マネックス証券の創業者・松本大が魂を込めて運用に関わる投資信託、マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来、通称:MAF「まふ」、以下MAF)をご存じでしょうか。
MAFでは、企業価値の向上を目指して、カタリスト投資顧問が徹底的な調査・分析をもとに、将来性のある企業を選び出し、経営陣と真摯に対話(エンゲージメント)を重ねています。
今回は、その活動の一環として、住友電設株式会社に対して行った株主提案の内容と、その背景にある考えをご紹介します。
住友電設株式会社への投資背景
住友電設株式会社(以下、「住友電設」)は、住友電工グループの一員として「電気」という社会インフラを軸に、ビルや工場、データセ ンターなどの電気設備の設計・施工などを主な事業としています。
利益率は業界の中でも高位に位置しておりますが、その事業価値は利益を稼ぐ力に比して市場では過小評価されています。MAFに投資助言を行うカタリスト投資顧問は、エンゲージメント(対話)活動を通じて、住友電設の資本効率の改善に繋がることを期待し、これまで投資を続けてまいりました。

- カタリスト投資顧問株式会社よりデータ提供を受け、マネックス・アセットマネジメント株式会社が作成しております。
- 個別銘柄を推奨するものではありません。今後のファンドへの組入や将来の運用成績を保証するものではありません。
(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社臨時レポート
住友電設に対する株主提案の内容
DOE(株主資本配当率)6%に相当する配当の実施
住友電設は電力設備や通信インフラ事業で堅調な利益を確保し、内部に資金をため込んできました。しかし、配当や自社株買いを抑制したため余剰資金が積み上がり、株価は割安のまま推移しています。
また、近年は東京証券取引所では資本政策の見直しや少数株主保護が強く求められています。そこで、カタリスト投資顧問は、年間の配当金総額が純資産の6%(DOE6%)に相当する金額(1株当たり約124円を想定)に引き上げる株主提案を行いました。
住友電設がDOE6%の配当を実行すると、内部にたまっていた余剰資金が配当に回されるため、自己資本利益率(ROE)が適正な水準で維持されることにより企業価値の向上が期待できます。
※詳細な内容については、カタリスト投資顧問株式会社が公表した以下のプレスリリースおよびマネックス・アセットマネジメントが公表した臨時レポートをご参照ください。
- プレスリリース|住友電設株式会社(1949)に対する株主提案について(外部サイトへ遷移します)
- 臨時レポート|マネックス・アクティビスト・マザーファンドの組入銘柄に対する株主提案について(外部サイトへ遷移します)
DOEとは
「Dividend on equity」の略で「株主資本配当率」のこと。
株主資本に対して企業がどの程度配当を行っているかを示す指標で、以下の式で求められます。
DOE(株主資本配当率)= 年間配当総額÷株主資本×100
または
DOE(株主資本配当率)= 配当性向×ROE(自己資本利益率)×100


※個別銘柄を推奨するものではありません。今後のファンドへの組入や将来の運用成績を保証するものではありません。
出所:住友電設公開資料よりカタリスト投資顧問作成
マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)
- 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
- 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
- マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。
詳細・お申込みはこちらから
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MAFの直近の運用状況

順位 | 銘柄名 | 投資比率(※) |
---|---|---|
![]() | TBSホールディングス | 9.63% |
![]() | IHI | 9.08% |
![]() | しまむら | 7.62% |
![]() | 東宝 | 7.06% |
![]() | カヤバ | 6.61% |
(※)投資比率は純資産総額に対する比率です。
- 上記グラフは過去の実績であり将来の運用成績をお約束するものではありません。
- 2025年4月末基準の月次レポートにて公表した2025年1月末時点での当ファンドのマザーファンドの組入上位5銘柄です。
(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料
マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)
- 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
- 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
- マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。
詳細・お申込みはこちらから
MAF(マネックス・アクティビスト・ファンド)について
MAFは、個人投資家のみなさまとともに企業の変革を後押しし、「日本の未来」を創造するために生まれた投資信託です。エンゲージメント投資(企業との対話を通じた企業価値の向上)を中心に、個人投資家と企業の双方にとっての価値の創出を目指し、中長期的なリターンを追求します。
- 特徴① 日本企業の潜在価値を発掘
- 特徴② 個人投資家も巻き込んだエンゲージメント(対話)
- 特徴③ 熟練した経験を持つプロフェッショナルな投資助言メンバー
特徴① 日本企業の潜在価値を発掘
一般的なバリュー投資は、企業の株価が割安な状態から自然に是正されるのを時間をかけて待つ手法が主流です。しかし、当ファンドは、企業との対話によって、その割安な状態をより早く解消できるように働きかけ、かつ、企業が本来持っている力(潜在価値)を引き出すことで、企業の価値や株主の利益を中長期的に高めていくことを目指しています。
このような考えのもと、MAFは投資する銘柄を約20社程度に厳選し、特に注目している企業に投資の比重を高めることにより、一社一社とより深く対話(エンゲージメント)を行うことでより大きな成果を目指しています。
特徴② 上場企業との建設的な対話
マネックスグループは、創業当初から「個人投資家の力が市場をより良くしていく」と信じて、投資家のみなさまと積極的に対話や交流を重ねてきました。カタリスト投資顧問は、個人投資家の声をしっかりと受け止め、それを「MAF(マネックス・アクティビスト・ファンド)」を通じて、上場企業へフィードバックしています。
こうした提案や意見は、企業にとって前向きで建設的な刺激となり、企業が持っている潜在価値を引き出すきっかけになると考えています。
寄せられた個人投資家の声は、マネックス証券の創業者であり、現在カタリスト投資顧問の会長を務める松本大が中心となって、企業の経営陣や取締役会との対話の中で直接伝えています。これにより、個人投資家と企業の「架け橋」となることを目指しています。
組入銘柄の株主提案について
株式会社しまむら、大日本印刷株式会社および住友電設株式会社に対する株主提案を公表しております。詳細につきましては、以下ウェブサイトをご確認ください。
特徴③ 熟練した経験を持つプロフェッショナルな投資助言メンバー
上場企業を20年以上けん引|松本 大

