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つなぎ売りを活用しリスクを抑えながら株主優待を獲得しよう

株主優待がある銘柄が、権利落ち日に一時的に株価が大きく下落する場合があります。
株主優待は欲しいけれど、一時的な下落リスクが気になるというお客様も多いかもしれません。
このリスクを抑えるために、信用取引を活用する方法があります。
現物取引の買いと信用取引の売りを併用する「つなぎ売り」です。

つなぎ売りとは?

つなぎ売りとは、同一銘柄を現物で保有し、信用取引で新規売建することを言います。現物株式を保有して株主優待の権利を得ながら、株価が下がると利益が出る信用取引の売りを行うことで株価の下落リスクを抑えることができます。

現物株の保有で株主優待の権利を獲得、信用取引の新規売建で株価の下落リスクを軽減。現物買いの場合:-30円×100株=-3,000円の損失。信用新規売りの場合:+30円×100株=3,000円の利益。利益と損失が相殺される。

売買手数料や諸経費は考慮していません。

つなぎ売りの3ステップ

つなぎ売りイメージ:1権利付き最終売買日までに現物買い。2同一銘柄、同一株数を信用新規売建(つなぎ売り)、3現渡による決済。

STEP1 現物買い

権利付最終売買日までに現物買いをします。(すでに現物株式を保有している場合は不要です。)

現渡には旧NISA、NISA成長投資枠で保有されている株式はお使いいただけません。

STEP2 信用新規売建て

STEP1の約定後、同じ銘柄を同じ株数信用取引の「新規売建」を発注します。
逆日歩が発生せずにお取引ができる一般信用取引の「短期信用」がオススメです。

株主優待の取得にはぜひ活用したい「短期信用」

STEP3 現渡による決済

権利付最終売買日の17時頃以降、保有している現物株で「現渡(げんわたし)」をして信用取引の売り建玉を決済します。

現渡には旧NISA、NISA成長投資枠で保有されている株式はお使いいただけません

現渡について

つなぎ売りのスケジュールの一例

信用取引には制度信用取引・一般信用取引がありますが、つなぎ売りには逆日歩が発生せずにお取引ができる一般信用取引の「短期信用」がオススメです。
「短期信用」は、返済期間が15営業日の信用取引です。
以下では「短期信用」を利用したつなぎ売りのスケジュールの一例をご紹介します。(月末が権利確定日の銘柄の場合)

権利確定日が月末とは異なる銘柄もございます。その場合、権利付最終日も異なりますのでご注意ください。

つなぎ売り開始:

一般信用「短期」を利用した場合のつなぎ売りが開始できる日です。この日から権利付最終日までに現物株と信用売りを保有します。

権利付最終日:

17時頃以降に保有している現物買いで「現渡」をして信用取引の売り建玉を決済します。

つなぎ売りのコスト

  • 現物株式の取引手数料(買い)
  • 信用取引の取引手数料(新規建てのみ。現渡の場合取引手数料は発生しません)
  • 貸株料
  • 逆日歩(一般信用の場合は発生しません)

配当金が支払われる銘柄をつなぎ売りしている場合、配当金支払い時期に税金が源泉徴収された後の金額の授受が必要です。具体的には、現物買いは配当金を受取り、信用売りは配当相当額を支払います。
現物の配当金は源泉税(20.315%)が差し引かれた金額を受取り、一般信用売建玉については配当落ち調整金(配当金の100%)をお支払いいただくため、配当金の約20%の差額をお客様にご負担いただくことになります。

信用取引の費用について

逆日歩に注意しよう!

