

ノーロードつみたて100円つみたてNISA成長枠
  • 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
  • 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
  • マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。

個人投資家のみなさまからのご意見募集フォーム

マネックス証券はMAFの活動の一環として、個人投資家のみなさまからのご意見募集フォームを設置しています。個人投資家の皆様のお声を日本を背負う企業に届けてみませんか?

ご意見募集フォーム

特設サイトで情報発信中!

特化型運用 個人投資家と、企業の未来を触発する。Monex Activist Fund[マネックス・アクティビスト・ファンド]特設サイトにて情報発信中!詳細はこちら

MAFおすすめの購入方法

中長期的に運用成果をあげていくことを目指すMAFはコツコツとつみたてで購入することをおすすめします。MAFと一緒に日本企業の成長を後押ししませんか?

100円からはじめられる

ほとんどの投資信託が100円から積立できるので、投資初心者でも気軽にはじめられます。

購入時申込手数料 すべて0円

マネックス証券なら、すべての投資信託の購入時申込手数料が無料(ノーロード)です。

引落手数料無料

定期自動入金を利用すれば、積立に必要な資金を手数料無料でご指定の金融機関口座から引落できます。

マネックス証券のメリットをもっと見る

【課税口座・NISA口座共通】投資信託を積立するには

マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスチャンネル」にリンクします。

情報提供に関するご留意事項

本情報は、マネックス証券株式会社(以下「当社」といいます)が信頼できると考える情報源から提供されたものですが、当社はその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。本情報は有価証券やデリバティブ取引等の価値についての判断の基準を示す目的で提供したものではなく、有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。本情報に含まれる過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
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マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)の取引に関する重要事項

<リスク>

当ファンドは、主に値動きのある国内の株式を実質的な投資対象としています。当ファンドの基準価額は、組み入れた有価証券の値動き等の影響により上下するため、これにより元本損失が生じることがあります。当ファンドは、投資元本および分配金の保証された商品ではありません。

<手数料・費用等>

当ファンドをご購入の際の申込手数料はかかりません(IFAの媒介により購入する場合は、申込金額に対して最大3.30%(税込)を乗じた額の申込手数料がかかります)が、換金時に直接ご負担いただく費用として、約定日の基準価額に0.3%を乗じた額の信託財産留保額がかかります。また、当ファンドの保有期間中に間接的にご負担いただく費用として、純資産総額に対して年率2.2%(税込)を乗じた額の基本報酬に、運用実績に応じた成功報酬(ハイ・ウォーター・マーク超過分の22%(税込)。詳細は交付目論見書をご参照ください。)を加えた信託報酬や、その他費用がかかります。その他費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。手数料(費用)の合計額については、申込金額、保有期間等の各条件により異なりますので、事前に料率、上限額等を表示することができません。

<その他>

投資信託の購入価額によっては、収益分配金の一部ないしすべてが、実質的に元本の一部払い戻しに相当する場合があります。投資信託の収益分配金に関しては、以下をご確認ください。
投資信託の収益分配金に関するご説明
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当ファンドは、マネックス・アセットマネジメント株式会社が投資信託委託会社であり、カタリスト投資顧問株式会社より投資助言を受けます。
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