マネックス証券の創業者であり、カタリスト投資顧問株式会社取締役会長の松本 大。ゴールドマン・サックスで当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任するほどの実力の持ち主で、数社の上場企業の社外取締役を歴任し、現在は米マスターカードの社外取締役も務めています。これまで20年以上、上場企業であるマネックスグループを率いてきた経験とネットワーク、そして情熱をMAFに注いでいます。エンゲージメントの現場でも松本自らが率い、その経験を活用しています。
コンサルティング会社出身の日本株ファンドマネージャー|平野 太郎

カタリスト投資顧問株式会社代表取締役社長でチーフ・ポートフォリオ・マネージャーの平野 太郎。過去20年間、グローバル投資家として、また経営コンサルタントとして、日本企業の経営と向き合ってきました。
マッキンゼー・アンド・カンパニーでは経営コンサルタントとして各種企業の経営戦略策定、組織改革、企業再生などに従事し、その他にもアライアンスバーンスタインで株式アナリストとして資本財、テクノロジー、通信、エネルギー、運輸、コモディティー、消費財など広範なセクターにおける株式運用・調査に従事するなど、様々な視点をもっています。コンサルタント時代の経験を活かし、企業とのエンゲージメントを円滑に進めています。
3,000億円規模のファンド運用経験|草刈 貴弘

大学卒業後、舞台役者などを経て2007年にSBIリアルマーケティングに入社。2008年にさわかみ投信に転じ、顧客対応部門、バックオフィスの責任者、アナリスト、ファンドマネージャーを経験し、2013年に最高投資責任者、運用調査部長、2015年には取締役最高投資責任者に就任。2023年3月にカタリスト投資顧問に入社し、同年6月に取締役共同社長に就任。現在、朝日インテックの社外取締役も務め、上場企業の社外取締役としての観点を対話に活用し、投資先企業の企業価値向上に直接寄与することで、日本企業の成長と資本市場の活性化と、個人投資家の財産づくりを両立することを目指します。
20年以上、日本マーケットを分析しているドイツ人エコノミスト|イェスパー・コール

カタリスト投資顧問株式会社投資助言委員会メンバーのイェスパ―・コール。これまで20年にわたり、米大手投資銀行のJ.P.モルガンやメリルリンチなどにおいてチーフストラジスト、リサーチヘッドを歴任し、常に日本におけるトップクラスのストラテジスト、エコノミストとして認識されてきました。グローバルな視点から日本企業を分析するスペシャリストです。
明るい日本の未来へ
企業との対話により、日本の上場企業の経営を変革し、日本の明るい未来を創ります。投資先の企業が変革を実現することで、その企業の株価が上がる、つまり企業価値の向上に繋がります。そして、投資先企業の価値が向上することで当ファンドの基準価額も上がり、個人投資家のみなさまの資産増加へと繋がります。
このように、変革を遂げる企業が増えていくことで、日本市場が活性化され、日本の資本市場全体、ひいては「日本の未来」にとっての良い循環を生み出していくことができると考えています。

- マネックス・アセットマネジメント・・・当ファンドの運用会社。
- カタリスト投資顧問・・・当ファンドのマザーファンドに助言する投資助言会社。投資先の候補となる企業の選定や企業との対話を行う。
※上記は、例示をもって理解を深めていただくことを目的とした概念図です。
(出所)マネックス・アセットマネジメント株式会社提供資料
マネックス・アクティビスト・ファンド(愛称:日本の未来)
- 個別企業の分析を重視したボトム・アップ手法による銘柄選択により比較的少数の銘柄に投資します。
- 対象企業に対しては、目的を持ったエンゲージメント(対話)や提案を行い、企業価値と株主価値の中長期的な向上を目指します。
- マザーファンドは、カタリスト投資顧問株式会社より投資に関する助言を受けて運用します。
詳細・お申込みはこちらから
個人投資家のみなさまからのご意見募集フォーム
マネックス証券はMAFの活動の一環として、個人投資家のみなさまからのご意見募集フォームを設置しています。個人投資家の皆様のお声を日本を背負う企業に届けてみませんか?
MAFおすすめの購入方法
中長期的に運用成果をあげていくことを目指すMAFはコツコツとつみたてで購入することをおすすめします。MAFと一緒に日本企業の成長を後押ししませんか?
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