米国株信用取引についてご説明いたします。
信用取引とは、証券会社に担保を差し入れることで、お金や株式を借り入れて手元の資金以上の大きな取引が可能となる取引です。
国内株式信用取引には、証券取引所のルールによって返済の期限や品貸料の金額 が決められている「制度信用取引」と、金利や返済期限などを証券会社がお客さまとの合意に基づき、自由に決められる「一般信用取引」があります。
一方で、米国株信用取引は、アメリカ合衆国の適格外国金融商品市場に上場している米国株券等が対象となるため、制度上「外国株信用取引」となります。
お客さまと当社との間で金利や返済期間を自由に決定することができるため、国内信用取引で言うところ「一般信用取引」と同様の考え方となります。
お取引の通貨は国内株式信用取引とは異なり、「米ドル」でのお取引となります。
米国株信用取引では、お客様が買付に必要な資金を証券会社から借りて株式を購入する「信用買い」と、売付けに必要な株式を証券会社から借りて株式を売却する「信用売り(空売り)」の2つがあります。
※当社では、「信用買い」サービスをご提供しており、「売建て」サービスはご提供に向けて準備中です。
信用買いの場合、証券会社からお金を借りて株式を買っているため、必ずお金を返す(返済する)必要があります。
国内信用取引と同様、決済の方法として、「反対売買による返済」と「現引(げんびき)による決済」のどちらかを選択することができます。
建玉の反対売買(売却)を行い返済する方法です。
売却金額 - 買建て金額 = 損益
買付代金相当額を支払うことで返済し、現物株を受け取る方法です。
買建て金額 → 現物株
1取引あたり
買建て | |
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米国株信用取引手数料 (新規建ておよび返済時) |
約定金額の0.3%(税込:0.33%) |
最低:0米ドル | |
上限:15米ドル(税込:16.5米ドル) | |
現地取引費用 | SECfee等
詳細はこちら |
現引 | 無料 |
米国株式 | 国内株式 | |
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信用種類 | 外国株式信用取引(無期限) | 制度信用取引 一般信用取引(無期限) 一般信用取引(短期) |
決済方法 | 外貨決済 円貨決済(現引のみ可) |
円貨決済 |
最終委託保証金 | 最低2,900米ドル超
※30万円相当の米ドル額に対して最大115%とする設定を基準として、為替動向を見ながら当社判断で変更することがあります。 |
最低30万円超 |
委託保証金率 | 50% | 30% |
最低委託保証金率(追証) | 30% | 20% |
信用金利 | 6.3%
※今後の米国の金利市場の動向等を受けて変更される場合があります。 |
制度信用 年利 2.80% 一般信用 (無期限)年利 3.47% (1D)年利 1.80% |
保証金現金 | 米ドル | 日本円 |
代用有価証券 | 米国株式、ETF等 | 国内株式、ETF等 |
手数料(税込) | 約定金額の0.33% 0米ドル~最高15米ドル(税込:16.5米ドル) |
約定金額ごとに異なります。 詳しくはこちらからご確認ください。 |
諸費用 | SECfee(約定代金1米ドルにつき0.0000278米ドル(小数点以下第3位切上げ、最低0.01米ドル) | 貸株料、名義貸料、逆日歩、事務管理費 |
米国株取引をはじめるには
米国株取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。
米国株取引をはじめるには
外国株取引口座をお持ちでないお客様は、まず、外国株取引口座をお申込みください。開設後は、外国株取引口座情報へのアクセスや米国株取引画面へのログインができます。