米国の大企業を広くカバーするS&P500へのインデックス投資。近年では、その高い分散性と米国経済の成長力を背景に、個人投資家を中心に人気があります。さらに一歩踏み込んだ投資を考えるうえで、S&P500に大きく影響を与える時価総額上位の米国株とS&P500との組み合わせ投資のシミュレーションをご紹介します。これを機にご自身の資産に米国経済の成長を大きく取り入れてみませんか。
S&P500全体の35%を占める上位10銘柄
S&P500は、米国の代表的な大型株500銘柄の時価総額に応じて構成される株価指数です。
構成銘柄の選定には、時価総額加重平均型を採用しており、時価総額が大きい企業が指数全体に与える影響も大きくなります。
2025年5月6日時点で、S&P500に占める上位構成銘柄の時価総額ランキングは以下の通りです。
S&P500の時価総額上位10銘柄
順位 | ティッカー | 個別銘柄名称 | 株価 (米ドル) |
時価総額 (米ドル) |
比率 |
---|---|---|---|---|---|
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MSFT | マイクロソフト | 433.31 | 3.24兆 | 6.38% |
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AAPL | アップル | 198.51 | 2.97兆 | 5.84% |
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NVDA | エヌビディア | 113.54 | 2.78兆 | 5.46% |
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GOOGL | アルファベット クラスA | 163.23 | 2.00兆 | 3.94% |
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AMZN | アマゾン・ドットコム | 185.01 | 1.98兆 | 3.89% |
6 | META | メタ・プラットフォームズ | 587.31 | 1.51兆 | 2.96% |
7 | BRK.B | バークシャー・ハサウェイ クラスB | 512.33 | 1.11兆 | 2.17% |
8 | AVGO | ブロードコム | 200.09 | 9,438億 | 1.86% |
9 | TSLA | テスラ | 275.35 | 9,027億 | 1.78% |
10 | WMT | ウォルマート | 98.55 | 7,947億 | 1.56% |
(出所)ブルームバーグのデータよりマネックス証券作成
- 2025年5月6日時点。
- 時価総額(米ドル)は、表示されていない最大の桁を四捨五入
- アルファベットについて、発行体が同一の銘柄GOOGL(アルファベット クラスA)とGOOG(アルファベット クラスC)のうち、GOOGLのみをランキングに掲載。
- 過去のデータであり、将来の投資成果等を保証するものではありません。
- 情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。
米国経済の成長を捉えるS&P500と米国株の組み合わせ投資
米国経済の成長に期待してS&P500を投資対象とされる方は多くいらっしゃいます。米国の代表的な大企業に広く分散投資できる点が魅力ですが、分散投資のゆえに一部の有力な企業の成長をピンポイントに捉えられないことがあります。
有力な企業の成長を資産にダイレクトに組み込むためには、たとえばS&P500の時価総額上位に名を連ねるような注目企業に個別で投資するなどの方法があります。
S&P500連動商品と米国株の投資を組み合わせることで、米国経済の成長の波をS&P500へのインデックス投資で押さえつつ、成長企業のダイナミックな成長を資産に取り込むことが可能になります。
S&P500と米国株式の組み合わせ投資シミュレーション
ここでは、2020年4月30日に、10,000米ドルの資金を個別株に約30%、S&P500配当金込み指数に残り約70%を投資したと仮定します。また、個別株は、2020年4月30日のS&P500の時価総額TOP3に入っており、2025年4月30日の時点で上位10銘柄に入っているアップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、アマゾン(AMZN)を例にします。
参考:2020年4月末のS&P500の時価総額TOP3
(出所)ブルームバーグのデータよりマネックス証券作成
- 2020年4月30日時点。
- AAPL・AMZNは株式分割を考慮するため、2025年4月30日時点の株価、株数から計算。
- 時価総額(米ドル)は、表示されていない最大の桁を四捨五入
- 過去のデータであり、将来の投資成果等を保証するものではありません。
- 情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。
単位 (米ドル) |
当初投資金額 (1万米ドル(A)) |
2025年4月末の評価額+配当金 | リターン (B-A) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
S&P500 | 個別株 | S&P500 (評価額+配当金) |
個別株 | 合計(B) | |||
評価額 | 配当金 (合計) |
||||||
S&P500 のみ |
10,000.00 | ー | 20,651.06 | ー | ー | 20,651.06 | 10,651.06 |
S&P500+AAPL | 7,062.00 | 2,938.00 | 14,583.78 | 8,500.00 | 183.20 | 23,266.98 | 13,266.98 |
S&P500+MSFT | 7,132.64 | 2,867.36 | 14,729.66 | 6,324.16 | 204.80 | 21,258.62 | 11,258.62 |
S&P500+AMZN | 7,031.20 | 2,968.80 | 14,520.17 | 4,426.08 | 0.00 | 18,946.25 | 8,946.25 |
(出所)ブルームバーグのデータよりマネックス証券作成
期間:2020年4月30日~2025年4月30日(月次)
- 取引手数料などの費用、譲渡損益、配当金などに関する税金は考慮していません。
- S&P500は、配当込み。
- 上記は過去のデータに基づくものであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
- 情報提供が目的であり、投資その他の行動を勧誘する、あるいは、コンテンツ中の個別銘柄を勧誘、推奨するものではございません。
- 投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。
S&P500との組み合わせにおいて、個別株の比重を増やしていくとさらに、S&P500指数との評価額の乖離が広がります。資産の中の個別株の比重を高くすることで、リスクが上昇しますが、S&P500全体より成長率が高い個別銘柄との組み合わせ投資をした場合、指数に連動したインデックス商品にのみ投資をするより、大きなリターンを期待することができます。そうした成長銘柄を見つけるために、マネックスの投資情報ツール等を活用し、ご自身の資産に加えたい米国株式を探してみませんか?
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