世界最大の株式市場、米国市場。トランプ政権誕生後も、成長を続ける米国市場に注目が集まっています。ここでは、日本株よりも今後の期待が持てそうな米国株市場の魅力をお伝えいたします。
1970年以降のNYダウと日経平均株価の株価を比較したのが図1です。これを見ると、米国株と日本株との成長の差が一目瞭然です。米国株は、2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックなど下落局面での値下がりは大きいですが、時間をかけて株価を取り戻し、長期的に見ると右肩上がりの成長を続けています。一方で、日本株は1989年のバブル絶頂期に40,000円手前を記録して以降は、株価の上昇が限られてきました。
図表1 ダウ工業株30種平均(NYダウ)と日経平均株価の比較(1970年1月~2018年12月)
(出所:マネックス証券作成)
米国株は日本株と比較して高配当の銘柄が多く存在します。NYダウと日経平均の予想配当利回りを比べても、その差は大きいことがわかります。米国企業は、株主還元を重視した経営方針のため、日本企業のような株主優待制度はありませんが、現金で株主に還元しています。
また日本企業の年2回配当とは違って、四半期ごとに配当を行う企業が多いので、米国株の方が資金効率も比較的良くなります。
※配当金は企業の業績等により支払われない場合や支払回数は変わる可能性があります。
採用銘柄例(時価総額上位)
マイクロソフト、アップル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、エクソン・モービル
採用銘柄例(時価総額上位)
トヨタ自動車、NTTドコモ、NTT、ソフトバンクグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ
(出所:ブルームバーグ 2019年1月30日時点)
米国株と日本株との大きな違いの一つに、購入単元の違いがあります。
日本株には、単元株制度があるため、銘柄ごとに100株単位や1000株単位で取引する必要があります。そのため、株式を購入の際には、相応の資金が必要となります。しかし、米国株の場合には、すべての上場株式・ETFを1株単位で購入することができるので、少ない資金でも投資を始めることが可能です。
図表2「S&P500」指数採用企業の時価総額上位10社
順位 | 銘柄名(ティッカー) | 株価(ドル) | 最低購入金額(円) | 時価総額(兆円) |
---|---|---|---|---|
1位 | アマゾン(AMZN) | 1626.23 | 178,885円 | 87.5 |
2位 | マイクロソフト(MSFT) | 102.78 | 11,306円 | 86.8 |
3位 | アップル(APPL) | 166.52 | 18,317円 | 86.6 |
4位 | フェイスブック(FB) | 165.71 | 18,228円 | 43.8 |
5位 | ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 134.2 | 14,762円 | 39.6 |
6位 | JPモルガン・チェース(JPM) | 103.88 | 11,427円 | 37.4 |
7位 | アルファベット(GOOGL) | 1118.62 | 123,048円 | 36.8 |
8位 | エクソン・モービル(XOM) | 75.92 | 8,351円 | 35.4 |
9位 | バンク・オブ・アメリカ(BAC) | 28.38 | 3,122円 | 30.2 |
10位 | ウォールマート・ストアズ(WMT) | 93.86 | 10,325円 | 30.0 |
※株価・最低購入金額・時価総額は、2019年2月2日(現地時間)終値ベース、米ドル/円レート=110円として計算しています。また、最低購入金額には手数料等の諸経費を含んでいません。
上図でご紹介した銘柄は、米国の代表的な株価指数である「S&P500」指数採用企業の時価総額上位10社です。日本株で時価総額No.1といえば、トヨタ自動車の約21兆円ですので、トヨタ自動車以上の企業がこれだけ多く存在することで、米国市場の大きさをご想像いただけると思います。
米国株投資を初めて行ったお客様が取引している銘柄をご紹介いたします。
マネックス証券にて外国株取引口座を開設したお客様が、同期間で初めて購入した銘柄のうち、取引口座数の上位10銘柄です。
上位の銘柄の多くは、アマゾン、アップル、コカ・コーラなど私たちの生活の中でその製品・サービスが提供されている身近な企業や、AT&T、プロクター・アンド・ギャンブルのようなビジネス基盤が堅い高配当の企業を選択する傾向があるようです。
図表3
順位 | 銘柄名(ティッカー) | 株価(ドル) |
---|---|---|
1位 | アマゾン(AMZN) | 1,593.88 |
2位 | アップル(AAPL) | 154.68 |
3位 | AT&T(T) | 30.70 |
4位 | エヌビディア(NVDA) | 131.60 |
5位 | プロクター・アンド・ギャンブル(PG) | 93.54 |
6位 | マイクロソフト(MSFT) | 102.94 |
7位 | ビザ(V) | 135.00 |
8位 | コカ・コーラ(KO) | 47.40 |
9位 | ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ) | 130.33 |
10位 | フェイスブック(FB) | 144.19 |
※2018年1月~2018年12月の間に、マネックス証券にて外国株取引口座を開設し、初めて取引(買付)を行った日の取引(買付)銘柄を対象に集計。株価は2019年1月29日時点(現地時間)終値ベース。出所:マネックス証券作成
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①資金振替(円資金の移動)
②為替振替(円を米ドルへ交換)、もしくは円貨資金の連携指示が必要です。
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<リスク>
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