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米国ETFでほったらかし投資 年間配当250万目指す!

米国ETFでほったらかし投資 年間配当250万目指す!

米国株投資ブログ「アメリカ株でアーリーリタイヤを目指す」を運営し、2027年に500万円のキャッシュフローの確保を目指す、有名米国株投資ブロガーのはちどうきゅうどうさんこと、はちどうさんにお話を伺いました。

米国株ETFのほったらかし投資で年間配当250万を目指す方法とは?
初心者の方も必見!誰でもできる、米国株投資などについて詳細に語っていただきました。
米国株投資に興味がある方、必読の内容です。

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米国株投資ブロガー

はちどう 氏

ハンドルネーム「はちどうきゅうどう」、略して「はちどう」。
米国株投資や不労所得により、アーリーリタイアが可能だと証明するブログ 「アメリカ株でアーリーリタイヤを目指す」を運営。金融資産はETF(上場投資信託)を活用したシーゲル流ポートフォリオ。外資系製薬会社に勤務し、2027年に税引き後で500万円のキャッシュフローを確保するために、金融資産から250万円、実物資産から250万円の所得を目標とする。

ブログ:アメリカ株でアーリーリタイヤを目指す

ツイッター:@8do9do

米国株投資きっかけは、いつでも、誰でも、目の前にある?

投資のきっかけ

  1. 「金持ち父さん貧乏父さん」という本の影響
  2. 先輩からの助言
  3. 社会保険料増加による手取り給料の減少

ー投資に至るきっかけを教えてください。

きっかけはシンプルで、① 本の影響だったり、② 先輩から言われたからだったり、③ 給料の手取りが下がっていくと気が付いた時などと、ごく普通の日常生活で感じることがきっかけで、資金運用をしていくことに興味がわいてきました。

はじめに不動産投資をしていました。そして配当金ねらいで、日本株投資をはじめました。

ーではどのタイミングで米国株投資にシフトチェンジしていったのですか?

きっかけになったのは、アメリカの大手通信企業であるAT&Tでした。AT&Tが、当時31~32年ぐらい連続増配で、配当利回りが5%以上あるというのを見ました。例えば1000万円を不動産投資の頭金にするのではなく、AT&Tを買ったら、5%も配当金をもらえるし、配当金額も上がっていることに気が付きました。他にもたくさんあり、P&Gやコカコーラもそうでした。25年以上増配の銘柄が、当時100銘柄以上あった記憶があります。

ーなぜ、日本株には目を向けなかったのですか?

日本では、当時、花王の連続増配年数が20年行くかいかないかでした。そのように、日本とアメリカでは、株主に対する配当金への取り組みが全然違うというのを見て気付いたのです。

また、私が中学校受験をしたとき、当時はまだ日本経済が絶好調のときでした。学校では、日本は世界第2位の経済大国だと習っていたのに、バブルが崩壊してアメリカと貿易摩擦が起きるなど、全体的に日本経済は右肩上がりではないということを、学生時代を通じて感じさせられました。そのため、経済が鈍化している、または成長していない日本に投資するより、経済が成長し続けているアメリカに投資するべきだなと思いました。

日本にいながら米国株投資ができるなんてお得×お得?

ーはちどうさんは外資系製薬会社にお勤めとのことですが、外資と日本の企業の違いとはなんでしょうか?

●日本企業
1人当たりの責任があまりないのでは?と感じてしまいます。会議を行っても参加者に権限がないので、会社に持ち帰って、最終的には意思決定者が決めなければなりません。また、社内での交渉が大変で、稟議や書類を作らなければ、意見を通しづらいと感じることがあります。一方、簡単にはクビにはならないので、雇用と生活がとても安定します。

●外資
外資系企業は、意思決定権を持つものが会議に参加してきて、その場で判断することが多いと感じます。そのため、意思決定もスピーディで、物事を早く進めることができます。もちろんプロジェクトで成果を出せなかったら、プロジェクトを外されるか、もう会社にいないですから(笑)それくらい1人当たりの責任が大きいのが外資の特徴だと思います。

【まとめると】

日本からアメリカに投資をするのはすごくいい環境だと思います。
常に(給与という)キャッシュフローがずっと安定している日本にいながら熾烈な競争をしてくれているアメリカに投資をできるから、アメリカ人がアメリカに投資をするよりも、日本人がアメリカに投資するほうが有利な投資環境にあると思いますよ!

米国株投資初めての方必見!はちどうさんの投資方法とは?

はちどうさん目標

ー投資をするにあたって目標やゴールなどは定めていますか?

我が家の一昨年の家計支出が年間500万円だったのですが、その支出を投資で賄いたいと思っています。そのため250万円を実物資産、250万円を金融資産からそれぞれ収入を得たいと考えているので、2027年に、受取配当金を年間250万円にすることを目標としています。

ー米国株取引時に確認している指標や情報等はありますか?