信用取引で新規売りをするときは、逆日歩に注意する必要があります。
逆日歩とは、制度信用取引において、貸株残高が増加し(信用売りが増える)、証券金融会社(証券会社が株や資金を調達する会社)において株不足となり、不足した株式等を機関投資家等から調達するために費用がかかった際に発生します。その時に発生した費用が品貸料(逆日歩)となります。
逆日歩の金額は、証券金融会社が株式を調達する際に行う入札によって後から決まります。そのため、事前には金額が分かりません。
せっかく、「つなぎ売り」で株価の下落による損失を相殺しても、逆日歩が発生することにより、思わぬコストがかかってしまう可能性があるのです。

短期信用なら逆日歩コストなしで売建てが可能

短期信用をはじめとする一般信用取引では、証券金融会社を利用せず株券を調達いたしますので、「逆日歩」のコストがかかりません。

区分:逆日歩(品賃料)。制度信用:市場動向により支払う場合あり。短期信用:0円。

ログインして
「短期信用」対象銘柄を確認する

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つなぎ売りは信用取引口座の開設が必要です

マネックス証券でつなぎ売りを行うには、信用取引口座の開設が必要です。マネックス証券では、最大10万円まで売買手数料をキャッシュバックする「信用取引デビュー応援プログラム」も用意しています。
ぜひ、信用取引口座の開設をご検討ください(スタート信用では売建て取引、および買建て取引含むワンデイ信用・スペシャル空売りはできません。)。

信用取引をはじめるには

信用取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「信用取引口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。

証券総合取引口座をお持ちでない方

[口座開設・維持費は無料]

証券総合取引口座をお持ちの方

信用取引アクティブ派の方にオススメ

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信用取引初心者の方にオススメ

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信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が大きくなる可能性があるため、価格の変動等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じることがあります。信用取引を利用するときは、その仕組みをよく知り、お客様自身の判断と責任において行うようお願いいたします。

また、信用取引口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

信用取引をはじめるには

信用取引口座をお持ちでないお客様は、まず、信用取引口座をお申込みください。開設後は、信用取引口座情報へのアクセスや信用取引画面へのログインができます。

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また、信用取引口座の開設には一定の審査がございます。審査の結果によっては開設できない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

国内上場有価証券取引に関する重要事項

<リスク>

国内株式および国内ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「国内株式等」)の売買では、株価等の価格の変動や発行者等の信用状況の悪化等により元本損失が生じるおそれがあります。また、国内ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じるおそれがあります。

<保証金の額または計算方法>

信用取引では、売買代金の30%以上かつ30万円以上の保証金が必要です。信用取引では、元本(保証金)に比べ、取引額が最大3.3倍程度となる可能性があるため、価格、上記各指数等の変動、または発行者の信用状況の悪化等により元本を上回る損失(元本超過損)が生じるおそれがあります。レバレッジ型商品等の一部の銘柄の場合や市場区分、市場の状況等により、30%を上回る委託保証金が必要な場合があります。

<手数料等>

国内株式等のインターネット売買手数料は、「取引毎手数料」の場合、約定金額3,000万円以下のときは、最大921円(税込:1,013円)、約定金額3,000万円超のときは、973円(税込:1,070円)かかります。ただし、信用取引では、「取引毎手数料」の場合、約定金額が50万円以下のときは、成行・指値の区分なく最大180円(税込:198円)が、約定金額50万円超のときは、成行・指値の区分なく最大350円(税込:385円)がかかります。また、「一日定額手数料」の場合、一日の約定金額300万円ごとに最大2,500円(税込:2,750円)かかります。約定金額は現物取引と信用取引を合算します。(非課税口座では「取引毎手数料」のみ選択可能ですのでご注意ください。)単元未満株のインターネット売買手数料は、買付時は無料です。売付時は約定金額に対し0.5%(税込:0.55%)(最低手数料48円(税込:52円))を乗じた額がかかります。国内ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。国内株式等の新規公開、公募・売出し、立会外分売では、購入対価をお支払いただきますが、取引手数料はかかりません。IFAコースをご利用のお客様について、IFAを媒介した取引の売買手数料は、1注文の約定金額により異なり、2億円超の約定金額のとき最大手数料345,000円(税込:379,500円)かかります。詳しくは当社ウェブサイトに掲載の「IFAコースの手数料」をご確認ください。
信用取引では、約定したお取引に対し当社が定める手数料がかかる他、信用金利等がかかります。

<その他>

お取引の際は、当社ウェブサイトに掲載の「契約締結前交付書面」「上場有価証券等書面」「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」を必ずお読みください。