確認している指標やIR、決算書等はないですね。(読めないという前提に立っているため(笑))
でもニュースやレポートをまとめたSeeking Alpha(シーキングアルファ)というアプリはよく活用していますよ。

ー今は、どのような投資方針で米国株投資をされているのでしょうか?

「株式投資の未来」の著書で有名なジェレミー・シーゲル流を基本としています。ETF(上場投資信託)への投資ですが、ETFでのインデックス投資に半分、それ以外は高配当株や、生活必需品やオイル、製薬といったセクター(業種)、あとはグローバルといったポートフォリオです。その割合のバランスが悪くなってきたら増やそうかなという形です。でも基本的には配当が欲しいので、配当銘柄に投資をします。

ジェレミー・シーゲル流のポートフォリオイメージ

株式投資において、心に余裕を持ち続ける秘訣とは?

ーこれまでに投資した中で、一番の失敗経験はなんでしょうか?

特にはないですね。というのも、リーマンショックのときは、株式投資はほとんどしていませんでした。インカムゲインは不動産から得ていましたし、リーマンショック時においては、製薬会社で働いていると、経済がどうだとかあまり関係なかったのです。製薬会社は、護送船団ではないですが、経済状況よりは自社製品のパテント(特許)が切れるか切れないかとか、そういったことに業績の影響を受けます。そのため、働いていると経済状況は大きくは関係なく、不動産投資をしているとインカムゲインはリーマンショックに関係なく家賃が入ってきた、という自分の体験があります。ですから本業を疎かにせず、家計が黒字になっていることが大前提だと考えています。

ーリーマンショックのときに今と同じ額ぐらい投資をしていたと仮定すると、どうなると思いますか?

評価額が半分ぐらいになってしまって、もう投資なんかしていられないと思うと思います。もちろん人間、心が弱いですからね。ですので、それよりは、配当金のほうに目を向けてということなら続けやすいのかなと思って、自分を納得させています。

ー値上がり益(キャピタルゲイン)より配当金に注目するということですか?

投資収益は、値上がり益と配当金がメインですが、株価の値上がりを狙う人が多いですよね。そうでないとなかなか増えないですからね。配当金だけに目を付けてトータルリターンが下がってしまうというのは、資産を増やすという意味では多分マイナスの行動だと思います。

ただ一方で、資産を増やすためには長く投資をしていなければなりません。キャピタルゲインが得られないこともあります。キャピタルゲインでドンドンドーンと増やすのはいいですが、それができないで退場(投資をやめる)してしまって、結局増えませんでしたというリスクを、自分の中では優先順位を高く置いているので、それは排除しようということです。

結果的にはアマゾンといった銘柄に投資をしてたほうが、もちろん儲かっているけど、そこで失敗して損して、含み損を抱えて投資をやめていたらそのほうが損だと思います。だからETF投資や配当投資は超儲かるわけではないですが、着実に資産を増やしていく方法を私は選びました。

そのため、わたしは心の余裕のためにも、配当金に目を向けて資産を増やしていくという手法をとるようになりました。

はちどうさんの米国株ポートフォリオをのぞき見!

米国ETFの内訳

ティッカー 名称(連動指数)
QQQ インベスコ QQQトラストシリーズ1
(ナスダック100指数)
VYM バンガード・米国高配当株式ETF
(FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス)
DIA SPDR ダウジョーンズインダストリアルアベレージ
(ダウジョーンズ工業株価平均)
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
(CRSP USトータル・マーケット・インデックス)
HDV iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
(モーニングスター配当フォーカス指数)
VIG バンガード・米国増配株式ETF
(NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス)
SPYD SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
(S&P 500 高配当指数)
VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
(FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス)

内訳

米国個別銘柄の内訳

ティッカー 名称
MO アルトリア・グループ
ABBV アッヴィ
JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン
BTI ブリティッシュアメリカンタバコ
UNH ユナイテッドヘルス・グループ
BMY ブリストル・マイヤーズ

内訳

ーシーゲル流ポートフォリオとは異なり、ややETFの方が多いようですが、それはなぜですか?

ETFはそもそも個別銘柄の集まりであるため、四半期ごとの分配金が安定しにくいのです。一方、個別銘柄の連続増配株の場合は、比較的安定的に四半期配当が行われるので、受取金額の振れ幅を少なくする緩衝材的なイメージがあります。そのため、個別銘柄への比重を2~3割程度に抑えておくことで心の余裕を保っています。(笑)

米国株投資初心者へのメッセージ

ーはちどうさんのブログの質問コーナーにはどんなものがよせられますか?

米国株に関連した最近のものでは、相談というより意見が多いですね。私は米国株にこう思って米国株を始めました、ですとか、日本株よりいいと思いますが、どう思いますか、などですね。

ー米国株投資に対して、背中を押してほしいといった意見が多いということでしょうか。

そんな感じですね。50代の方からは、日本株をしていたけれどもあまり良くないから米国株をしようと思いますが、どう思いますか?といった声がありました。最近届いたものですと、(日本の製薬会社である)◯◯は、だだ下がりですが、キイトルーダという薬を販売しているメルクの方が業績がいいから、メルクを買いましたがどう思いますか、などです。マニアックな質問のほうが多いかもしれないです。

ーそのような、これから米国株を始めたいと思っている初心者の方におすすめするETFを教えていただけますか。

はちどうさん一押し米国ETF

ティッカー 名称(連動指数) 投資対象
VOO バンガード・S&P500ETF
(S&P500)
米国
(S&P500)
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
(CRSP USトータル・マーケット・インデックス)
米国
(ほぼすべての上場銘柄)
IVV iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
(S&P500)
米国
(S&P500)
VYM バンガード・米国高配当株式ETF
(FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス)
米国
(高配当銘柄)
SPYD SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
(S&P 500 高配当指数)
米国
(高配当銘柄)

(2019年7月1日時点、マネックス証券作成)

確か以前に調べた時、日本は時価総額が1兆円ある会社は多分100社ぐらいですが、アメリカは700社です。単純に7倍もあり、信じられないという思いです。この20年でものすごく差がついてしまって、日本とは追い付けない差がつきましたね。そのため、まずは全体的に成長しているアメリカ全体に投資するETFで良いのではないかと思います。

ー最後に米国株への一歩を踏み出せずにいる方へのメッセージをお願いします。

米国株は、世界株式市場の中で最大のシェアを誇っています。極論をいえば日本人以外はみんな米国株にしているんだよと伝えたいですね。日本人は特に、みんなが同じことをしていると前に進むので、もうそれでいいのかなと思います。

『赤信号、みんなで渡れば怖くない』ではないですが、周りに流されやすい日本人というところがありますよね。だからこそ、日本人以外は、世界ではみんなしているんだよね、日本もこれからもっともっと米国株投資に注目が集まってくるよ、といいたいですね。

世界標準の資産運用ができる米国株投資。選択肢のひとつとして、まずは一歩を踏み出してみるといいですね。

マネックス担当者から一言

日本株投資と比べるなんだかなじみがない米国株投資。はちどうさんもおしゃっていた通り、興味があるけど踏み切れない人、周りがやってないから自分も踏み出せない人 が多いようですね。

マネックス証券では、2019年7月8日(月)現地約定分より米国株の最低取引手数料(税抜)を5米ドルから0.1米ドル(10セント)へ引き下げしましたが、7月22日(月)米国現地約定分からは、最低取引手数料を0米ドル(無料)へ更に引き下げいたします!
これにより、配当金を再投資するにあたって、少額でも投資がしやすい環境が整いました。はちどうさんのように、連続増配・高配当銘柄を選別して、米国株を始めてみてはいかがでしょうか?

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米国株のお取引を始めるには、外国株取引口座を開設後、
①資金振替(円資金の移動)
②為替振替(円を米ドルへ交換)、もしくは円貨資金の連携指示が必要です。

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米国(アメリカ)株 円貨決済

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米国株取引は、マネックス証券の「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つの口座を開設すると、ご利用いただけます。もちろんどちらも口座開設・維持費は無料です。

2020年3月16日以降に証券総合口座を開設された場合は、外国株取引口座が開設されています。(一部のお客様を除く)

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米国株式および米国ETF、REIT、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等(以下「米国株式等」)の売買では、株価等の価格の変動、外国為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化等により、元本損失が生じることがあります。米国ETF等の売買では、裏付けとなっている資産の株式相場、債券相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等(これらの指数を含む。)や評価額の変動により、元本損失が生じることがあります。国外株式等の場合には、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために、元本損失が生じることがあります。なお、外国為替相場の変動により、外貨お預り金の円換算価値が下がり、円ベースでの元本損失が生じることがあります。

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米国株式等の委託取引では、約定金額に対し0.45%(税込:0.495%)(上限20米ドル(税込:22米ドル))の国内取引手数料がかかります。IFAを媒介した取引の取引手数料は、1注文の約定金額により異なり、最大14,000米ドル(税込:15,400米ドル)かかります。取引手数料のほか売却時のみ現地取引費用がかかります。現地取引費用は、市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、その金額等および手数料等の合計額等をあらかじめ表示することはできません。店頭取引では取引手数料はかかりませんが、取引価格は当社が直近の米国金融商品取引所の終値等をベースとして合理的に算出した基準となる価格に、概ね1.5%(最大5.0%)のスプレッドを加減して決定し、IFAを媒介した取引の場合は、概ね2.2%(最大5.7%)のスプレッドを加減して決定いたします。米国ETF等の売買では、保有期間に応じて信託報酬その他手数料がかかることがあります。円貨お預り金と外貨お預り金の交換時に所定の為替手数料がかかります。

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